
こちらは、4月14日に、小田急線の新宿駅で撮影した、7000形ロマンスカーLSE車(7004F)によるはこね71号です。
土休日のはこね71号は、新宿駅を17時20分に発車し、途中、町田、海老名、本厚木、秦野、小田原に停車し、箱根湯本へと向かう列車であり、7000形LSEが主に使われているけど、60000形MSEによる代走もあると言われています。
平日の新宿17時20分発のロマンスカーは、同じ箱根湯本行きのはこね49号(途中、町田、海老名、小田原に停車)であり、30000形EXEまたは60000形MSEが使われています。
その前の運用は、箱根湯本 15時37分発のはこね84号で、途中、小田原、秦野、本厚木、町田に停車してから新宿へと向かうことになります。
7000形LSEは、今年3月17日以降、土休日のはこね1,57,23,71,4,14,84,62号とホームウェイ13号(小田原行き)がメインとなっているけど、平日には、50000形VSEや70000形GSEの代走の時しか入らなくなっています。
5月の平日に7000形LSEが運転される日は、2,14,15,16,24,29日であり、5月15日は、モーニングウェイ92号(相模大野発新宿行き)、ホームウェイ81号(片瀬江ノ島行き)、えのしま2号(片瀬江ノ島発)にLSEが使われることになっているので、貴重な風景を見ることが出来ます。
7000形LSEが、1999(平成11)年7月まで存在していた3100形NSEと共に、えのしま号で片瀬江ノ島まで定期的に乗り入れていたこともあったし、自分(しゃもじ)が子供の頃に鎌倉の母方の実家に行く時によく乗っていたので、あの頃が懐かしいです。
当時のえのしま号は、LSEがリニューアル前(現在と同じ塗装)であり、森永(MORINAGA)または日東紅茶による走る喫茶室方式での車内販売も行われていました。
えのしま号の車内販売は、小田急レストランシステムによるワゴンサービスで継承されたけど、現在は廃止され、車内販売営業のロマンスカーが、箱根特急の一部のみとなっています。
リニューアル前の7000形LSEは、座席がオレンジ系で、トイレが3100形NSE車やデビュー当初の10000形HiSE車と同様に、4号車、8号車共に和式でありました。
リニューアル化されてからは、3号車に車椅子対応座席が設けられ、4号車のトイレが洋式化されていたけど、8号車のトイレは和式のままリニューアルされていました。
えのしま号は、通勤時間帯のロマンスカーと同様に、30000形EXEや60000形MSE(どちらも展望席なしのロマンスカー)がメインとなってしまったので、時代は変わったなと思いました。
7編成あった3100形NSEは、1996(平成8)年から1999年に掛けて、展望席なしの通勤向けロマンスカーである30000形EXEにそっくり置き換えられていたけど、30000形EXEの導入前は、展望席付きロマンスカーが、7000形LSE、10000形HiSEの各4編成を含めて15編成ありました。
1999年の3100形NSEの引退後は、展望席付きロマンスカーが8編成まで減ったけど、2005(平成17)年3月19日に、バリアフリーに適合しなかった10000形HiSEのうちの2編成(10021Fと10061F、現在は長野電鉄(長野県)に譲渡されて1000系特急ゆけむり号として活躍中)が展望席付きの50000形VSEに置き換えられたけど、10000形HiSEの残りの2編成(10001Fと10041F)と7000形LSEの7001Fと7002Fは、展望席なしの60000形MSEに置き換えられる形で廃車となってしまったので、展望席付きロマンスカーが現在の4編成まで減ってしまったのであります。
今回70000形GSEの70051Fが導入されたことに伴い、7000形LSE車の7003Fが運用離脱されていたけど、予備車として大野総合車両所(相模大野)に疎開留置され、6月頃に2両の先頭車を残して解体される予定となっています。
GSEの70052Fは、昨年度導入予定が今年度に繰り越しとなっているので、それが導入されたら、7004Fも最後の時を迎えることになってしまいます。
7003Fが残されている理由は、GSEが故障した時に備えているからであることが分かります。
3年後の2021年春には、海老名駅の北側に、ロマンスカーミュージアム(私鉄最大のミュージアム)が出来る予定であり、そこには、モハ1号車(1927(昭和2)年の小田急線開業当時に活躍していた電車)、初代3000形SE車(3021F、海老名の専用の保存庫で保管されている)、3100形NSE車(3221F)、7000形LSE、10000形HiSE(10001F)、20000形RSE(20001F)が1階部分にそれぞれ展示されることになります。
7000形に関しては、7003Fの先頭車2両が解体されずに残されるので、こちらが選ばれる確率が高いと言われています。
2階にはジオラマゾーン、キッズゾーン、運転シミュレーター、カフェ、グッズショップ、屋上にビュースポットが設けられるので、子供も大人も楽しめるミュージアムとなります。
これにより、小田急の鉄道博物館構想が現実となり、喜多見車両基地で保管されている保存車両の一部がようやく動きを見せることになったのであります。
喜多見車両基地で保管されている2200形、2600形、9000形がどうなるのか気になります。
今年3月17日の改正で、喜多見車両基地の留置線を空けておく必要があったことから、保存車両の一部が解体されていたけど、残りがロマンスカーミュージアムで正式に保存されることを聞いて安心しています。
2200形(2201F)は2両のうちの1両が解体される予定だけど、旧3000形に関しては、5両のうちの2両が解体され、3両に短縮されることになります。
小田急電鉄の今年度(来年3月までの間)の事業計画によると、70000形の70052Fの導入のほか、新3000形8連2編成の10両化(中間車2両の組み込み)、30000形EXEの1編成10両(6+4)のEXEα化、1000形のリニューアル化(4両、10両各1編成の14両が対象)が行われる予定であり、代々木八幡駅の島式10両対応化に伴う新宿口の各駅停車の10両運転開始、開成駅の10両対応化工事も行われることになります。
開成駅が10両対応化されれば、10両編成の急行や快速急行(新宿駅直通)が停車出来ることはもちろんのこと、あじさい祭りの時にロマンスカーを10両編成のまま臨時停車させることが可能となるというメリットもあると思います。
開成駅には、3100形NSEの3181号車が展示されており、第二・第四日曜日とあじさい祭期間中には、中に入ることが出来、運転台も見学することも出来ます。
以前その展望席や運転席から眺めたことがあったけど、線路ではなく道路が見えるという不思議な光景が広がっていました。
公開時以外には、幌で覆われていたけど、一昨年4月にそれが撤去されてからは常時撮影することが可能となっています。
開成駅では、2004(平成16)年6月5日に、2600形2670Fのさよなら撮影会(晩年はツートンの旧塗装だった)が行われていたこともあったので、そこに行った時のことを思い出しました。
辻堂海浜公園(藤沢市、藤沢駅から1駅の辻堂駅付近)の交通公園では、1994(平成6)年から2600形のクハ2658号車が静態保存され、その車内が公開されているけど、座席が5200形の廃車発生品に交換されています。
それ以前には、2200形のデハ2218号車が展示されていたけど、潮風の影響により腐食が進んでいた為に、2658号車と入れ替わる形で解体されていました。
新宿区三栄町(地下鉄丸ノ内線の四谷三丁目駅、都営地下鉄新宿線の曙橋駅付近)にある新宿歴史博物館には、3100形NSE車の座席(ロマンスシート)、扉のほか、運転台もモックアップ形式で展示されています。
3100形の座席は、初代3000形SEや10000形HiSEと同様に、リクライニングなしの回転クロスシートでありました。
2002(平成14)年まで存在していた向ヶ丘遊園には、小田急の鉄道資料館(京王資料館の小田急版)があり、新松田駅で使われていた旧駅舎が移築されたユニークな建物の中に小田急線に関する資料が展示されていました。
これらの資料が、ロマンスカーミュージアムで再び展示されることになり、小田急線の歴史を学ぶことが出来るようになります。
京急こと京浜急行電鉄では、来年秋に本社が泉岳寺から横浜みなとみらい地区に移転される予定であり、その1階部分に昭和初期の車両が展示される企業ミュージアムが設けられることになるけど、どうなるのか気になります。
関東の大手私鉄で、専門の博物館を持つ会社は、東武鉄道(東武博物館)、東京メトロ(地下鉄博物館)、京王電鉄(京王れーるランド)、東京急行電鉄(東急電鉄、電車とバスの博物館)となっているけど、今後は小田急電鉄のロマンスカーミュージアム、京急の企業ミュージアムも加わることになります。
今日(4月28日)は、自分(しゃもじ)の土曜出勤(休日EXE)となってしまったけど、またしても晴れて行楽日和となってしまったので、嫌気がさしてきました。
このように土曜出勤の時に晴れてばかりの状態が続いている嫌がらせの状態なのでもううんざりであり、自分(しゃもじ)にとって鬼門でもあります。
土曜出勤の夜勤の前には、よほどのことがない限り、アイドルの活動を自粛しているので、自分(しゃもじ)の土曜日のアイドル活動が少ないことになり、土曜日がダメな人と見られていました。
2015(平成17)年3月末にハロプロのファンクラブを退会したのは、ステーション♪などに譲る為に同年1月にハロプロ系の有料ライブから撤退したことだけでなく、土曜出勤の増加により、土曜日の公演の申込みが不可能となった影響もあります。
4月21日は、待望の土曜休みで晴れていたけど、渋谷のタワレコで行われていたハイスピことHIGHSPIRITSのイベントに行けたこと、その後に東武500系リバティの1周年を祝うことが出来たので、ハッピーサタデーでありました。
自分(しゃもじ)の土曜出勤日は、休日EXEの由来通り、土休日の30000形EXEに例えているけど、最近それが多発しているので、地下鉄副都心線の各駅停車で8両編成が多いことにも例えています。
7000形LSEは、リニューアルされた時に10000形HiSEに準じたワインレッドとなっていたけど、2007(平成19)年に7004Fがデビュー当時の旧塗装に戻され、それが好評だったことから、2012(平成14)年に7003Fも旧塗装となり、7001Fが旧塗装のまま廃車となったことにより、旧塗装に統一されたのであります。
7000形の代替が遅れたことで長持ちしている理由は、今年3月に完成した代々木上原~梅ヶ丘駅間の地下複々線工事で莫大な予算が掛かっていたので、それが完成し、余裕が出たことにより、今回70000形GSEが導入され、7000形LSEが置き換えられることになったのであります。
7000形LSEでは、ウィーン!という甲高い音を立てながら発車していくシーンが見られているけど、その音が聴けなくなる時が近づいてきています。
この画像を撮影した4月14日は、オレンジデーだったので、オレンジ色に相応しい状態でありました。
このように、色々な思い出が詰まった小田急ロマンスカーの7000形LSE車を良い感じで撮影することが出来て良かったです。