先月(3月)20日は、天王寺駅前から浜寺駅前まで、阪堺電気軌道の新型車両(LRT)である堺トラムのモ1000形1002号車(紫おん)に乗りました。
この日は、堺トラム固定時刻に1001号車(茶ちゃ)、その後の一般運用にこの1002号車が使われていたので、今回1002号車に乗ることが出来ました。
堺トラムは、堺市と国による補助により導入された超低床式路面電車(LRT)で、昨年8月25日に我孫子道~浜寺駅前間で1001号車がデビューしていました。
当時は、我孫子道~浜寺駅前間5往復(月曜日は点検の為に4往復)で、火曜日と金曜日が運休という変則的な運用となっていたけど、11月14日に自動車との接触事故により運行出来なくなったということがありました。
修理完了後、1月1日から3日に住吉大社での初詣輸送により我孫子道~住吉~浜寺駅前間の臨時運転で運用復帰し、1月6日に一般の営業運転に復帰した矢先、2月11日から28日までの間に車両整備等により再び運休となっていました。
3月1日からは、1002号車の営業運転が開始され、1001号車と合わせた2本体制となったことにより、運転区間が天王寺駅前~浜寺駅前間に拡大され、毎日運転となっています。
堺トラムでは、2本のうちの1本が、所定運用に入っているけど、変更される場合があるので注意が必要であります。
但し、天王寺駅前~我孫子道~浜寺駅前間での限定運用である為に、恵美須町~住吉間と住吉~住吉公園間には入らない状態となっています。
堺トラムのモ1001形は、アルナ車両製のLRTであるリトルダンサーUa(3車体連接車)で、堺トラムと同時期にデビューした札幌市電の新車であるA1200形(ポラリス)などと同じタイプであります。
南海グループ(1980(S55)年12月1日に南海電気鉄道から分離独立されている)であることから帝国車輛→東急車輛(現、総合車両製作所)製となっていたけど、今回は、同じ関西にある路面電車専門メーカーでリトルダンサーシリーズの実績のあるアルナ車両で製造されていました。
紫おんは、堺市の花である花菖蒲がイメージされ、日本的な色である紫色とシャンパンゴールドの塗装が採用されているので、堺市を走る電車にぴったりだと思います。
LED表示は、東急電鉄の新3000系以降の車両と同様に、日本語と英語が交互に表示されています。
堺市によると、堺トラムが3編成導入される予定で、来年には1003号車が導入されることになるけど、何色になるのか気になります。
天王寺駅前は、先月7日のあべのハルカスのグランドオープンにより活気づいているので、堺トラムの天王寺乗り入れは良い効果だと思います。
浜寺駅前は、南海本線の浜寺公園駅前にある電停で、浜寺公園の近くにあります。
浜寺駅前電停は、1面1線の片側ホームで、複線から単線に切り替わる手前に満車時のみ使われている降車専用ホームがあるので、都電荒川線の早稲田電停と同じような扱いとなっています。都電の早稲田電停でも、手前にある降車専用ホームが満車時にしか使われていないし。
浜寺公園には、阪堺電車で活躍していた、モ121形130号車が静態保存されています。
前回(2月16日)関西遠征で、堺トラムが運休で乗れなかったけど、今回の関西遠征で、乗ることが出来て良かったです。
画像は先月20日、浜寺駅前で撮影。