
9月2日は、五反田から蒲田まで、東京急行電鉄(東急電鉄)池上線の新7000系の増備車である、7110Fによる蒲田行きに乗りました。
新7000系は、田園都市線や東横線に導入された新5000系の派生車両であり、東急多摩川線、池上線用の新車として、2007(平成19)年から2011(平成23)年までの間に3連19編成の57両導入される予定だったけど、2013(平成25)年3月に東急東横線から地下鉄日比谷線への直通列車が副都心線直通と入れ替わる形で廃止されてからは、日比谷線直通で使われていた1000系のうちの先頭車を含めた7編成から改造された1500系(21両)の導入により、2011年に7107Fが導入された時点で増備が中断され、1000系の種車を使い果たした為に、昨年11月に、池上線の増発用として導入されていた7108Fと7109Fから増備が再開され、今年度中には、残りの7700系の置き換え用として6編成が導入予定(うち、偶数編成の7110,7112,7114Fは導入済み)となっています。
これにより、新7000系は、3両15編成となり、当初の予定の19編成と比べて4編成減ることになります。
東急多摩川線、池上線で2020系ベースの車両(7020系)の導入ではなく、新7000系の導入が再開された理由は、コスト削減や、田園都市線にあった新5000系6ドア車の廃車発生品を流用させている絡みであり、Tc車の台車がその廃車発生品であることが分かります。
大井町線の急行用の6000系(新5000系の派生車で、新7000系と同期である)の7両化用の中間車も、やはり6ドア車の廃車発生品が生かされていました。
7110,7112,7114Fは、今年7月17日から19日に掛けて、逗子から長津田まで甲種輸送されていたけど、逗子から八王子までは、初めて3本纏められた上で輸送されていたことで話題になっていました。
7110Fが、8月9日に、7112Fが、8月30日に営業運転入りし、7114Fのほうも近いうちに営業運転入りすることが予想されています。
今後は7111+7113+7115Fが甲種輸送されてくることになるけど、偶数番と奇数番に分けられた理由が気になります。
現在鉄道、不動産、生活サービスの3事業となっている東京急行電鉄(東急電鉄)では、来年9月を目処に鉄道事業が分社化されるという情報が入ってきました。
鉄道事業の分社化後は、不動産事業、生活サービス業が残り、鉄道事業はその子会社となるけど、社名がどうなるのか気になります。
2005(平成17)年10月3日に、系列(子会社)の上田交通(長野県)の鉄道部門が上田電鉄として分社化されていたので、親会社の東急電鉄のほうもこのような流れとなることは偶然であります。
今日(9月13日)は、東横線の渋谷~代官山間の地上線跡地に整備された渋谷ストリーム、渋谷ブリッジがオープンしたことで話題になっており、35階建ての高層ビルには、渋谷ストリームエクセルホテル東急、グーグル(Google)合同会社の本社(来年に六本木ヒルズから移転してくる予定)が入ることになります。
自分(しゃもじ)が愛用しているアンドロイド(Android)スマホや、その前に使っていたガラホ(Android携帯)も、グーグル(Google)社によるものであるので、Google Playと共にお世話になっています。
2001(平成13)年から2010(平成22)年までは、グーグル(Google)の日本オフィスが渋谷のセルリアンタワー東急(東急旧本社跡にあるビル)にあったけど、来年には渋谷に帰ってくることになります。
こちらには、渋谷川沿いの遊歩道や広場もあり、欅坂46の縁の地ともなっています。
渋谷川は、千駄ヶ谷辺り(新宿御苑が水源)から浜崎橋(首都高のジャンクションがある場所で、浜松町駅やゆりかもめの竹芝駅または日の出駅付近に位置している)まで続いている川(天現寺橋~河口付近は古川となっている)であり、千駄ヶ谷から渋谷駅の真下までは暗渠となっています。
裏原宿にあるキャットストリートは、渋谷川の暗渠に作られた旧渋谷川遊歩道路のことであります。
渋谷川の支流は、宇田川、河骨川であり、宇田川は、代々木八幡から宮益坂辺りまで流れていた川、河骨川は、代々木4丁目から代々木八幡まで流れていた川で、唱歌「春の小川」の発祥の地として有名であります。
小田急線の線路沿い(代々木八幡駅付近)には、春の小川の歌碑があるので、昔小田急線沿いに流れていたことが分かります。
渋谷区の宇田川町(渋谷センター街や西武百貨店渋谷店(渋谷西武)などがある)は、宇田川沿いにあったことに因んだものであり、暗渠化された後にその名残があるので、宇田川町に宇田川が流れていたことは、歴史に詳しい人でないと分からない状態であります。
東急池上線で、五反田駅を出てすぐ渡る目黒川(品川区の天王洲アイル駅付近に河口のある川で、春にはお花見の名所となっている)は、北側(目黒区大橋以北)が暗渠となっているので、渋谷川と似ているところがあります。
目黒川の暗渠部分は、遊歩道となっており、その途中で北沢川と烏山川に分かれることになっています。
こちらの遊歩道は、東急世田谷線の追っ掛けの時に通ったことがあり、山下駅(小田急線の豪徳寺駅)付近まで歩いたことがありました。
目黒川は、お花見のほか、イルミネーション(目黒川みんなのイルミネーション、大崎~五反田間、11月中旬~翌年の1月上旬まで)でも有名であるけど、現在渋谷で行われている青の洞窟イルミネーションが、2014(平成26)年に目黒川の中目黒付近(お花見で有名な場所)で行われていたこともありました。
東急池上線には、石川台~雪が谷大塚間に、呑川に掛かる鉄橋があるので、河川に掛かる鉄橋が2ヵ所あることが分かります。
呑川は、サザエさんでお馴染みの世田谷区桜新町が水源の川で、大井町線の緑が丘駅南東部(目黒線も通っている)で、暗渠から開渠となり、京急蒲田駅付近で、新呑川となり、海老取川を経て東京湾に注がれることになります。
新呑川に分けられた後の旧呑川は、暗渠化され、昭和島付近の水門に河口の名残があります。
呑川(のみかわ)は、飲み会みたいな名前なので、以前自分(しゃもじ)が飲み会をねだっていたことを思い出しました。
自分(しゃもじ)は、以前ほどではないけど、飲み会に行きたがっている気持ちは変わらない状態であります。
東急新7000系の丸みを帯びた前面スタイルは、1986(昭和61)年6月まで活躍していた青ガエルこと初代5000系(現在旧5001号車が渋谷のハチ公前で案内所を兼ねた待合所として使われている)がイメージされたものであり、お気に入りの点でもあります。
東急初代5000系が晩年活躍していた路線は、大井町線と目蒲線(現在の目黒線の一部と東急多摩川線)であり、1986年6月18日に行われていた目蒲線でのさよなら運転の時は、伊豆急行のリゾート21(2100系)の東急線での特別運行と重なっていました。
現在東横線の5122F(8両編成)に初代5000系がイメージされた青ガエル風のラッピングが施されているけど、そのラッピングが好評であることから、今年8月末の終了予定が、分社化される直前である来年8月末までと1年間延長されています。
東京急行電鉄(東急電鉄)が分社化された後も、長年親しまれている東急のイメージは残してもらいたいと思っています。
東急多摩川線は、多摩川の近くを走る路線が由来となっているけど、このことに対して、西武多摩川線(西武鉄道での正式路線名は多摩川線)では、武蔵境駅から多摩川に向かって走る路線となっています。
今回東急池上線の新7000系の最新増備車のうち、7110Fだけが池上線を走っていたので、この機会に乗ることが出来て良かったです。
画像は、五反田駅と蒲田駅で撮影したものです。