
昨日(2月7日)は、坂戸から池袋まで、この日をもってファイナルを迎えていた、東武鉄道東上本線(東武東上線)のブルーバード(青い鳥)号ラッピングの51092Fによる、快速急行池袋行き(TJライナー9号の送り込み運用)に乗りました。
51092Fは、2015(平成27)年11月からフライング東上カラーのラッピングが施され、一昨年1月21日にブルーバード(青い鳥)号に変わったけど、2月12日から池袋・川越アートトレイン(川越PRラッピング電車)に変わることになるので、今回ブルーバード号としての最後の運転となったのであります。
これにより、2月2日の池袋→森林公園間の特別運転の時から、前面にありがとうの表示も付け加えられていました。
2月2日の特別運転には、諸事情により行かれなかったので、今回リベンジで撮影することが出来たのであります。
TJライナー9号は、東武東上線池袋駅の5番線を20時ちょうどに発車し、途中、ふじみ野、川越、川越市、坂戸、東松山、森林公園、つきのわ、武蔵嵐山の各駅に停車してから小川町(埼玉県比企郡小川町)へと向かう列車であり、池袋→ふじみ野間では、着席整理券(310円)が必要となります。
この日の51092Fは、午前中にロングシートモードでの一般列車に使われ、その後にTJライナー9号と19号(池袋22時30分発)を含めた運用に入っていました。
3月16日(土)の改正では、50090系(公式では50090型と呼ばれている)による川越特急(クロスシートモードで料金不要、池袋~川越間最速26分)が新設されると共に、TJライナーの増発及び全席指定化されることになります。
増発されるTJライナーは、平日が池袋 17時30分発の1号(小川町行き、これまでの1号は3号となる)、土休日が池袋 21時30分発の19号と池袋 22時ちょうど発の21号(どちらも小川町行き)であり、土休日のTJライナーの運転時刻が延長されることで、2月23日以降の京王電鉄新5000系による土休日の京王ライナーと同じような流れとなります。
川越特急の時刻
下り(池袋発小川町行き、平日、土休日共通)
池袋 10時ちょうど発→川越 10時26分着→森林公園 10時48分着→小川町 11時01分着
池袋 11時ちょうど発→川越 11時26分着→森林公園 11時48分着→小川町 12時01分着
平日上り(森林公園発池袋行き)
森林公園 16時30分発→川越 16時52分発→池袋 17時19分着
森林公園 17時30分発→川越 17時52分発→池袋 18時19分着
森林公園 18時30分発→川越 18時52分発→池袋 19時19分着
土休日上り(森林公園発池袋行き)
森林公園 16時ちょうど発→川越 16時22分発→池袋 16時49分着
森林公園 16時30分発→川越 16時52分発→池袋 17時19分着
森林公園 17時ちょうど発→川越 17時22分発→池袋 17時49分着
森林公園 17時30分発→川越 17時52分発→池袋 18時19分着
川越特急の途中停車駅は、朝霞台、川越、川越市、坂戸、東松山、森林公園、つきのわ、武蔵嵐山の各駅であります。
50090系のクロスシートに料金なしで乗れる列車は、TJライナーの一部の送り込み運用である快速急行に続いて、川越特急も加わることになります。
TJライナーの全席指定化により、料金が310円から360円(平日朝の上りのTJライナーで、森林公園、東松山、坂戸、川越の各駅から乗車の場合は410円から460円)に値上げされ、新たに小児料金(180円、朝のライナーの森林公園、東松山、坂戸、川越からは230円)が新設されます。
現在は、ブロック指定制(下りは前5両と後ろ5両)で、早くから並ばないと希望の座席に座ることが出来ない椅子取りゲームとなっているけど、全席指定化により、ゆとりをもって座ることが出来るようになります。
座席指定化されても、QRコードによる検札であることには変わりありません。
モデルとなった京浜急行電鉄の京急ウィング号やモーニングウィング号(2100形による運転)が1~4号車と5~8号車のブロック指定制から全席指定制に移行されていたので、TJライナーもこうなるだろうなと思っていた時に実現するのであります。
座席上に座席番号の表示があったので、一目瞭然でありました。
土休日には、元町・中華街、菊名~森林公園間の快速急行があり、下り列車が沿線イベントに合わせて小川町まで延長されていたことがあったけど、今回の改正で下り3本が正式に小川町まで延長され、東武車のみならず、東急電鉄や東京メトロの車両も小川町まで入るようになります。
51096Fには、TJライナー10周年のヘッドマークが未だ取り付けられているけど、昨年10月23日に撮影しておいて良かったなと思っています。
この日に坂戸駅まで行った理由は、ブルーバード塗装の8000系の8198F(東上本線の小川町~寄居間、越生線用のワンマン改造車)による越生線運用を撮影する為であったので、両方のブルーバード号を撮影することが出来ました。
8198Fのほうは引き続きブルーバード塗装で運転されることになります。
ブルーバード(BLUE BIRD)は、かつて日産自動車(NISSAN)のミドルサイズの車で使われていた車名でもあり、こちらも青い鳥が由来となっていました。
日産ブルーバードは、2000(平成12)年のモデルチェンジでブルーバードシルフィとなり、後にシルフィというサブネームが正式な車名(日産シルフィ)となったので、ライバルのトヨタ自動車(TOYOTA)のコロナ(CORONA)が、1996(平成8)年のコロナプレミオへの改名を経て、2001(平成13)年にプレミオとなったことに準じています。
ブルーバードは、TJライナーがデビューした2008(平成20)年7月9日にリリースされた、いきものがかりの曲としても有名であります。
いきものがかりでは、2010(平成22)年5月5日に「ありがとう」という曲がリリースされ、同年3月29日から9月25日まで放送されていたNHKの朝の連続テレビ小説である「ゲゲゲの女房」の主題歌として使われていました。
いきものがかりの「ありがとう」は、京王線の調布駅の接近メロディーに使われています。
今回のブルーバード号にありがとうの文字が付け加えられていることで、いきものがかりを思い出しました。
東武東上線で、ブルーバード号を復活させたのは、幸せの青い鳥の伝説があるからであり、青い車体に相応しいなと思いました。
51092Fは、2008年6月14日にTJライナーでデビューした時に日立製作所笠戸事業所(HITACHI)で製造された編成であり、当時は50090系が4編成在籍していました。
2010年にTJライナーの増発用として51095Fと51096Fが導入されて現在に至っています。
東京芸術劇場前にある池袋西口公園は、今年秋までの予定で改良工事により閉鎖されているけど、南池袋公園や渋谷の宮下公園と同様の新しい公園に生まれ変わることになります。
TJライナーの運転開始日である2008年6月14日時点は、下りのみで平日6本、土休日4本であったけど、大好評により平日、土休日共に増発され、3月16日からは下りのTJライナーが、平日14本、土休日11本になり、更に便利になります。
TJライナーの利用客は、昨年12月末で1300万人に達成していたので、人気があるんだな!と思いました。
今回乗った快速急行は、森林公園 18時57分発の池袋行きで、途中、東松山、坂戸、川越市、川越、志木、和光市の各駅に停車してから池袋へと向かうことになります。
東松山駅のある埼玉県東松山市は、やきとりで有名であり、鶏肉の代わりに豚のカシラ肉を炭火で焼いたもの(やきとん)をみそだれに付けて食べることになっています。
北海道の室蘭市や愛媛県の今治市もやきとりの街であり、室蘭では、豚肉と玉ねぎが使われ、今治では串に刺さっていない鶏肉が使われているという特徴があります。
昨日を逃したら、ありがとうの表示入りのブルーバード号を撮影出来ないと思っていたけど、今回撮影することが出来て良かったな!と思っています。
本当にありがとうと言いたくなります。