
こちらは、11月23日に、東京駅の新幹線ホームの21番線で撮影した、E5系(はやぶさ型車両)の最新増備車であるU37編成+E6系(こまち型車両)のZ18編成による回送列車で、新青森発のはやぶさ58号の折返しだと思われます。
はやぶさ58号は、仙台 15時57分発東京行き(途中、大宮、上野駅に停車)の仙台はやぶさであり、時期によって新青森発となる場合があります。
E6系が連結されているはやぶさ号でもあり、はやぶさ58号が臨時に新青森始発となった場合は、E6系(秋田始発のこまち58号となる場合あり)が盛岡から増結されることになります。
この日は、新青森始発(仙台までは、途中、七戸十和田、八戸、二戸、盛岡駅に停車)となっていたので、E6系もはやぶさ58号という違和感のある状態でありました。
E6系によるはやぶさ号は、E3系によるはやて号が運転されていた時と同様に違和感があるし。
E6系によるはやぶさ号(E5系と併結)は、はやぶさ51,101,105,58,102,108号が該当するけど、101,105,102,108号に関しては、東京~盛岡間の運転(盛岡はやぶさ、仙台~盛岡間各駅に停車)となります。
仙台~盛岡間各駅に停車のはやぶさ号でも、E2系による盛岡発着のはやて号(盛岡はやて)と同様に、全車指定席(全席指定)となるので、仙台~盛岡間で自由席に乗るなら、盛岡発着のやまびこ号(盛岡やまびこ)に乗ることになるし。
E657系による常磐線特急(ひたち、ときわ号)のスワローサービスによる全席指定化されたように、JR東日本が自由席よりも指定席重視の会社となっていることが分かります。
中央線特急で、12月23日にデビュー予定のE353系に統一された暁には、常磐線特急のように全席指定化されることが予想されているし。
2002(平成14)年12月1日に、東北新幹線が八戸まで延長され、はやて号(速達やまびこ号から変更)とこまち号が全席指定化されていた時から指定席重視の方針が打ち出されていました。
あれから明日(12月1日)で15年経つので、早いもんだなと思いました。
自分(しゃもじ)は、八戸~新青森間には未だ乗ったことがない状態であるけど、北海道新幹線と同様に、乗れる機会がないのが残念であります。
今から15年前の今日(11月30日)は、上野駅で寝台特急はくつる号(上野~青森間を東北本線経由で結んでいた列車)の最後を見届けていました。
上野と青森を結ぶ寝台特急は、羽越本線、奥羽本線経由のあけぼの号もあったけど、2014(平成26)年3月15日に臨時列車に格下げされ、翌年の2015(平成27)年1月4日の上野発をもって完全に廃止されていたので思い出となってしまいました。
E5系のU37編成は、今年9月に川崎重工業(Kawasaki)で製造された編成であり、これが導入されたことによって、E2系のJ74編成が上越新幹線に回され、玉突きでE4系MaxのP4編成が置き換えられていました。
こちらは、10月21日に新幹線総合車両センター(宮城県宮城郡利府町)で行われていた、新幹線車両基地まつり2017で、E2系のJ70編成、E4系MaxのP7編成と共に展示されていたし。
E2系のうち、J70番台の6編成は、2010(平成22)年12月4日の新青森開業に伴う増備車として導入された車両であり、フルカラー式の大型の側面案内表示の採用、座席へのコンセントの取付け等により変化しています。
当時新青森開業用の増備車がE5系ではなくE2系となった理由は、E5系の営業運転開始前で試運転ね段階であったからであるし。
新青森開業の時はE2系によるはやて号が当たり前となっていたけど、翌年の2011(平成23)年3月5日からは、E5系によるはやぶさ号に順次置き換えられ、2013(平成25)年3月16日には、新青森駅に乗り入れる定期列車がE5系によるはやぶさ号に統一されていました。
現在でもE2系が臨時はやて号として新青森に乗り入れてくることもあります。
E2系で最も若いJ70番台の編成のうち、J71,74,75編成が新潟新幹線車両センター(上越新幹線)に回されていたけど、他のJ70番台の編成も上越新幹線に回されると思われます。
現在廃車が進められている初期型E2系(0番台)のJ8,11~15編成(8両編成並びに長野新幹線に乗り入れていた時の面影のある編成)も新潟新幹線車両センター(上越新幹線)所属であり、こちらもE4系Maxと同様に撮影しておく必要があります。
E5系やH5系は、在来線との共用区間である青函トンネルでの下り勾配対策により、抑速ブレーキが取り付けられている状態であり、E5系のU29編成以降とH5系は新製時から、U28編成以前は後から追加で取り付けられています。
E5系はやぶさ号の最高速度は、2011年3月5日当時は山陽新幹線(新大阪~博多間)と同様の300Km/hであったけど、2013年3月16日には、はやぶさ号の単独列車の一部で320Km/hに引き上げられていました。
翌年の2014年3月15日には、E6系こまち号を含めた全てのはやぶさ号が320Km/h運転となったことで現在に至っています。
1987(昭和62)年4月1日に国鉄からJR東日本となった当時は、200系による240Km/hが最高だったけど、現在はそれよりも80Km/h速い320Km/h運転となったことで時代の流れを感じています。
東北新幹線で240Km/h運転が行われるようになったのは、1985(昭和60)年3月14日の上野までの開業の時からであるけど、上越新幹線での240Km/h運転開始は、JRグループ初のダイヤ改正であった1988(昭和63)年3月13日(青函トンネルの開業日と同じ日)のことであります。
それ以前は、初期の頃の東海道・山陽新幹線と同様に210Km/h運転となっていたし。
1999(平成11)年4月まで活躍していた200系のG編成(8両編成)は、240Km/h対応に改造されていなかった為に210Km/hのままとなっていました。
E5系は、2012(平成24)年に、東北・上越新幹線系統の車両として初めてのブルーリボン賞受賞車であり、それが北陸新幹線用で、上越新幹線にも導入される予定のE7系にも受け継がれています。
E5系のクリーム色系の内装もお気にいりのポイントであり、北海道へと向かう列車にも適していると思います。
このように、東京駅の新幹線ホームで、E5系のU37編成を良い感じで撮影することが出来て良かったです。