
こちらは、2月29日に東日本旅客鉄道(JR東日本)の品川駅の9番線(常磐線特急のホーム)で撮影した、E657系のK6編成(知らないなんてもったいない!いばらきのラッピング電車)による、常磐線特急ひたち29号(いわき行き)🚃💺です。
ひたち29号🚃💺は、品川駅を20時45分、東京駅を20時53分、上野駅を21時ちょうどに発車し、途中、土浦、水戸、勝田、大甕(おおみか)、常陸多賀、日立、磯原、勿来(なこそ)、泉、湯本の各駅に停車してからいわき駅(福島県いわき市)へと向かういわき行きの下り特急並びにひたち号の最終列車であります。
その前の運用は、勝田 18時47分発のときわ86号(途中、水戸、友部、石岡、土浦、柏、上野、東京の各駅に停車)であるので、2015(平成27)年3月14日のオールE657系化並びにスワローサービスによる全席指定化💺🈯によって、ひたち(旧、スーパーひたち)号と、ときわ(旧、フレッシュひたち)号が共通運用化され、品川駅でのときわ号→ひたち号、或いはその逆での折り返し運用が見られるようになっています。
2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災に伴う原発事故により不通となっている富岡~浪江間が、今年3月14日(土)のダイヤ改正で9年ぶりに復旧することにより、特急ひたち号のうちの3往復(3,13,19,14,26,30号)がいわきから仙台まで延長され、震災前とほぼ同じ運転体系に戻ることになります。
ひたち29号の1本前である、特急ときわ83号(品川 20時15分、東京 20時23分、上野 20時30分発)は、ときわ号で唯一のいわき行き(途中、柏、佐貫、牛久、土浦、石岡、友部、赤塚、水戸、勝田、大甕、常陸多賀、日立、高萩、泉、湯本の各駅に停車)となっているけど、3月14日の改正で、ときわ64号と共に高萩駅発着に変更されるので、いわき発着のときわ号並びに佐貫→龍ケ崎市、牛久の両駅からいわき駅に直通する列車が全廃され、柏駅からいわき駅に直通する列車が、特急ひたち3号(上野発いわき経由仙台行き)だけとなってしまいます。
いわき発着のときわ83号と64号は、E653系がフレッシュひたち号としていわき駅まで乗り入れていたことの名残があるけど、高萩発着に変更(短縮)されることにより、ひたち号はいわきまたはいわき経由の仙台発着と分かりやすくなります。
K6編成のラッピングは、1号車(品川、上野寄りの先頭車)が、大洗磯前神社⛩️🌊と袋田の滝、2号車が笠間稲荷神社⛩️、3号車が鳳台院、4号車が笠間焼、5号車(グリーン車)💺🍀がキャンペーンロゴのみ、6号車が美酒🍶、7号車が水府提灯🏮、8号車が水戸黄門、9号車が弘道館、10号車(勝田、いわき、仙台寄りの先頭車)が水戸の梅まつり(偕楽園の梅)であり、5号車以外は写真の下にキャンペーンロゴがあります。
そのキャンペーンロゴマークには、「知らないなんて もったいない!いばらき」の文字と、JR東日本水戸支社公認のE657系のマスコットキャラクターであるムコナくん😸と、いばキラTVによる茨城県公式バーチャルYouTuberてある、茨ひより(ひよりん)が描かれています。
常磐線(いわき~仙台間)の路線(岩沼~仙台間は東北本線) 富岡~浪江間は2020(令和2)年3月14日から運転再開予定
いわき~草野~四ツ倉~久ノ浜~末続(すえつぎ)~広野~Jヴィレッジ~木戸~竜田~富岡~夜ノ森~大野~双葉~浪江~桃内~小高~磐城太田~原ノ町~鹿島~日立木(にったき)~相馬~駒ヶ嶺~新地~坂元~山下~浜吉田~亘理~逢隈(おおくま)~岩沼~館腰~名取~南仙台~太子堂~長町~仙台
四ツ倉~岩沼間は、広野~木戸間を除いて単線区間であるけど、大野~双葉間は、震災前に複線区間となっていました。
常磐快速線(品川~上野~いわき間)の路線(品川~上野間は上野東京ライン)
品川~新橋~東京~上野~日暮里~三河島~南千住~北千住~松戸~柏~我孫子~天王台~取手~藤代~※龍ケ崎市~牛久~ひたち野うしく~荒川沖~土浦~神立~高浜~石岡~羽鳥~岩間~友部~内原~赤塚~(偕楽園(臨時駅、観梅シーズンの土休日の下りのみ停車))~水戸~勝田~佐和~東海~大甕(おおみか)~常陸多賀~日立~小木津~十王~高萩~南中郷~磯原~大津港~勿来(なこそ)~植田~泉~湯本~内郷~いわき
※龍ケ崎市駅は3月13日まで佐貫駅(JR)であります。
特別快速(常磐特快)の停車駅(全列車E531系による品川~土浦間での運転)
品川~新橋~東京~上野~日暮里~北千住~松戸~柏~取手~藤代~龍ケ崎市~牛久~ひたち野うしく~荒川沖~土浦
常磐緩行線の路線(我孫子~取手間は朝夕のみ運転)
(東京メトロ千代田線経由、小田急線の伊勢原駅まで直通運転)←北千住~綾瀬~亀有~金町~松戸~北松戸~馬橋~新松戸~北小金~南柏~柏~北柏~我孫子…天王台…取手
乗換駅🚉🚃🔃🚃
品川 山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線、東海道・山陽新幹線、京急本線
新橋 山手線、京浜東北線(日中は快速運転の為に通過)、横須賀線、東京メトロ銀座線、都営浅草線、新交通ゆりかもめ
東京 山手線、京浜東北線、横須賀・総武快速線、京葉線、東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線、東海道・山陽新幹線、東京メトロ(丸ノ内線(東京駅)・東西線(大手町駅))
上野 山手線、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線、東京メトロ(銀座線・日比谷線)、京成本線(京成上野駅)
日暮里 山手線、京浜東北線(日中は快速運転の為に通過)、京成本線、日暮里・舎人ライナー
南千住 東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス線
北千住 常磐快速線⇔常磐緩行線、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)、東京メトロ(日比谷線、千代田線)、つくばエクスプレス線
綾瀬 東京メトロ千代田線(北綾瀬支線、綾瀬・北綾瀬発着の列車⇔常磐緩行線)
金町 京成金町線(京成金町駅)
松戸 常磐快速線⇔常磐緩行線、新京成電鉄新京成線
馬橋 流鉄流山線
新松戸 武蔵野線、流鉄流山線(幸谷駅)
柏 常磐快速線⇔常磐緩行線、東武アーバンパークライン(野田線)
我孫子 常磐快速線⇔常磐緩行線、成田線(我孫子~成田間)
取手 常磐線相互(取手発着の列車⇔土浦、水戸方面の列車)、関東鉄道常総線
龍ケ崎市 関東鉄道竜ヶ崎線(佐貫駅)
友部 水戸線
水戸 水郡線(西金~常陸大子間は台風19号の影響により不通となっています。)、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
勝田 ひたちなか海浜鉄道湊線
いわき 磐越東線
岩沼 東北線(白石、福島方面)
名取 仙台空港鉄道仙台空港線
長町 仙台市営地下鉄南北線
仙台 東北線(利府、松島、小牛田方面)、仙山線、仙石線、仙石東北ライン、東北・北海道・秋田新幹線、仙台市営地下鉄(南北線、東西線)
水郡線の西金~常陸大子間は、昨年10月12日の台風19号の影響により不通となっており、バス🚌による代行輸送が行われているけど、今年7月上旬には西金~袋田間が、来年夏頃には袋田~常陸大子間がそれぞれ運転再開される予定となっています。
水郡線の袋田~常陸大子間の第6久慈川橋梁が最も被害が大きかった場所なので、復旧が来年夏頃にずれ込むのもそのはずであります。
E657系には、フルアクティブサスペンションなどが採用されていることにより、揺れが抑えられているので、そのお陰で130Km/hでの高速運転時でも乗り心地が良くなっています。
E657系のトイレ🚻は、奇数号車(1,3,5,7,9号車)の勝田、いわき、仙台寄りにあり、全て洋式トイレ🚻🚽、男性用小トイレ🚹、洗面所から成っているけど、5号車の洋式トイレ🚻🚽は、車椅子対応の幅広洋式トイレ(だれでもトイレ)🚻♿🚽となっています。
定員は普通車指定席💺が570席、グリーン車(5号車)💺🍀が30席の計600席であり、5号車(グリーン車)と6号車(普通車)には、車椅子対応座席💺♿がそれぞれ2席ずつあります。
東北・上越新幹線系統の新幹線🚅では、山形・秋田のミニ新幹線を含めた全ての車両に普通車、グリーン車共に車椅子対応座席💺♿があるけど、JR東日本の在来線特急でグリーン車にも車椅子対応座席💺♿のある車両は、このE657系🚃💺のほか、E353系(中央線特急あずさ、かいじ号)🚃💺、3月14日にデビューするE261系(サフィール踊り子号、全席グリーン車)🚃💎の5号車も挙げられています。
E257系による踊り子号🚃には、中央線特急あずさ、かいじ号の時代と同様に、5号車(普通車)のみ車椅子対応座席💺♿があります。
常磐線の復旧の日程
2011年3月12日(震災の翌日) 上野~綾瀬~取手間
2011年3月18日 取手~土浦間
2011年3月31日 土浦~勝田間
2011年4月7日 勝田~高萩間
2011年4月11日 高萩~いわき間
2011年4月12日 亘理~岩沼間(常磐北線が復旧)
2011年4月17日 いわき~四ツ倉間
2011年5月14日 四ツ倉~久ノ浜間
2011年10月10日 久ノ浜~広野間
2011年12月21日 原ノ町~相馬間 当時は孤立区間で701系の3編成が封じ込められていました。
2013(平成25)年3月16日 浜吉田~亘理間
2014(平成26)年6月1日 広野~竜田間 当時の楢葉町は、避難指示解除前(準備区域)であり、翌年の2015年には避難指示が解除されていました。
2016(平成28)年7月12日 小高~原ノ町間
2016年12月10日 相馬~浜吉田間 この時点で、小高~岩沼間の線路が繋がり、小高~相馬間の孤立状態が解消されていました。
そのうちの駒ヶ嶺~浜吉田間では、内陸への移設が行われていたのであります。
2017年4月1日 浪江~小高間
2017年10月21日 竜田~富岡間
2020年3月14日 富岡~浪江間(これで全線運転再開)
特急スーパーひたち(現、ひたち)号やフレッシュひたち(現、ときわ)号(当時はスーパーひたち号は651系、フレッシュひたち号は651系またはE653系が使われていた)は、2011年4月17日に上野~勝田間で、同年4月28日に勝田~いわき間で運転再開されていました。
3月4日には、福島県双葉郡双葉町(双葉駅付近)、3月5日には、福島県双葉郡大熊町(大野駅付近)の避難指示がそれぞれ解除されたけど、明日(3月10日)には、富岡町(夜ノ森駅付近)の避難指示が解除されることになります。
常磐線の富岡~浪江間の運転再開は、これらの3町の避難指示解除に合わせた出来事であります。
震災前のいわき~原ノ町間では、415系1500番台が主に使われていたけど、3月14日からは4ドアのE531系🚃が富岡~原ノ町間にも進出することになるので、時代は変わったな❗と思いました。
浪江駅のある福島県双葉郡浪江町は、B-1グランプリ(愛Bリーグ、ご当地グルメの祭典)での受賞歴のある、なみえ焼きそば(太めの麺が使われ、モヤシと豚肉が入っている焼きそば)で有名であり、常磐線が全線で運転再開され、特急が停車するようになれば、食べに行く人が増えていくことになります。
なみえ焼きそば(浪江焼麺太国)は、2013(平成25)年11月9,10日に愛知県豊川市で行われた第8回B-1グランプリで、ゴールドグランプリを獲得していたので、震災復興への切り札となっていました。
第一回目のB-1グランプリは、2006(平成18)年2月18,19日に青森県の八戸市(八戸せんべい汁でお馴染みの場所)で行われ、静岡県富士宮市(翌年の2007(平成19)年の第2回目の会場)の富士宮焼きそばがゴールドグランプリを獲得していたのであります。
昨年は11月23,24日に玉子焼で有名な兵庫県明石市で行われ、三重県津市の津ぎょうざ(学校給食がルーツである巨大な揚げ餃子)🥟がゴールドグランプリを獲得し、日本一短い市名や駅名である津(つ)の巨大な名物となっています。
日本一短い駅名である津駅は、JR紀勢本線、伊勢鉄道伊勢線、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線が乗り入れる駅であり、近鉄では、3月14日にデビューする予定の80000系ひのとり🚃💺🦜を含めた大阪難波~近鉄名古屋間の直通特急🚃💺の全列車が停車することになります。
浪江~原ノ町間では、701系が使われているけど、3月14日からは、E531系によるいわき(一部水戸)~原ノ町間の直通列車に置き換えられることになります。
3月26日(木)には、福島県の浜通り地方で、聖火リレーが行われるので、仙台発着の特急ひたち3号と14号が、Jヴィレッジ駅に臨時停車することになります。
Jヴィレッジ駅は、3月14日から常設化される予定であり、ホームの長さが特急が停車出来るように10両分あるので、3月26日の臨時停車で本領が発揮されます。
Jヴィレッジ⚽のある福島県双葉郡楢葉町の名物であるマミーすいとんは、Jヴィレッジでの合宿中に、当時のサッカー日本代表🇯🇵⚽の監督であったフィリップ・トルシエ氏が名付け親であり、故郷のおばあちゃんを思い出す味だ!と絶賛していたことがその由来となっています。
E657系のK6編成は、2012(平成24)年1月に、日立製作所笠戸事業所(HITACHI)で製造された日立製のひたち号であり、同年3月17日に上野~いわき間のスーパーひたち号(当時)でデビューした時からある編成でもあります。
ひたちの由来は、常陸(ひたち)国であるけど、日立と読み方が同じであります。
品川~仙台間の特急ひたち号は、373.9Kmと、本州最長距離を走る在来線特急となります。
本当は、先週末にあーにゃこと水湊あおひ氏😸と一緒に長崎に行きたかったです。
K6編成による茨城キャンペーンのラッピング電車🚃は、3月中旬まで運転される予定となっているけど、この機会に撮影することが出来て良かったです。
今日(3月9日)は、サンキューの日であるので、このブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。