
こちらは、8月4日に、都営地下鉄新宿線の東大島駅で撮影した、京王電鉄9000系の9731F(サンリオトレイン)による、本八幡行きです。
都営新宿線(新宿~本八幡間)のうち、地上にある駅は、東大島駅と船堀駅であり、どちらも2面2線の相対式ホームなので、反対側のホームからラッピングを入れて撮影することも出来ます。
そのうちの東大島駅は、1978(昭和53)年12月21日に岩本町~東大島間の開業と共に出来た駅であり、旧中川に跨がる河川橋上駅として有名であります。
改札口は、江東区側の大島口(西口)、江戸川区側の小松川口(東口)の2ヶ所であり、駅長事務室が大島口側にあるので、江東区にある駅として扱われています。
このような河川橋上駅は、東大島駅のほか、JR埼京線(JR東日本)の北赤羽駅(東京都北区、新河岸川)、伊予鉄道横河原線の石手川公園駅(愛媛県松山市、石手川)、阪神電気鉄道阪神本線の武庫川駅(兵庫県尼崎市・西宮市、武庫川)、JR土讃線(JR四国)の土佐北川駅(高知県長岡郡大豊町、穴内川)、JR嵯峨野線(JR西日本)の保津峡駅(京都府京都市西京区・亀岡市、保津川)も挙げられているけど、阪神武庫川線の武庫川駅は西宮市、嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線のトロッコ保津峡駅は、京都市西京区に位置しています。
東大島駅は、ホームに行政区分標のある珍しい駅であることから、2000(平成12)年に関東の駅百選に選ばれていました。
昨年5月に駅が改良された時には、ホーム外壁がガラス張りとなったことにより、ホームから旧中川を眺めることが出来るようになっています。
京王線と都営新宿線の直通運転が開始されたのは、1980(昭和55)年3月16日の新宿~岩本町間の開業の時からであり、当時の京王車に6000系(乗り入れ仕様の30番台)が使われ、岩本町駅での折り返し運転が行われていました。
都営新宿線が新宿まで延長される前から都営10号線ではなく都営新宿線と呼ばれていたので、新宿まで行かないのに新宿線となっていたことで誤解を招く状態でありました。
1978年10月31日に開業した京王新線(新線新宿~笹塚間)は、都営新宿線の新宿乗り入れに備えて作られた京王線の新宿~笹塚間の複々線区間であり、早朝・深夜及び競馬開催日の臨時急行を除いて都営新宿線直通列車で占められている為に都営新宿線の延長部分のイメージが強いけど、京王線と同じ普通鉄道規格(地下トンネル区間)となっているので、地下鉄のようで地下鉄ではない路線であり、地下鉄10号線計画とは無関係となっています。
1987(昭和62)年12月20日には、京王車の直通運転区間が大島駅まで延長され、1991(平成3)年9月1日には、本八幡駅の本設化(京成電鉄京成本線の京成八幡駅とも直結)によって、京王の車両も本八幡駅(千葉県)に進出していました。
都営新宿線の本八幡駅は、都営地下鉄で唯一千葉県(市川市)にある駅で、1989(平成元)年3月19日に仮駅として開業してから今年で30周年を迎えていました。
都営本八幡駅の位置がJR総武線(中央・総武緩行線)の本八幡駅と京成八幡駅の間の地下にあるので、京急空港線の羽田空港国内線ターミナル(羽田空港)駅が羽田空港の第1旅客ターミナルビルと第2旅客ターミナルビルの間の地下にあることに似ています。
都営新宿線の本八幡駅からは、千葉県営鉄道北千葉線計画として、新鎌ヶ谷方面へと延長される計画があったけど、利用客が見込めないことに加え、北総線が京成高砂まで延長されたことや、改軌の手間が掛かるということ等の理由により計画が中止となり、幻の路線と化してしまいました。
現在は、京成バスの高塚線(市川営業所所属)により、本八幡駅と北総線の東松戸駅または大町駅の間が結ばれているので、事実上北千葉線計画中止後の代替交通機関となっています。
本八幡駅から成田空港へと向かう場合には、京成八幡駅から京成本線の直通列車をご利用願いますということになります。
京王9000系の10両固定編成は、2006(平成18)年から2009(平成21)年までの間に10両20編成200両が日本車輌製造で製造されたけど、サンリオトレインの9731Fは、2006年3月15日の京王9000系の都営新宿線乗り入れ開始の時からある編成であります。
2006年3月15日時点では、都営新宿線の10両運転が朝ラッシュ時しかなかったので、初期に落成した9731,9732,9733Fが朝ラッシュ時のみ都営新宿線に乗り入れていました。
同年9月1日に京王車による都営新宿線直通列車が全て10両編成となってからは、6000系の置き換えが進められるようになり、2009年には、6000系が都営新宿線直通運用から撤退していました。
2009年に導入された、京王9000系の最終増備車である9730Fは、9000系で唯一前面のKEIOのロゴマークがヘッドライトの下にあることで異彩を放っていたけど、最近になってからは、他の編成と同じ位置に移されていたので、見分けが付かなくなっています。
現在のサンリオトレインは、昨年11月1日から営業運転入りしていたけど、この日はハローキティの誕生日でもあります。
ハローキティは、1974(昭和49)年に登場した有名なサンリオのキャラクターであり、今年で45周年を迎えることになっています。
東大島駅では、夕焼け🌆の風景をバックにサンリオトレインを撮影することが出来たことで幸せを感じました。
このように、東大島駅で、サンリオトレインを撮影することが出来て良かったです。
おまけの画像は、江戸川区(小松川口)側で撮影した、東大島駅の外観です。