
昨日(2月11日)の11T運用をもって運用離脱されていた都営新宿線の10-000形の最後の1編成だった10-280Fが、大島から若葉台まで93T運用で廃車回送されたことにより、本当の最後を迎えていました。
これにより、1978(昭和53)年12月21日に岩本町~東大島間が開業した時から使われてきた10-000形が全廃され、都営新宿線及び京王線を走る旅客列車が全てVVVF車となったのであります。
京王電鉄所有の旅客用車両は、2012(平成24)年の7000系のVVVF化の完了と共に、井の頭線を含めてVVVF車に統一されていたので、京王電鉄から10-000形や10-300R形を10-300形に置き換えてほしいという要請があったに違いないです。
都営交通の旅客用車両も、都電等を含めてVVVF車に統一されていました。
都営浅草線では、VVVF車でない車両である京成電鉄の3600形や3400形の乗り入れが継続されているので、100%VVVF化された訳ではない状態であります。
10-280Fは、珍しく休日に行われ、さよならヘッドマークの上にFINAL RUNの表示が付いていたというこだわりもあったけど、自分(しゃもじ)が行かれなかったのが残念でありました。
昨日は最後の運転に立ち会うことが出来なかったけど、2月9日に新線新宿から笹塚まで桜上水行きに乗ったのが最後だったので、桜上水行きで締めることが出来たのであります。
その前日の2月8日には、10-280Fで本八幡まで行けたことも思い出となりました。
こちらは近いうちに解体の為に北館林荷扱所(渡瀬北留置線、群馬県館林市)まで陸送されることになるけど、全て保存されずに解体されたら10-000形の全てが解体されてしまうことになります。
10-270Fは、北館林で東武20000系列(日比谷線直通で活躍していた車両)の一部と共に解体されていたので、ベースとなった東武電車の沿線で解体されていました。
京成で廃車となった3600形の3611Fとサハ3601号車とサハ3608号車も、宗吾車両基地から北館林まで陸送されてその場で解体されていたけど、昨年3月20日に最後を迎えていた千葉ニュータウン鉄道の9000形9018F(旧、住都公団2000形2002F)も北館林で解体されていたのであります。
都営10-000形は、1971(昭和46)年に試作車4両が製造され、1978年から1997(平成9)年までの間に量産車が製造されていたけど、1次車から8次車までバリエーションが豊富でありました。
10-280Fよ、ありがとう。20年間お疲れ様でした。
画像は、2月3日に若葉台駅で撮影した10-280Fによる回送列車です。