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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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小田急30000形EXEによるえのしま9号

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こちらは、3月17日に、小田急電鉄の新宿駅の2番線で撮影した、30000形EXEの30257F(6両基本編成の単独、EXE6)による、えのしま9号(片瀬江ノ島行き)です。

えのしま9号は、土休日のみ30000形EXEによって運転されるえのしま号のうちの1本であり、新宿駅の2番線を16時40分に発車し、途中、新百合ヶ丘、相模大野、大和、藤沢に停車してから片瀬江ノ島へと向かうことになります。

平日は、その代わりに、新宿16時40分発のさがみ73号の本厚木行きが、60000形MSEの10両編成(MSE6)によって運転されるけど、改正前に運転されていた平日のえのしま73号と同様に、地下鉄千代田線から直通のメトロホームウェイの前運用となります。

改正前の土休日のえのしま73号は、同じ30000形EXEによって運転されていた、さがみ・えのしま73号であり、新宿 16時50分発で、相模大野駅でのさがみ号とえのしま号の分割が行われていました。

土休日のえのしま号の独立により、4両から6両に増えていたので、1993(平成5)年3月の改正で、江ノ島線の急行が小田原方面と分離されて6両化(現在は10両編成へと進化)されていたことを思い出します。

かつて江ノ島線の急行は、相模大野から片瀬江ノ島までの江ノ島線の区間で4両編成となっていたので、6両化してもらいたいなと強く思っていました。

EXEの小田原・箱根湯本方面と片瀬江ノ島方面の分割は、今回の改正で廃止されたけど、併合のほうは、平日のはこね32号とえのしま32号(改正前のさがみ・えのしま82号から受け継がれた運用)で残されています。

初期の2編成がEXEからEXEαにリニューアルされた時に前面の愛称表示が廃止されていたのは、コスト低減はもちろんのこと、分割運用の廃止を見据えたことであるのも言うまでもないです。

話題の70000形GSEも、前面の愛称表示がないので、走行時には、どの列車に使われているのか分からない状態であります。

平日の新宿16時40分発のロマンスカーは、60000形MSEの10両編成(MSE10)によるさがみ73号(本厚木行き)であり、改正前に運転されていた平日のえのしま73号(片瀬江ノ島行き)と同様に、地下鉄千代田線から直通のメトロホームウェイ号の前運用でもあります。

30000形EXEの貫通スタイルの顔のえのしま号が新宿に乗り入れていたことで、2010(平成22)年1月から2月に掛けて行われていた、7000形LSEと10000形HiSE(2012(平成24)年3月16日まで活躍していた車両)が、台枠の亀裂発見に伴う一斉点検により使えなかった時の代走を思い出しました。

当時は、30000形EXEの一部を6両編成と4両編成に分割させた上で運用され、4両付属編成が単独で新宿まで運転されていたという前代未聞の出来事がありました。

30000形EXEは、1996(平成8)年3月23日にデビューしてから、今日で22年経ちました。

22年前の1996年は、既にEXEα化された初期の2編成(30251+30051Fと30252+30052F)が活躍し、町田駅ではこね号とえのしま号に分かれる運用と、スーパーはこね号を含めた箱根特急の運用(後者は前述の10000形HiSEによる代走が行われた日もあった)に使われていました。

EXEの分割・併合は町田駅で行われていたけど、1998(平成10)年8月22日からは相模大野駅で行われています。

平日のはこね21号は、相模大野で後ろ4両切り離し(その後、片瀬江ノ島発のえのしま32号となる)、土休日のえのしま6号は、相模大野で前の4両(空車)が連結されて10両となるので、30000形の相模大野での分割・併合運用が変化したことが分かります。

60000形MSEは、30000形EXEまたはEXEαと同様に海老名検車区所属(海老名ベースの運用)となっているので、70000形GSEを含めた展望席の付いているロマンスカーが、喜多見検車区所属、展望席の付いていないロマンスカーが、海老名検車区所属に分けられていることが分かります。

オリジナルのEXEの側面表示は、列車表示と行先表示が一体となった明朝体のLED表示であり、当初から片瀬江ノ島行きとフルに表示されています。

かつて片瀬江ノ島行きの表示は、江ノ島と省略されていたので、京急こと京浜急行電鉄で、神奈川新町行きが新町、金沢文庫行きが文庫、金沢八景行きが八景と省略されていたことと同様でありました。

やはり人気の海水浴場である片瀬海岸をアピールする為に片瀬江ノ島と表示されるようになったと思われます。

片瀬江ノ島駅は、1929(昭和4)年4月1日に江ノ島線と共に開業した駅であり、それが出来る前、江ノ電の江ノ島駅が片瀬駅と呼ばれていました。

湘南モノレール江の島線の湘南江の島駅(1946(昭和46)年7月1日開業)は、3ヶ所ある江ノ島エリアの駅で唯一江ノ島ではなく、正式名称の江の島の付く駅となっています。

片瀬海岸や江の島に最も近い駅は、片瀬江ノ島駅であり、1964(昭和39)年10月に開催された東京オリンピック1964でのヨット競技の時に賑わっていました。

再来年(2020年)7月の東京オリンピック2020では、江の島のヨットハーバーがセーリングの会場として使われることが決まっているので、それに合わせて駅舎が改築されることになり、竜宮城を模した駅舎が受け継がれることになります。

江ノ島線では、土休日の新宿~片瀬江ノ島間の快速急行が83本に増発されたけど、その反面、片瀬江ノ島発着の急行が平日朝の上り1本(片瀬江ノ島 5時30分発、相模大野から快速急行)のみとなり、急行片瀬江ノ島行きが全廃されていたのであります。

平日の快速急行片瀬江ノ島行きも廃止されたので、本鵠沼、鵠沼海岸の両駅が各駅停車しか止まらない駅に格下げされ、平日の新宿~片瀬江ノ島間の直通列車が前述の片瀬江ノ島 5時30分発の新宿行きと、特急ロマンスカーの下り2本、上り3本だけとなっています。

江ノ島線の東林間、鶴間、桜ヶ丘、高座渋谷、六会日大前、善行、藤沢本町、本鵠沼、鵠沼海岸の各駅は、急行停車駅から外された、小田原線の開成、栢山、富水、螢田、足柄の各駅と同様に、6両編成までしか入れないのがネックとなっているので、江ノ島線の各駅停車は、町田または相模大野発着となっています。

江ノ島線への展望席付き特急の乗り入れは、平日のみであり、ホームウェイ81号とえのしま2号(70000形GSEまたは50000形VSEによる運用)に関しては、片瀬江ノ島へも乗り入れています。

このように、30000形EXEのデビュー記念日に、EXEによるえのしま号を話題にすることが出来て良かったです。


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