
こちらは、9月8日に、京成電鉄の青砥駅の1番ホーム(2階)で撮影した、3400形(サンヨン)の3418Fによる、快速西馬込行きで、京成電鉄創立110周年記念ヘッドマークが取り付けられていました。
今回3400形(サンヨン)の3418Fを撮影したことにより、京成電鉄創立110周年記念ヘッドマーク付き電車を制覇することが出来ました。
3400形は、1993(平成5)年から1995(平成7)年に掛けて、大榮車輌で、旧AE形初代スカイライナーの足回り品が流用された上で更新された通勤型車両であり、車体は、3700形(サンナナ)に準じた普通鋼製となっています。
旧AE形初代スカイライナーは、8連5本40両存在していたけど、その全てが3400形に更新されていました。
3400形は、最初に6連として出場させ、後から更新された中間車2両を入れて8両にする方式となっていたので、3400形の6連の暫定編成が見られていました。
こちらは、西武鉄道の9000系(そのうちの9103Fが京急風の塗装となっている)が、初代101系の足回り品流用により製造された時に、4両の暫定編成として出場させ、のちに10両編成となったことに似ている状態であります。
旧AE形初代スカイライナーの時代には、先頭がTc車となっていたけど、3400形化されてからは、T車を中間にしたことにより、先頭M台車(Mc車)となったので、京急線への乗り入れの条件を果たすようになっています。
大榮車輌は、旧AE形から3400形への更新のほか、3500形以前の車両の車体更新も行われていたけど、3500形の車体更新が打ち切られていた2001(平成13)年に鉄道車両事業から撤退し、不動産業の会社となっています。
3500形の更新工事が途中で打ち切られていた理由は、改造費(コスト)の関係等であったけど、大榮車輌の鉄道車両事業からの撤退にも関連していました。
この3418Fは、1993年から1994年に掛けて、旧AE形AE20Fから更新された編成であり、足回り品が1972(昭和47)年製となっています。
旧AE形のラストナンバーだったAE70F(成田空港✈️が開港した1978(昭和53)年製で、1993年6月まで活躍していた最後の1編成)のうち、成田空港寄りの先頭車だったAE61号車は、宗吾車両基地の保存スペースで静態保存されているけど、足回り品が3400形の3448Fに流用された為に、旧3050形の3051号車の台車が流用されています。
3400形の行先及び種別表示は、幕式のままであるので、3700形が幕式だった頃を思い出しました。
3700形の行先、種別表示は、幕式→3色LED→フルカラーLEDへと変化しているので、京王電鉄の8000系と同じような流れとなっています。
2001(平成13)年度中には、3700形が8連1本、6連2本導入される予定であったけど、3600形の3618F(現在は廃車済)が芝山鉄道にリースされた関係により、8両編成2本の導入に変更されていました。
3700形の6両編成は、2000(平成12)年に導入された3828Fと3838Fの2編成のみと少数派となっています。
旧AE形の時代は、京成上野~成田空港✈️(新旧の両方)間でしか使われなかったけど、3400形となってからは、都営浅草線や京急線(現在は泉岳寺~羽田空港国内線ターミナル(羽田空港)✈️間)にも乗り入れるようになっています。
3400形は、京成ターボ君こと3600形(4両化された3668Fを除く)と同様の界磁チョッパ制御車であり、2011(平成23)年3月まで活躍していた京王6000系やVVVF化前の京王7000系に準じた音となっています。
3500形は、京成最後の抵抗制御車であるので、更新工事が途中で打ち切られた原因でもあります。
京成では、今日(10月26日)、京急、都営浅草線、北総線と共にダイヤ改正が行われていたけど、最大の話題は、アクセス特急(成田スカイアクセス線)🚃✈️用の新型車両である新3100形の営業運転開始や、スカイライナー🚃✈️の増発による成田空港アクセスの向上であります。
平日夜🌃の07K運用で行われていた京成車(新3050形(新3000形50番台)中心)による三崎口乗り入れ(昨年12月から行われていた)が廃止され、京急久里浜行きに変更されていました。
これにより新3100形の三崎口乗り入れが幻となってしまったのが残念であります。
日中の京成佐倉~西馬込間の快速では、40分に1本が成田空港✈️まで延長されているので、日中の西馬込~成田空港✈️間の直通列車(京成本線経由)が復活したことになりました。
新3050形(新3000形50番台)は、通常の編成に転用されることや、3100形と同じオレンジ色に変更されるので、現在の水色塗装が見納めとなってしまいます。
そのうちの3052Fが宗吾車両基地でオレンジ色の帯に変更されたことを聞いたので、引き続きアクセス特急で使われることが確定しています。
この改正では、平日朝の1本のみ残されていた東成田行きが廃止され、芝山千代田まで延長されたけど、最終日である昨日(10月25日)は、この3418Fが使われていました。
京成創立110周年記念ヘッドマークは、3400形の3418F、3700形の3768F、新3000形の3042Fに取り付けられているけど、金町線、千葉線、千原線を除いた京成線のほか、都営浅草線、京急線(泉岳寺~羽田空港国内線ターミナル(羽田空港)✈️間)でも撮影することが出来ます。
このように、京成110周年記念ヘッドマーク付き電車である京成3400形を撮影することが出来て良かったです。
おまけの画像は、8月31日に京急線の品川駅で撮影した、3400形の3418Fによる京成高砂(高砂)行きと、京急新1000形の1145Fによる快特三崎口行きです。