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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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都営バスのスカニアボルグレン(フルフラットバス)で新橋駅から小滝橋車庫へ

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昨日(6月12日)は、新橋駅から小滝橋車庫まで、スカニアボルグレン(フルフラットバス)のD920(練馬230あ・920)号車による、都営バスの橋63系統に乗りました。

都営バスのスカニアボルグレン(フルフラットバス、2DG-NB4X2B)は、シャーシ(エンジン、鉄道車両でいう足回り品)が、北欧スウェーデン🇸🇪のスカニア社(SCANIA)製、車体(ボディ)が、オーストラリア🇦🇺のボルグレン社(VOLGREN)製で、その名の通りのスカニア社とボルグレン社のコラボによるフルフラットバスであり、北欧(スウェーデン)と豪州(オーストラリア)の血が混ざりあった1台でもあります。

前面の窓の下と、後部の上に、V O L G R E Nの表示があることで一目瞭然だけど、車内の前面とステアリングのホーン部分にスカニア(SCANIA)のロゴ表示があります。

車内は、フルフラットバスの通り、後部までほぼ床が平らであるけど、実際に乗ってみて、外国製ということで、海外のバスに乗ったような雰囲気がありました。

エンジンは、直列5気筒のDC09型(スカニア)で、変速機は、6速ATであります。

ボルグレン(VOLGREN)は、1977年に、メルボルンのバス事業者であるグレンダ社(GRENDA)によって、オーストラリアのビクトリア州ダンデノングで設立されたバス車体メーカーであり、当初ボルボ(VOLVO、スウェーデンの自動車メーカー)の販売権があったことにより、ボルボとグレンダが組み合わされたことがボルグレンの由来となっています。

スカニア(SCANIA)は、スウェーデンのトラック・バスメーカーであり、スカニア社製のシャーシにベルギー🇧🇪のバンホール社(Van Hool)製の車体を組み合わせた2階建てバスであるアストロメガでも有名であります。

アストロメガは、JRバス関東、西日本JRバス、京成バス、はとバス(東京都が筆頭株主である黄色い車体の観光バス会社)などに導入され、JRバスに関しては、三菱ふそう(FUSO)のエアロキングの後継車として導入が進められているけど、4月30日から5月1日に掛けて運転されていた平成ドリーム令和号(東京駅~大阪駅間、車内で平成から令和へのカウントダウンを迎えていた)に使われていたことで話題になっていました。

日本国内のスカニアボルグレンは、新潟交通(新潟県)の萬代橋ラインと、西日本鉄道(西鉄バス、福岡県)のFukuoka BRTにもあるけど、どちらも連接バスのBRTであります。

これまで輸入車に頼っていた連接バスは、いすゞ自動車(ISUZU)のエルガデュオ(エルガハイブリッドベース)と、その日野自動車(HINO)バージョンであるブルーリボンハイブリッド連接バスとして純国産化されるようになったことで話題になっています。

フルフラットバスは、国産モデルがない為に、輸入車に頼らざるを得ない状態であるので、今回都営バスにとって、かつて存在していた2階建てバス(ドイツ🇩🇪のネオプランスカイライナー)以来(一般車としては戦前以来)の輸入車として導入されたのであります。

都営バスの2階建てバスは、上野~浅草間と小岩~葛西臨海公園間で運転されていたけど、あの頃が懐かしいです。

都営バスのスカニアボルグレン(フルフラットバス)は、今年3月までの間に29台導入され、D901~907号車の7台が巣鴨自動車営業所(練馬ナンバー)、D908~921号車の14台が小滝橋自動車営業所(同上)、D922~925号車の4台が同杉並支所(杉並ナンバー)、D926~929号車の4台が南千住営業所(足立ナンバー)所属であり、昨年12月25日に、巣鴨のD902(練馬230あ・902)号車が、都02系統(大塚駅前~錦糸町駅北口間)でデビューしていました。

巣鴨のD901号車が渋谷自動車営業所、D904,905号車が早稲田自動車営業所、小滝橋のD908,909,910号車が巣鴨自動車営業所、杉並支所のD922,923,924,925号車に仮配置されていたので、D901号車に関しては、暫定的に品川ナンバーのスカニアボルグレンとなっていました。

900番台は、かつて特定車両(都営バスによって運転されていた養護学校の送迎バス(スクールバス))に使われたものであり、スカニアボルグレンが特殊な車両であることが分かります。

都営バスのスカニアボルグレンのうち、「い」ナンバーなのは、907,908,909,911,915号車であり、他は「あ」ナンバーであります。

スカニアボルグレンの配置営業所に巣鴨、小滝橋、南千住各自動車営業所と、杉並支所が選ばれた理由は、それぞれの管轄路線の道路事情があると思われます。

小滝橋自動車営業所所属の路線は、C・H01系統(新宿駅西口(地下ロータリー)~都庁循環間、京王バス東の永福町営業所との共同運行)の都営バス便、都02乙系統(池袋駅東口~東京ドームシティ、一ツ橋間)、学02系統(高田馬場駅~早大正門間)、飯62系統(小滝橋車庫~牛込神楽坂駅経由~都営飯田橋駅間)、橋63系統(小滝橋車庫~国立国際医療研究センター、市ヶ谷駅経由~新橋駅間)、飯64系統(小滝橋車庫~高田馬場駅、飯田橋駅経由~九段下循環)、上69系統(小滝橋車庫~高田馬場駅、春日駅経由~上野公園循環)であり、今回はそのうちの橋63系統で乗ることが出来ました。

橋63系統は、小滝橋車庫と新橋駅の間を結ぶ路線で、大久保通り(戸山、牛込エリア)、麹町の坂道、平河町のクランク、国会議事堂前、霞ケ関の官庁街を通ることにより、面白みがあることから、今回のスカニアボルグレンの初乗車に選んだのであります。

今回乗ったスカニアボルグレンは、D920(練馬230あ・920)号車と、9月20日のバスの日と同じ番号だったので、自分(しゃもじ)のスカニアボルグレンの初乗車に相応しかったです。

バスの日とは、1903(明治36)年9月20日に、日本初の乗合バスが京都で運行開始されたことに因んで制定された日であり、9月に晴海埠頭で行われている都営バス主催のバスの日イベントも、その一環となっています。

1979(昭和54)年11月までは、京王帝都電鉄(現、京王電鉄)のバス事業(現、京王バス東)の中野営業所との共同運行により、新橋駅~下田橋間(大久保駅からは、中野駅経由)で下田橋まで運転され、京王バスも新橋まで乗り入れていました。

1979年11月23日には、橋63系統(大久保駅~新橋駅間、都営バス小滝橋自動車営業所所属)と、中63系統(下田橋~中野駅、大久保駅経由~国立医療センター(現、国立国際医療研究センター)間)に分割され、中63系統に関しては、1988(昭和63)年10月16日に廃止されるまでの間、京王の中野営業所と、都営の練馬自動車営業所(現、練馬支所)による共同運行となっていました。

番町バス停(地下鉄有楽町線の麹町駅前)には、かつて日本テレビ(日テレ)の麹町スタジオ(現在は新築された番町スタジオとなっている)があったけど、汐留スタジオ(こちらが本部となっている)が開設(移転)される前にあったマイスタ(初代マイスタジオ)で、日テレの朝の情報番組だったズームイン!!朝!(のちのズームイン!!SUPER)が放送されていた時に、橋63系統が通る道が、マイスタ前として紹介されていました。

日テレの汐留本社スタジオは、新橋駅からも近いので、橋63系統が日テレの番町スタジオ(旧麹町スタジオ)と汐留スタジオを結ぶ日テレバスと呼ばれています。

汐留シティセンター(旧汐留停車場の裏側)には、エアバスA380型フライングホヌ(成田~ホノルル(ハワイ)線専用の空飛ぶウミガメ)で話題のANA(全日本空輸)の本社があるけど、かつて霞ケ関の霞が関ビルディングに本社があり、全日空と呼ばれていました。

2003(平成15)年に全日本空輸の通称が全日空からANA(エーエヌエー)となったのは、全日空だと中国語で一日中空っぽということで縁起が良くないことや、ANA(エーエヌエー、アナとも呼ばれている)が定着していることであり、機体の全日空の表示が、尾翼と同じANAの表示に変わっていました。

橋63系統も、霞が関ビルディングの近くを通るので、このことを話題にしました。

官庁街のうち、橋63系統のバス停の名となっているのは、そのうちの経済産業省であります。

橋63系統が小滝橋車庫発着となったのは、2002(平成14)年2月25日のことであり、これまでの間は、小滝橋自動車営業所~大久保駅間で回送となっていました。

小滝橋車庫は、東京メトロ東西線の落合駅から近いけど、西武新宿線の下落合駅へも歩いて行くことが出来ます。

今年度(来年3月までの間)に導入される都営バスの新車は、E代であり、昨年度のD代車に続いて、いすゞ自動車(ISUZU)の車両がメインとなる予定と言われています。

都営バスには、トヨタ(TOYOTA)ブランドの燃料電池バスが深川自動車営業所と江戸川自動車営業所にあるけど、機会があれば、こちらのほうにも乗ってみたいと思っています。

今日(6月13日)は、都営交通安全の日であるので、これからも安全運転が行われることを願っています。

このように、新橋から小滝橋車庫まで、どうしても乗ってみたかった、都営バスのスカニアボルグレン(フルフラットバス)に初めて乗ることが出来て良かったです。

おまけの画像は、5月14日に新宿駅西口の地下ロータリーで撮影した、都庁循環線のスカニアボルグレン(フルフラットバス)のD910(練馬230あ・910)号車で、かつて京王バス東で大阪・姫路線で活躍していた三菱ふそうエアロクィーン(先代)の50357(品川200か・910)号車と同じ℃-ute番となっています。

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