
続いては、11月19日に、東武鉄道の南栗橋車両管区で行われた東武ファンフェスタ2017の車両撮影会で展示されていた、東武アーバンパークライン(野田線)の60000系のトップナンバーである61601Fです。
東武60000系は、2013(平成25)年6月15日(千葉県民の日)にデビューした東武アーバンパークライン(野田線)専用の車両であり、これまで他の路線からのお下がりばかりで新車とは縁が無かった野田線に導入された新車として話題になっていました。
こちらは、野田線の変電所が改良されたことにより、回生ブレーキ付きの車両の乗り入れが解禁となったことで実現したものであり、一昨年11月までの間に61618Fまでの18編成が導入され、8000系の初期型が置き換えられていました。
10030系がファミマカラーとなって東武アーバンパークライン(野田線)に進出していたこともやはり、回生ブレーキ付きの車両の乗り入れ解禁によって実現していたのであります。
60000系の東武ファンフェスタでの車両撮影会での展示は、2013年12月1日が最初であり、当時は61601Fが展示されていました。
2014(平成26)年12月7日は、61607F、一昨年12月6日は、導入されたばかりの61617Fが展示されていたけど、一昨年は欠席してしまったのが残念でありました。
昨年12月4日は、車両撮影会に展示されたかった代わりに、61617Fが休憩用車両として展示されていたのであります。
60000系を東武ファンフェスタの車両撮影会で撮影したのは、2014年以来3年ぶりとなりました。
東武アーバンパークラインでは、昨年3月26日から大宮~春日部間で急行運転が行われるようになったことに伴い、種別表示が新設されるようになったけど、これまでの間は、行先のみ表示されていました。
2013年と2014年は、60000系が東武ファンフェスタ号に使われ、2013年は、北千住、2014年は北館林荷扱所(渡瀬北留置線)に入線していたので、普段見ることの出来ない貴重なシーンを見ることが出来たのであります。
東武アーバンパークライン(野田線)の路線
大宮~北大宮~大宮公園~大和田~七里~岩槻~東岩槻~豊春~八木崎~春日部~藤の牛島~南桜井~川間~七光台~清水公園~愛宕(あたご)~野田市~梅郷~運河~江戸川台~初石~流山おおたかの森~豊四季~柏
柏~新柏~増尾~逆井~高柳~六実~新鎌ヶ谷~鎌ヶ谷~馬込沢~塚田~新船橋~船橋
急行は、大宮~柏、船橋間の運転であり、途中岩槻、春日部駅と、春日部より先の各駅に停車しています。
東武アーバンパークラインでは、大宮~柏間と柏~船橋間で系統が分割されているので、ごく一部しかない直通列車(そのうちの大宮~船橋間の1往復は急行運転)を除いてすべての柏駅での乗り換えとなります。
複線区間は、大宮~春日部間、南桜井~川間間の一部、野田市~梅郷間の一部、運河~柏~逆井間、六実~船橋間で、他は単線となっているけど、そのうちの逆井~六実間は、2020年3月を目処に複線化される予定であり、急行運転が運河~柏~船橋間にも拡大されることになります。
特急アーバンパークライナー(平日の夜間のみ500系リバティで運転、2号の大宮→春日部間を除き、アーバンパークライン内では特急料金不要)のアーバンパークライン(野田線)での停車駅、1号と3号の大宮編成、豊春、東岩槻、岩槻、3号の野田市編成、藤の牛島から野田市までの各駅、2号、春日部と春日部駅より先の各駅。
清水公園~梅郷間は、2020年度を目処に高架化される予定であり、愛宕駅と野田市駅が高架化されることになります。
乗換駅
大宮 JR(京浜東北線、JR宇都宮線・高崎線(どちらも一部は上野東京ラインとして東海道線に直通運転)、湘南新宿ライン(横須賀線⇔JR宇都宮線、東海道線⇔高崎線)、埼京線、川越線(高麗川方面へは全て川越駅で乗換)、東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線)、埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)
春日部 東武アーバンパークライン⇔東武スカイツリーライン(伊勢崎線)
流山おおたかの森 つくばエクスプレス線
柏 東武アーバンパークライン相互(大宮、野田市方面⇔船橋方面)、JR(常磐快速線、常磐緩行線)
新鎌ヶ谷 北総鉄道北総線、京成成田空港線(成田スカイアクセス線)、新京成電鉄新京成線
船橋 JR(横須賀・総武快速線、中央・総武緩行線)、京成本線(京成船橋駅)
東武アーバンパークラインの柏駅は、西口(ステーションモール)側にあり、1,2番線が、野田市、大宮方面、3,4番線が船橋方面の乗り場となっています。
流山おおたかの森駅は、2005(平成17)年8月24日の首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線(秋葉原~つくば間)の開業と共に出来た、野田線で一番新しい駅であり、駅前には、流山おおたかの森S・Cがあります。
東武新鎌ヶ谷駅は、1999(平成11)年11月25日に新鎌ヶ谷信号所からの格上げにより出来た駅であり、それに合わせて鎌ヶ谷駅が高架化されていました。
新鎌ヶ谷駅は、1991(平成3)年3月31日に北総開発鉄道北総・公団線(のちの北総鉄道北総線)の京成高砂駅までの延長と共に、信号所からの格上げで開業し、翌年の1992(平成4)年7月8日に新京成線、1999年11月25日に東武野田線の駅がそれぞれ新設されていました。
新京成線では、くぬぎ山~鎌ヶ谷大仏間(北初富、新鎌ヶ谷、初富駅を含む)が高架化される予定であり、今年10月21日には、下り線(京成津田沼、千葉中央方面)が高架化されていました。
上り線は、2019年度中に高架化される予定であり、新鎌ヶ谷のイオン鎌ケ谷ショッピングセンター(旧、ジャスコ)前などの踏切が廃止されることになります。
新鎌ヶ谷駅は、2010(平成22)年7月17日の京成成田空港線(成田スカイアクセス線)の開業により、羽田空港だけでなく、成田空港へも乗換なしで行けるようになっています。
鎌ヶ谷市は、今年の漢字「北」で話題になっていた北海道日本ハムファイターズの二軍の本拠地や練習場であるファイターズスタジアム(日本ハム鎌ケ谷球場)があることで有名であり、それに因んで、東武アーバンパークラインの新鎌ヶ谷駅と鎌ヶ谷駅の発車メロディーが、北海道日本ハムファイターズの応援歌である「ファイターズ讃歌」となっています。
日本ハムファイターズは、2004(平成16)年から北海道札幌市豊平区にある札幌ドームが1軍の本拠地となり、北海道日本ハムファイターズと改名されていたけど、それ以前は、日本ハムファイターズとして、後楽園球場(後楽園スタヂアム)→東京ドームが1軍の本拠地(セ・リーグの読売ジャイアンツ(読売巨人軍)と共用)となっていました。
東京ドーム(後楽園)が日本初のドーム球場として開設されたのは、1988(昭和63)年3月18日のことであり、来年で30周年を迎えることになります。
東京ドームは、ジャニーズカウントダウンライブ(ジャニーズ事務所所属のアーティストたちによる合同カウントダウンライブ)の会場として使われていることで有名であり、フジテレビ系で生中継されています。
今から30年前の1987(昭和62)年は、後楽園スタヂアムが閉鎖された年であり、8月19日に光GENJIが「STAR LIGHT」でデビューし、大ブレイクしていたことで有名でありました。
翌年の1988年3月9日にリリースされた「パラダイス銀河」ては、最大のヒット曲となり、同年末の日本レコード大賞のきっかけとなっていました。
光GENJIは、1994(平成6)年8月に、大沢樹生、佐藤寛之両氏の脱退により、光GENJI SUPER 5となり、翌年の1995(平成7)年9月3日に解散していました。
光GENJIのメンバーだった佐藤寛之氏は、鎌ヶ谷市の出身であります。
元光GENJIの佐藤アツヒロ氏は、内海光司氏と共に現在でもジャニーズ事務所所属であり、ジャニーズカウントダウンライブに出演予定となっています。
ジャニーズ事務所は、男性タレントだけの事務所というイメージが強いけど、1985(昭和60)年のオレンジ・シスターズの解散まで女性タレントも所属していたこともありました。
東武アーバンパークラインでは、一昨年と昨年の師走こと12月の金曜日に、300系(今年4月に全廃となった車両)による浅草→運河間での臨時特急きりふり267号が運転されていたけど、このことが好評であったことから、500系リバティの導入を期に、アーバンパークライナーとして定期化されて、平日の夜に運転されるようになっています。
今年12月28日から、500系リバティによるリバティけごん11,17,28,32号の4往復(浅草~東武日光間でリバティけごん号のみ対象)で、東武商事による車内販売が行われるようになるので、要望が高まっていることが分かります。
今年の東武ファンフェスタでの花上名誉館長さんと渡部史絵さんによるトークショーで、リバティの車内販売のことが話題になっていたので、現実の出来事となりました。
現在大手私鉄の有料特急で車内販売が行われているのは、東武(100系スペーシア)、小田急電鉄(ロマンスカー、小田急レストランシステム)、近畿日本鉄道(近鉄特急、近鉄リテールサービス)であり、東武特急に関しては、500系リバティも加わることになります。
近鉄特急の車内販売は、2002(平成14)年まで近鉄観光によって行われていたけど、業績悪化により一旦休止となり、2006(平成18)年に近鉄リテールサービスにより、伊勢志摩ライナー、翌年の2007(平成19)年にアーバンライナーplusまたはアーバンライナーnextで、土休日に限り車内販売がそれぞれ再開されていました。
JRグループや小田急などの春のダイヤ改正が来年3月17日に決まったという情報が入ってきました。
このことに関しては、今後述べていきたいと思っています。
東武60000系は、青色の顔であり、青空にも似合っているので、70000系との並びと合わせて絵になりました。
この時には、普段見ることの出来ない急行六実の表示で展示されていたけど、上手く撮影出来なかったのが残念でありました。
このように、南栗橋の東武ファンフェスタで、東武アーバンパークライン(野田線)の60000系を良い感じに撮影することが出来て良かったです。