
4月26日は、池袋から飯能まで、西武鉄道の10000系ニューレッドアローの10111Fによる、特急レッドアローちちぶ29号に乗りました。
特急ちちぶ29号は、池袋駅の特急専用ホーム(7番線の奥)を17時30分に発車し、途中、所沢、入間市、飯能、横瀬の各駅に停車してから西武秩父駅へと向かう列車であり、平日は10000系ニューレッドアロー、土休日は001系Laview(ラビュー)が使われています。
6月10日(月)からは、ラビューの増発により、平日のちちぶ29号も、ラビューに置き換えられるので、今回ラビューとの比較で乗車したのであります。
当初は、所沢から飯能まで乗る予定だったけど、今回は池袋から乗りたいということで、池袋からにしました。
池袋駅発車時点では、満席となっていたので、早めにチケットを手にいれておいて正解でありました。
今回乗った座席は、2号車の8B(通路側)であり、M車であったので、5000系初代レッドアローや101系譲りのモーター音(爆音)を聴くことが出来ました。
特急券には、レッドアローやラビューと表記されているので、6月にラビューに置き換えられる予定のレッドアローちちぶ29号に乗ったきっかけでもありました。
自分(しゃもじ)が西武10000系ニューレッドアローに乗ったのは、昨年12月15日の10112F(カナヘイの小動物のラッピング電車)以来であり、それ以外の抵抗制御車に乗ったのは、昨年4月29日の飯能→西武秩父間での10107F以来となりました。
10111Fは、1996(平成8)年に、10109,10110Fと共に、西武新宿線の特急小江戸号の増発用として、日立製作所笠戸事業所(HITACHI)で製造された編成であり、新宿線所属時代の2009(平成21)年(今から10年前)には、当時放送されていた、NHKの朝の連続テレビ小説「つばさ」のラッピングが施されていました。
2010(平成22)年には、池袋線系統で活躍するようになっています。
現在10000系は、10102,10103,10105,10107,10109,10110,10111Fが池袋線系統(小手指)所属、10101,10104,10106,10108,10112Fが新宿線系統(南入曽)所属であり、そのうちの10105Fは、レッドアロークラシックであります。
10112Fを除いた10000系では、初期型101系や5000系初代レッドアローの足回り品が再利用されているけど、今回乗った10111Fは、時期的に5000系の足回り品が使われていることが分かります。
1969(昭和44)年10月14日から1995(平成7)年12月3日まで活躍した5000系初代レッドアローの6編成のうち、5501Fと5507Fのうちの3両は、富山地方鉄道(富山県)に、16010形として譲渡されたけど、足回り品が10000系に流用された為に、JR485系などの廃車発生品が組み合わされています。
池袋から初代レッドアローが活躍している富山へは、子会社の西武バス、富山地方鉄道(富山地鉄バス)でも行くことが出来ます。
来年2月22日には、富山ライトレール(富山駅北~岩瀬浜間)が、富山地方鉄道に吸収合併され、富山地鉄の軌道線と一体化されることになります。
西武10000系は、4号車(T車)のみ喫煙可能な車両となっていたけど、2006(平成18)年10月1日に禁煙化されています。
早いもんで、1989(平成元)年1月8日から続いてきた平成時代は、明日(4月30日)で最終日を迎えることになります。
今日(4月29日)は、平成最後の昭和の日ということで、車体が平成、足回り品が昭和のこの列車を話題にしたのであります。
1989(平成元)年の西武特急は、5000系初代レッドアローが当たり前だったけど、当時日曜・祝日には、新宿線にも5000系による特急が運転されていました。
5000系初代レッドアローは、1970(昭和45)年度のブルーリボン賞受賞車であり、あの時以来ブルーリボン賞やローレル賞の受賞がない状態だけど、001系Laview(ラビュー)は、来年度のブルーリボン賞やローレル賞に選ばれたらいいなと思っています。
西武10000系の車内チャイムは、小田急ロマンスカーの30000形EXE(EXEα)や60000形MSEと同じ音であるので、10000系に乗った時に、これらのロマンスカーと同様にビジネステイストが強いんだな!と思いました。
東武鉄道の200系りょうもうは、1720系デラックスロマンスカー(DRC、デラ)の足回り品が使われていることに加え、ビジネステイストが強いので、西武10000系に似ているところがあります。
東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の北千住~北越谷間の複々線区間は、西武池袋線の桜台~石神井公園間と同様に、外側が急行線、内側が緩行線なので、こちらも似ているな!と思いました。
自分(しゃもじ)は、東武200系りょうもうにも乗ったことがあるので、よく分かっています。
所沢駅では、池袋駅で見た9108F(2代目L-train)による快速飯能行きが待避の為に停車していました。
9108Fによる2代目L-trainは、今年3月まで運転される予定と言われていたけど、何故か現在も運転されています。
右手に見える小手指の車両基地では、001系ラビューの2編成(B編成とC編成)のほか、10105F(レッドアロークラシック)、10103F(プラチナ・エクスプレス 秩父Ver.)などを見ることが出来ました。
仏子~元加治間の入間川橋梁では、下流側に旧橋梁が残されており、それを車窓から眺めることが出来たのであります。
飯能駅の特急ホームに到着した後、列車の進行方向が変わって西武秩父へと向かっていたけど、乗務員さんも、交代により入れ替わっていました。
飯能駅の駅名標では、ムーミンバレーパーク最寄り駅の表示が、ムーミンと仲間たちのイラストと共に付け加えられていました。
飯能からは、ラビューのA編成で池袋まで戻りました。
本当に自分(しゃもじ)の10連休を潰した罪は重大であります。
自分(しゃもじ)の10連休が幻となったことを、幻の成田新幹線や京急久里浜線の三崎口駅よりも先の区間などの未成線に例えたくなります。
今回は、ラビューに置き換えられる予定の列車でレッドアローに乗ることが出来て良かったです。