
5月9日は、東京から八王子まで、JR東日本のE353系モトS102+202編成による、中央線特急はちおうじ3号のグリーン車に乗りました。
特急はちおうじ号には、4月9日に同じE353系のS102+202編成によるはちおうじ3号に東京から八王子まで、S102編成側の普通車(当時はグリーン車の隣の8号車の10Aに当たっていた)で乗ったけど、あれから1ヶ月後の5月9日も偶然同じ編成に当たったのであります。
自分(しゃもじ)は、E353系のグリーン車に乗ってみたいと思っていたことや、同じS102+202編成によるはちおうじ3号に乗るならグリーン車にしたいということでグリーン車にしました。
前回の4月9日は、帰りのかいじ24号のグリーン車で、八王子から新宿まで帰ることを考えていたけど、グリーン車に乗るなら八王子→新宿間よりも長いはちおうじ号の東京→八王子間にしたほうがよいということで、普通車にしていたのであります。
こちらは、飛行機に乗った時にエコノミークラスではなく、奮発してビジネスクラスやファーストクラス(国内線で言えばJAL(日本航空)のクラスJ、ANA(全日本空輸)のプレミアムシート)にしたことと同様であり、鉄道のグリーン車は飛行機のビジネスクラスに似ているなと思いました。
東北・北海道新幹線のE5系、H5系、上越・北陸新幹線のE7系、北陸新幹線のW7系にあるグランクラスは、飛行機のファーストクラスに似ている状態であります。
特急はちおうじ号(あずさ、かいじ号)の東京、新宿~八王子間の指定席料金(運賃は別)は、普通車指定席が750円、グリーン車が1260円であり、普通車の料金に510円プラスしただけでグリーン車に乗ることが出来ます。
E353系の普通車の座席は、グリーン車並みに快適で座り心地が良いと言っていたけど、今回はそれよりも上のグリーン車に乗ってみて、シートピッチが広く、リクライニングが深く倒れることで、グリーン車らしさを感じました。
このことで、2016(平成28)年1月29日に、柏から上野まで、常磐線特急E657系のカツK13編成による特急ときわ96号のグリーン車に乗った時のことを思い出しました。
こちらは約20分間しか乗車時間が無かったので、次はもっと長く乗ってみたいと思ったのであります。
E353系のグリーン車(30席)は、9両基本編成側の9号車にあり、今回の座席は6列のA席(進行方向右側)となっていました。
今年3月15日までE257系によって運転されていた中央ライナーと青梅ライナーのグリーン車は、料金が720円と、E353系の普通車よりも安かったので、すぐに埋まってしまう状態で、早くから並ばなければ手に入らなかったけど、これらのライナー列車に変わる列車である、特急はちおうじ号とおうめ号のグリーン車は、列車によって空席が目立っています。
今回グリーン車が空いていたし、後ろに人がいなかったので、喜んで座席を倒しました。
E353系のグリーン車は、赤色のカーペット、可動式枕、ドアとなっているので、赤富士がイメージされた空間であり、これに乗れたことで幸せを感じていました。
グリーン車の乗り心地や座席の座り心地は、自分で実際に乗ってみなければ分からない状態なので、今回乗ったのであります。
東京→八王子間の乗車時間は、約57分と、グリーン車に乗るにはちょうど良い時間でありました。
このように、グリーン車はとても快適だったので、甲府や松本、自分(しゃもじ)の大好きな上諏訪まで乗っていたい気分になります。
立川→八王子間ではグリーン車の乗客が自分(しゃもじ)を入れて3人だったし、新宿→立川間でも空いていたので、満席及びそれに近い状態よりも快適でありました。
こちらは、空いている時の飛行機のビジネスクラスと同様の幸福感があります。
可動式枕に付いているE353のロゴマークは、普通車で横に書いてあるのに対して、グリーン車では縦に書いてあるのが特徴であります。
昨年3月3日に立川駅の2番線で行われていたE353系のS106編成の車両展示会では、グリーン車も公開されて、その座席も座り放題で大盛況だったけど、自分(しゃもじ)は行かれなかったのが残念でした。
今回E353系によるはちおうじ3号のグリーン車でリベンジし、赤富士のような優雅な空間を味わうことが出来ました。
可動式枕の色は、薄い赤色なので、天井と合わせて赤富士のイメージそのものであります。
このことに対して、E353系の普通車は、南アルプスと梓川の清らかさがイメージされています。
E353系の前面のメタリックグレー塗装は、松本駅付近にある松本城の漆黒がイメージされたものであり、E353系に合っていると思います。
平成が終わり、令和となってから早いもんで1ヶ月経とうとしているけど、今回が令和最初のJRに関するレポートとなりました。
令和最初のJRの有料特急の乗車は、このE353系のグリーン車でありました。
グリーン車の名称は、国鉄時代の1969(昭和44)年5月10日に、これまでの1等車に変わって導入されたものであり、今年で50周年を迎えていました。
普通車のほうは、これまで2等車と呼ばれていたので、等級制が用いられていたことが分かります。
1960(昭和35)年以前は、1等車から3等車までありました。
今回は、グリーン車誕生50周年の前夜という節目の時にグリーン車に乗ることが出来たのであります。
グリーン車が登場した1969年5月10日は、玉電として親しまれていた東急玉川線の渋谷~二子玉川園(現在の二子玉川)間と、砧線(二子玉川園~砧本村間)の最終日でもありました。
京王の2000系列以前の緑色の電車もグリーン車と呼ばれていたけど、特別車両のグリーン車と区別する為に京王グリーン車と呼んでいます。
来年春にデビュー予定のE259系サフィール踊り子(251系スーパービュー踊り子の置き換え用)は、E655系なごみと同様の全車グリーン車以上のハイグレード車両となり、初のプレミアムグリーン車(座席配列1+1)や、251系にもあるグリーン個室も設けられることになります。
サフィール踊り子号は、1号車がプレミアムグリーン車、2,3号車がグリーン個室、4号車がヌードルバー、5~8号車がグリーン車(座席配列2+1)であり、251系スーパービュー踊り子号車や従来の踊り子号(現在は185系踊り子型車両で運転されている)にあるような普通車がないのが残念であります。
こちらは、シンガポール航空(シンガポールの航空会社)によるシンガポール~ニューヨーク(ニューアーク、アメリカ)間の直行便(エアバスA350型機による運航)で、エコノミークラスがない(ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの2クラスである)ことと同様であります。
シンガポール~ニューヨーク線は、約19時間の長距離フライトであり、世界最長距離の直行便として有名であります。
シンガポール航空は、日本に乗り入れる外資系の航空会社の中で、サービスが優れており、機内食が美味しいと言われています。
西の航空動画王(YouTuber)である、おのだ氏の航空レポートの動画にもそれが出てきていました。
JALやANAなどの日系航空会社は、サービスが良く、機内食が美味しいほか、日系だからこその安心感があると思います。
話題のANAのエアバスA380型フライングホヌによるハワイ線も、その1つであり、ハワイ行きは、乗った時からハワイ気分で、これからハワイに行くことでテンションを高めること、ハワイからの帰国便は、ハワイ旅行の余韻に浸ることの狙いがあります。
おのだ氏は、以前インスタで取り上げていたフィジーエアウェイズ(フィジーの国営航空会社)のエアバスA330型機による成田→ナンディ間の搭乗レポートを取り上げていました。
このことで、E353系による富士回遊号(FUJI EXCURSION)にあやかって、フィジー回遊(FIJI EXCURSION)と呼びたくなりました。
フィジーエアウェイズによるナンディ線の成田発は、毎週火・金・日であり、6月30日までのANAのフライングホヌの成田発の日と同じであります。
E353系のグリーン車は、東の鉄道動画王である、スーツ氏による動画でも紹介されていました。
中央線特急がE353系に統一され、全席指定席化されてからは、普通車だけでなく、グリーン車も利用しやすい料金となったので、E353系のグリーン車の初乗車には良い機会でありました。
このように、東京から八王子まで、E353系による、特急はちおうじ3号のグリーン車に乗ることが出来て良かったです。