
続いては、7月22日に、京王電鉄井の頭線の渋谷駅で撮影した、1000系のレインボー編成である1729Fによる、各停吉祥寺行きです。
井の頭線の渋谷駅は、マークシティの中にある駅で、地下トンネルの入口が隠された為に、地上駅よりも半地下駅のイメージが強くなっています。
渋谷マークシティが開業したのは、今から18年前の2000(平成12)年4月7日のことであり、渋谷駅再開発の先駆けとなっていました。
アベニュー口が開設されたのは、マークシティの開業の時からであり、道玄坂上やマークシティの5階にある高速バスターミナルに行く時に便利であります。
東京メトロ銀座線の渋谷駅の西側にある渋谷車庫(上野検車区渋谷分室)は、東京高速鉄道によって開拓された車両基地であり、マークシティが出来てからは覆われるようになったので、こちらも小田急電鉄の喜多見車両基地(喜多見検車区)の半地下式のような状態となっています。
1969(昭和44)年5月10日に東急玉川線(玉電)が廃止されてからは、その駅跡がターンテーブル付きのバスターミナルに転用され、翌年の1970(昭和45)年5月18日から1994(平成6)年7月1日まで使われていました。
玉電渋谷駅から転用されたバスターミナルからは、高速バスのほか、路線バス、東急百貨店の本店と東横店を結ぶ無料シャトルバスも乗り入れていました。
こちらに乗り入れていた路線バスは、東京急行バス(東京急行電鉄のバス部門)→東急バスの品川線(渋41系統、渋谷駅~大井町駅間、当時は大橋営業所(2002(平成14)年3月に廃止)所属で、現在は目黒営業所所属となっている)と、幡ヶ谷線(渋55系統、渋谷駅~幡ヶ谷折返所間、淡島営業所所属)だったけど、道玄坂の歩行者天国(現在は不定期となっている)の時には、渋24系統(渋谷駅~成城学園前駅間、東急バス弦巻営業所と小田急バス狛江営業所による共同運行)、渋26系統(渋谷駅~調布駅南口間、小田急バス狛江営業所所属)、渋25系統(渋谷駅~狛江駅南口間、現在は渋26系統の狛江駅北口発着へのシフトにより廃止されている)も乗り入れていたのであります。
1969(昭和44)年6月10日から1975(昭和50)年3月31日までの間、東急系の高速バス会社だった東名急行バスが運行されていたこともあったけど、1970年9月30日までは、東急旧本社(現在のセルリアンタワー)前、1970年10月1日から廃止されるまで、玉電渋谷駅跡のバスターミナルから発着していました。
東名急行バスは、渋谷駅~名古屋(名鉄バスセンター)、新静岡駅、東名静岡、浜松駅、沼津駅、御殿場駅、東名横浜、名古屋~御殿場駅、沼津駅、新静岡駅、浜松駅間で運転されていたけど、国鉄バス(JRバス関東とJR東海バスの前身)による東名ハイウェイバスと重複していたことなどにより、1975年3月末に全てが廃止されていました。
東名急行バスの東京営業所は、大橋に移転された東京急行バスの不動前営業所の跡地が転用されていたけど、それが廃止されてからは駐車場に転用され、現在は目黒CUE!ビルとなっています。
東名急行バスの路線のうち、渋谷~浜松駅、静岡駅、沼津駅間は、京王バス東と共同運行のバス会社(沼津線は富士急シティバス(富士急グループ、みしまコロッケ号は富士急シティバスによる単独運行)、静岡線はJR東海バス、浜松線はJR東海バスと遠州鉄道バス)、いずれもバスタ新宿発着の渋谷駅経由便によって復活していました。
現在の東急本店と東急東横店を結ぶ無料シャトルバス(City Shuttle、東急バス淡島営業所による運行)は、三菱ふそうのローザ(マイクロバス)となっているけど、玉電渋谷駅跡のバスターミナルが使われていた頃には、トヨタ自動車(TOYOTA)のマイクロバスであるコースターが使われていました。
渋谷マークシティからの高速バスは、7月10日に渋谷駅~袖ヶ浦、木更津線(東急トランセと小湊鐵道による共同運行)も加わっています。
井の頭線の渋谷駅は、玉電渋谷駅→バスターミナルの跡地が転用された為に、改良前よりも広くなり、1番線側に降車専用ホームが設けられています。
トイレは、1番線の降車ホーム側と西口の2ヵ所で全て洋式となっているけど、降車ホーム側では、車椅子対応トイレ(誰でもトイレ)以外、階段があるので注意が必要であります。
今年9月13日には、渋谷駅の南東部(東急東横線地上区間跡)に、渋谷ストリームと渋谷ブリッジが出来る予定であり、2012(平成24)年4月26日に東急文化会館跡地に出来た渋谷ヒカリエ、昨年4月28日に開設された渋谷キャストに続く東急グループによる渋谷駅付近の再開発プロジェクトとなります。
マークシティの地下1階にある東横のれん街は、2013(平成25)年3月まで、東急東横店東館の1階にありました。
東急東横店の東館は、地下フロア(デパ地下)のないデパートとして有名だったけど、同年3月16日の東急東横線の渋谷~代官山間の地下化及び地下駅への移転の後を追うように、3月31日に閉店され、東横線の渋谷駅跡地と共に解体されていました。
東横店の東館で地下フロアが無かったのは、暗渠化された渋谷川の真上にあったからであります。
隣の神泉駅は、トンネルとトンネルの間に挟まれた駅であり、改良前は、吉祥寺寄りの2両がトンネル内に掛かっていた為にドアが開かなかったので、JR横須賀線の田浦駅と同様の現象となっていました。
改良前は、箱根登山鉄道の塔ノ沢駅みたいな雰囲気となっていたけど、5両編成対応に改良されたと共に橋上駅舎化され、駅舎に覆われるようになって為に、駅前の踏切が僅かな明かり区間となってしまったのであります。
神泉駅は、TSUTAYA O-EASTなどの円山町のライブハウス群へも近い状態であるけど、慣れない人が迷う恐れがあるので、渋谷駅から行くことをオススメします。
自分(しゃもじ)は、地下アイドル中心となってからは、ハロプロなどの地上アイドルで良く行っていたホールクラスの会場とは縁がなくなり、このようなライブハウス会場に行く機会が増えています。
昨日は、秋葉原のTera-Coya(れんてつかふぇの真上)で行われた、れんてつ(連結鉄道株式会社)の本拠地ライブに行ってきました。
れんてつは、ステーション♪と同様の鉄道がコンセプトの地下アイドルグループであり、8月22日には、れんてつの1stアルバムである「RenでTetsuする5秒前くらい」がリリースされる予定となっています。
ライブメンバーは、VVVF(インバータ)はるか、枕木みずほ、留置ブレーキひばり各氏の3両編成(3人)であり、平日の夜(土休日の夜に臨時営業あり)には、れんてつかふぇ専属メンバーと共にれんてつかふぇ(メンバーは日替り)で活躍することもあります。
昨日は、留置ブレーキひばり氏が運休(欠席)していたので、久しぶりにVVVFはるか、枕木みずほ両氏による2両編成(コンビ)を見ることが出来ました。
その後に、10年ぶりに隅田川花火大会に行き、終了後に秋葉原に戻ってれんてつかふぇに挨拶に行きました。
今年の隅田川花火大会は、28日に行われるはずだったけど、台風により29日に延期されていたので、行くことが出来ました。
れんてつかふぇでは、28日にステーション♪のカフェオフ会が行われていたけど、台風のせいで行かれなかったのが残念でありました。
7月1日の秋葉原ZESTでの対バンでは、ステーション♪とれんてつが出てきていたので、鉄道アイドルを一同に見れました。
渋谷も秋葉原と同様に、地下アイドルの活動でよく行く理由は、ライブハウスが多いからであり、それには前述の円山町のライブハウス群も含まれています。
秋葉原は、神田川の下流であり、神田川は、少し先の両国橋付近で、隅田川花火大会でお馴染みの隅田川へと流れています。
井の頭線のレインボー編成を渋谷駅で撮影した時に、さくら、あじさい、神田川、井の頭公園、ハチ公のうち、ハチ公の画素を載せたのは、渋谷らしさを強調させる為であります。
井の頭線渋谷駅の2番線側は、ドーム状のガラス張りとなっているので、撮影した時に良い感じとなります。
井の頭線は、1933(昭和8)年8月1日に渋谷~井の頭公園間で開業していたので、明後日には、開業85周年を迎えることになります。
このように、渋谷駅でも井の頭線のレインボー編成を撮影することが出来て良かったです。