
こちらは、2月3日に京王電鉄相模原線の橋本駅で撮影した、よみうりランドのジュエルミネーションのヘッドマーク付きの9000系の9748Fによる快速本八幡行きです。
よみうりランドのイルミネーションは、宝石がイメージされていることからジュエルミネーションと呼ばれており、その名の通り、宝石みたいな美しさが特徴となっています。
京王では、1971(昭和46)年4月1日に、京王相模原線の京王多摩川~京王よみうりランド間が開業した時からよみうりランドへの輸送が行われており、今シーズン(昨年10月12日から今年2月18日まで)には、よみうりランドに近い京王よみうりランド駅でもイルミネーションが行われているので、盛んに宣伝されていることが分かります。
昨年12月31日に、新宿から橋本まで新5000系の5732Fによる準特急橋本行きに乗った時に京王よみうりランド駅に臨時停車していたのは、11月18日から1月14日までの間の土休日にジュエルミネーション対策により特急や準特急が臨時停車していたからであります。
このヘッドマークは、京王線系統の9748Fと、井の頭線の1783Fに取り付けられているけど、前者は京王線のみならず、都営新宿線乗り入れ列車(K運用)にも使われています。
都営新宿線の本八幡駅は、都営地下鉄の駅で唯一千葉県にあることだけでなく、京王線の電車が千葉県に乗り入れる唯一の駅でもあるのです。
2011(平成23)年に全廃された6000系も、2009(平成21)年まで30番台が千葉県の本八幡駅に乗り入れていました。
都営新宿線乗り入れのK運用(京王9000系30番台による運用)は、夜には京王線新宿駅に乗り入れること(間合い運用)もあるので、京王線新宿駅で、列車番号の表示(例、83K)の入った9000系を見ることも出来ます。
2006(平成18)年から2009年に掛けて導入された9000系の10両固定編成は、新宿駅に乗り入れ、永山~多摩センター間で並走する小田急電鉄の新4000形(地下鉄千代田線乗り入れ対応車)に似ているところがあります。
唐木田(多摩線)発着の千代田線直通列車は、3月16日に廃止されてしまうけど、小田急新4000形の唐木田(多摩線)乗り入れは、3月17日の改正後も継続されます。
小田急でもよみうりランドのジュエルミネーションが宣伝されているので、読売ランド前から小田急バスで行けることがアピールされているので、京王と小田急が新宿~多摩センター間のほか、よみうりランドへのアクセスでも競い合っていることが分かります。
よみうりランドへのアクセスは、1964(昭和39)年の開園当初は小田急だけであったけど、1971年に京王が参入していました。
京王では、井の頭線を含めて沿線イベントが行われる時にヘッドマークが取り付けられていることが定番となっているけど、新5000系にはヘッドマーク受けがないのが残念であります。
橋本駅で並んだ京王8000系(地上線専用車)の8704Fに、京王百草園(もぐさえん、京王電鉄所有の日本庭園)の梅まつりヘッドマークが取り付けられているのはその一環であることが分かります。
橋本駅でヘッドマーク付き電車同士の並びを撮影することが出来たのは奇跡的でありました。
毎年恒例の高尾山の冬そばキャンペーンが行われているけど、今年は残念なことに昨年、一昨年のような定期列車へのヘッドマークの取付けが行われる予定がないです。
このヘッドマークは、2月18日まで取り付けられる予定となっているので、この機会に撮影することが出来て良かったです。