先の続きで、中央道八王子を出た後、中央道、名神高速経由で高速長岡京へ。
途中の中央道原パーキングエリア(長野県諏訪郡原村)と、内津峠パーキングエリア(愛知県春日井市)で乗務員交代及び点検の為に停車していました。
京王バスの場合は、停車場所の予告が行われているけど、阪急観光バスの場合はそれが行われていなかったので、携帯電話のGPSで確認しました。
中央道では、先月の大雪により通れない状態が続いていたけど、このように通れるようになって良かったと思っています。
東京と関西を結ぶバスは、東名高速、新名神経由のほうが近道だけど、中央道経由は遠回りであります。
阪急観光バスによるパンフレットには、安心、安全、快適をお約束します!と書いてあったので、このバスには、運転者仮眠室やデジタル式運行記録計という安全設備が付いています。
最新型の日野セレガは、燃費や排ガスはもちろんのこと、安全対策も強化されているので、阪急観光バスにも合っていると思います。
阪急観光バスは、信頼と実績のある阪急阪神ホールディングスの連結子会社でもあるし。
航空会社と同様に、バス会社選びの条件には、快適性だけでなく、安全性も重視されるようになっています。
日野セレガは、1990(H2)年に、これまでのブルーリボンシリーズ(観光バスタイプ)の後継ぎ車としてデビューし、2000(H12)年にマイナーチェンジされた時にセレガRとなり、2005(H17)年にモデルチェンジされるまでの15年間、改良を重ねながら製造されていました。
セレガハイブリッドは、初代ベースのHIMRとして1997(H9)年に発売され、2005(H17)年1月に改良されてセレガハイブリッドに改名、同年8月に2代目が発売された後も、2007(H19)年まで継続生産され、翌年の2008(H20)年にセレガハイブリッドが2代目に移行されていました。
やはり親会社のトヨタ自動車のノウハウが生かされており、2005(H17)年3月から9月に掛けて開催されていた愛知万博(愛・地球博)で走っていた燃料電池バスも、トヨタ自動車との共同開発だったし。
ハイブリッドがあるのは、日野セレガだけで、いすゞガーラは全て標準仕様(ディーゼル車)であります。
セレガ(S'elega)の車名の由来は、Sexy&ELEGAntで、セクシーでなおかつ優雅にという名の通りとなっています。
いすゞガーラ(GALA)のほうは、スーパークルーザーの後継ぎモデルとして1996(H8)年から2005(H17)年までの9年間に、先代モデルがいすゞバス製造(後のジェイ・バス宇都宮事業所)で製造されていたし。
ガーラ(GALA)の由来は、お祭り、陽気なという意味で、その名の通りのお祭り気分で陽気な(楽しい)バスの旅を目指して命名されていたけど、越後湯沢にあるガーラ湯沢スキー場も、このことに由来していると思われます。
三菱ふそうの先代エアロバス(エアロクィーン)も、1992(H4)年から2007(H19)年までの15年間製造されていた長寿モデルだったので、セレガとの関連に準じています。
小牧ジャンクションからは名神高速に入り、2回目の休憩場所である桂川パーキングエリア(京都市南区)に到着する前に点灯し、10分間の休憩が行われていました。
降り立った時は雨だったので、移動するのに苦労しました。
途中の乗務員交代による運転停車だけで、解放休憩が行われない路線がある中、解放休憩が行われることは有難いと思っています。
車内には、ムーンライト号と大阪~新宿、渋谷、池袋線の時刻表があったけど、ムーンライト号のほうも、山陽道の三木サービスエリアと関門橋の壇之浦パーキングエリア(福岡行き)またはめかりパーキングエリア(京都行き)で開放休憩が行われるということも書いてありました。
これは、関門橋のパーキングエリアが片方しかない為であり、壇之浦パーキングエリアは、下り線側(山口県下関市)、めかりパーキングエリアは、上り線側(福岡県北九州市門司区)で、どちらも関門橋を渡る手前にあります。
桂川パーキングエリアは、これまで大山崎インターチェンジ(ジャンクション)と高槻バス停の間(大阪府三島郡島本町)にあった桜井パーキングエリアの代替として上り線が1997(H9)年に、下り線が1998(H10)年に移転されたものであります。
こちらは名神高速の車線拡幅工事(6車線化)により移転されていたし。
桂川パーキングエリアを出た後、大山崎ジャンクションから京都縦貫自動車道を通り、長岡京インターチェンジに隣接している高速長岡京バス停へ。前面の遮光カーテンが開けられていたから前も見えるようになっていました。
長岡京バス停は、昨年12月21日の阪急京都線の西山天王山駅と共に開設され、池袋・新宿・渋谷~大阪線のほか、横浜、町田バスセンター、本厚木~大阪、USJ間のハーバーライト号・青春ハーバーライト号(西日本ジェイアールバスによる単独運行)、神戸三宮、大阪~横浜、東京、TDR、西船橋、海浜幕張、千葉中央間の路線(阪急バスと京成バスによる共同運行)、大阪~駒ヶ根、伊那、箕輪間のアルペン伊那号(阪急バス、伊那バス、信南交通による共同運行)、大阪~岡谷、上諏訪、茅野間のアルペン諏訪号(阪急バスとアルピコ交通諏訪支社による共同運行)、京都~宮津、天橋立、網野、間人(たいざ)間の丹後~京都線(網野・長岡京ルート、丹後海陸交通(阪急阪神東宝グループのバス会社)による単独運行)が乗り入れています。
この高速バス停は、西山天王山駅の直上にあり、エレベーターで結ばれています。
西山天王山駅は、準急列車と普通列車しか止まらないので、注意が必要となります。
その駅名の由来となった天王山は、周辺にあり、豊富な地下水に恵まれていることから、その南麓の大阪府三島郡島本町にサントリーの山崎蒸留所(山崎ブランドのウイスキーが製造されている工場)があることで有名であります。
山崎蒸留所の横にある曲線の撮影ポイント(JR京都線の山崎~島本間)は、サントリーカーブとして有名だけど、現在はフェンスが掛かっています。
高速長岡京を出た後、大山崎ジャンクションに戻り、再び名神高速へ。天王山トンネルを抜けてからは、名神高槻、名神茨木に停車し、吹田インターチェンジで高速から降り、1970(S45)年に開催されていた大阪万博で有名な千里中央へ。
千里中央からは、新御堂筋が渋滞している時に、北大阪急行(北急)と御堂筋線を乗り継いで新大阪、大阪方面へと抜けることが出来ます。
千里中央からは、新御堂筋を南下し、千里ニュータウンへ。千里ニュータウンバス停は、北大阪急行線の桃山台駅前にあり、JRのドリーム号系列の一部も止まります。
この時に、西日本JRバスのエアロキングを見たので、大阪に来た感じがしました。
その後さらに南下し、新大阪阪急ビルの1階にある新大阪バスターミナルへ。
新大阪でもかなりの乗客が降りていました。
新大阪は、新横浜と同様に、駅周辺の開発が行われているので、単なる新幹線への乗り換え駅でなくなっています。
新大阪バスターミナルは、阪急バス及び共同運行のバスが発着する場所で、一昨年10月31日に現在の場所に移転される前は、新御堂筋の西側で、駅と離れていました。
新御堂筋では、メガライナーによる青春メガドリーム号が運転されていた頃、千里中央~江坂間の本線を走ることが出来ず、側道を走っていたことがありました。
2008(H20)年5月28日と翌年の3月16日にメガライナーが2回(前者は西日本ジェイアールバス、後者はジェイアールバス関東所有で)火災事故を起こしたことにより運行停止→廃止されていたし。
先月16日から17日に青春エコドリーム22号で帰った時に大渋滞に遭った時に、メガライナーが今でも走っていたらどうなっていたのかということを想像していました。
あの火災事故の時は、どちらも乗務員さんがエンジンルームから煙が出ていたのに気付き、安全な場所に停車させ、乗客全員を避難させた後に火災に繋がっていたので大惨事を免れていました。2回目の火災の時はその教訓が生かされていたし。
新大阪を出た後、淀川を渡り、市街地へ。7時少し過ぎに、予定時刻よりも早く、大阪梅田の阪急三番街高速バスターミナルに到着していました。
今回の阪急高速バスの旅は、渋滞もなかったので、とても良かったです。
最初は2月16日の帰りに大阪から池袋まで阪急観光バスに乗って帰るはずだったけど、今回リベンジ出来て良かったなと思いました。
特に良かったのは、日野セレガに乗れたことでした。
レポートは以上です。画像は、桂川パーキングエリアで撮影。