
昨日(11月6日)は、新宿から相模大野まで、小田急電鉄60000形の60255+60053Fによる、特急ロマンスカーのさがみ75号🚃💺に乗りました。
さがみ75号は、平日のみ運転で、新宿駅を17時40分に発車した後、途中、新百合ヶ丘、相模大野の両駅に停車してから本厚木へと向かう列車(平日N22+72運用の一つ)であり、本厚木に到着した後に地下鉄千代田線🚇の湯島駅まで回送され、大手町始発(20時30分発)のメトロホームウェイ45号🚇🌃で本厚木へと向かうことになるので、地下鉄乗り入れが可能な60000形MSEの10両編成(6+4、MSE10)に限定されています。
その前は、箱根湯本 15時43分発のはこね28号(途中、小田原、秦野、本厚木、相模大野、新百合ヶ丘の各駅に停車、小田原駅で前の4両(7~10号車)が増結される)に使われていたので、箱根特急の残業と言えます。
平日N22+72運用は、ベースである海老名車両基地から出庫した後、本厚木 6時29分発のメトロモーニングウェイ40号(朝の通勤ロマンスカー)🚇🌅で北千住へと向かい、綾瀬(東京都足立区)で休んだ後に北千住駅に戻り、北千住から9時47分発のメトロはこね21号で箱根湯本(後ろの4両は小田原)へと向かい、6両基本編成は、箱根湯本からは、はこね14号→はこね33号で新宿まで6両編成のままで1往復し、前述の箱根湯本 15時43分発のはこね28号で新宿へと向かう時に小田原駅で前の4両が連結されて10両編成となっていました。
小田原駅で切り離された4両は、隣の足柄駅(神奈川県小田原市)の構内にある足柄車庫で昼寝することになります。
その後に、さがみ75号→メトロホームウェイ45号に使われ、本厚木に到着した後、伊勢原駅経由で海老名車両基地に帰ることになっています。
平日の新宿発本厚木行きのさがみ号🚃(60000形MSEによるメトロホームウェイ号の送り込み運用)は、16時40分発の73号(こちらも新百合ヶ丘、相模大野の両駅に停車、平日N21+71運用の一部)もあります。
平日のN21+71運用(全区間60000形MSEの10両編成(MSE10)で運転)は、朝のメトロモーニングウェイ42号🚇🌅の運用を終えた後に喜多見車両基地で昼寝し、喜多見から出庫した後にさがみ73号に入り、その後にメトロホームウェイ🚇🌃43号→49号の順で入ることになっています。
60000形MSEによる運用列車(N20
番台とN70番台)は、30000形EXE(EXEα)との共通運用である土休日のN75運用を含めて海老名車両基地ベースとなっているので、60000形MSEも海老名所属であることが分かります。
60000形MSEは、2008(平成20)年3月15日にデビューした当時は、喜多見車両基地所属だったけど、メトロ特急が増発された2016(平成28)年3月26日には、海老名車両基地所属となったので、展望席付きの観光向けロマンスカーは喜多見、展望席なしの通勤向けロマンスカーは海老名と分けられるようになっていました。
30000形EXEも喜多見車両基地所属だったけど、60000形MSEがデビューしてからは、海老名所属となったのであります。
今回乗った座席💺は、先頭の1号車(60255F側)の12A(進行方向右側)であり、夜🌃だった為に右側を除いて遮光カーテンが閉められていたので簡易な前面展望が出来なかったです。
今回は唯一の未乗車だった60053F側から乗り込んだので、乗った気分を味わうことが出来ました。
30000形EXE(EXEα)や60000形MSEの10両編成の場合は、連結部分(6号車と7号車の間)の通り抜けが可能なので、それを生かしたのであります。
小田急ロマンスカーでは、1991(平成3)年から2012(平成24)年まで活躍していた20000形RSE車(JR東海御殿場線直通のあさぎり号で沼津まで乗り入れていた)や、JR東海の371系(東海あさぎり、沼津からの乗り入れ運用)の3号車と4号車にスーパーシート(グリーン車💺🍀)があったけど、2012年3月17日にあさぎり号(現、ふじさん号🗻)が60000形MSEによる新宿~御殿場間の運転に戻されてからは、小田急ロマンスカーが全て普通車💺となっていました。
現在関東の大手私鉄の有料特急でのグリーン車扱いの座席は、東武鉄道100系スペーシアの個室だけとなっています。
50000形VSEの3号車にあるサルーン席(4人用セミコンパートメント、3区画ある)は、大人4人分の特急料金である為に、普通車扱いであります。
有料特急の車両には、有料特急専用車両と、通勤型兼用車両があるけど、小田急ロマンスカーのような有料特急専用車両のほうが、有料特急らしさを感じます。
関東の大手私鉄の通勤型兼用車両による有料特急は、京王電鉄の新5000系による京王ライナー、京浜急行電鉄(京急)の2100形によるウィング号(イブニングウィング、モーニングウィング)、東武鉄道東上本線(東武東上線)の50090型によるTJライナー、西武鉄道の40000系によるS-TRAIN、拝島ライナーが挙げられているけど、車内トイレ🚻が付いているのは、西武40000系(S-TRAIN、拝島ライナー)の4号車だけであります。
1955(昭和30)年から1982(昭和57)年まで活躍していた2300形は、当初1700形と同様の2ドアクロスシート車の4両編成で、3号車にトイレが付いていました。
1959(昭和34)年に初代3000形SE車が1編成増備されてからは、2300形が2ドアクロスシート車に改造され、同時期に導入されていた2320形(こちらも当初トイレ付きの2ドアクロスシート車だった)と共に、準特急で活躍していました。
準特急は、現在京王線の種別として使われているけど、1959年から1963(昭和38)年の3100形NSEの導入までの間、小田急線にもありました。
小田急の準特急は、休日のみ運転で、かつて存在していた115系による急行かいじ号や東武鉄道の6050系による快速急行と同様に、セミクロスシートでありながら料金を取られていたので、準特急よりも遜色特急のイメージが強かったです。
小田急の準特急が運転されない平日には、料金不要列車に使われていたので、現在の小田急にはない通勤型兼用の有料特急のルーツとなっていました。
1960(昭和35)年1月20日から6月14日までの間には、近畿日本鉄道(近鉄)にも準特急がありました。
近鉄特急の22600系Ace(新Ace)は、一部のみ阪神線乗り入れ対応であり、団臨に限り阪神線の神戸三宮まで乗り入れることも出来るので、小田急60000形MSEに似たところがあります。
阪神なんば線の桜川~大阪難波間は、近鉄のATS-SP(他は阪神型ATS)で、近鉄特急の回送列車が乗り入れている区間であり、阪神電鉄の路線でありながら、近鉄の乗務員さんによる乗務(桜川駅で交代)となっているので、JR東日本の区間となっている北陸新幹線の長野~上越妙高間で、全列車JR西日本の乗務員さんによる乗務(長野駅で交代)と同じような現象となっています。
60000形MSEの最終増備車である60255Fと60053Fは、2015(平成27)年に日本車輌製造で製造されたものであり、翌年の2016年3月26日のメトロ特急の増発に備えて導入されていました。
今回乗った60255Fの1号車は、60555号車とゾロ目となっています。
60000形MSEのトイレ🚻は、2,5,8号車にあり、全て男女共用洋式トイレ🚻🚽、女性専用洋式トイレ🚺🚽、男性用小トイレ🚹、洗面所から成っているけど、車椅子スペース💺♿のある5号車と8号車の男女共用洋式トイレ🚻🚽は、車椅子対応の幅広洋式トイレ(ゆったりトイレ)♿付きとなっています。
3号車と9号車のカウンターブースには、清涼飲料水の自動販売機があり、ロマンスカーでの初搭載となったAED(自動体外式除細動器)もあります。
2015年製の60255Fの座席💺も硬いペラペラシートでありました。
MSEの6両基本編成の定期での運転範囲は、小田急線の新宿~小田原間(小田原線)と相模大野~片瀬江ノ島間(江ノ島線)、箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間、東京メトロ千代田線の代々木上原~北千住~北綾瀬間(北千住~綾瀬または北綾瀬間は回送)、JR御殿場線の松田~御殿場間であり、4両付属編成は、小田急小田原線、江ノ島線、東京メトロ千代田線の代々木上原~北千住~北綾瀬間に限られています。
60000形MSEの4両付属編成は、土休日に北千住~片瀬江ノ島間のメトロえのしま号(北千住~相模大野間で箱根湯本発着のメトロはこね号と併結)で片瀬江ノ島に乗り入れています。
この日は、小田急江ノ島線開業90周年記念のスタンプラリーや歴史カードコレクションを仕上げる為に、中央林間、大和、湘南台の各駅に行ったけど、その前に相模大野までさがみ75号(相模国が由来の特急電車)に乗ったのであり、帰りは70000形GSEによるえのしま2号に乗りました。
本当は、本厚木まで乗って行きたかったけど、相模大野駅で打ち切ったのは、江ノ島線のラリーを仕上げることや、帰りに片瀬江ノ島から新宿までGSEによるえのしま号に乗った絡みでありました。
江ノ島線開業90周年記念のスタンプラリーや歴史カードコレクションは、12月1日(日)まで行われており、毎日使える1日全線フリー乗車券(大人2000円、小児1000円)を使えばお得であります。
小田急60000形MSEは、2009(平成21)年度のブルーリボン賞受賞車に加え、ブルネル賞の受賞車でもあるので、両方のプレートが付いています。
MSEが50000形VSEベースで製造されていたので、ブイヤベースという南フランス(プロヴァンス地方)🇫🇷の海鮮スープ🍲を思い出しました。
本当は、先発のはこね49号(この日は30000形EXE(オリジナルEXE)の30255+30055Fが使われていた)で町田まで行っても良かったけど、7月20日に新宿→相模大野間で乗車済みであり、久しぶりにMSEに乗りたかったから、さがみ75号にしました。
自分(しゃもじ)がMSEに乗ったのは、昨年12月8日の60252Fによるえのしま10号(10周年記念ステッカー付きだった)以来でした。
MSE10周年記念ステッカーは、車内にしか付いていなかったので、乗車特典でありました。
このように、新宿から相模大野まで、60000形MSEに乗ることが出来て良れたことで、話題にすることが出来たのであります。