
昨年9月28日は、国立がん研究センター(築地市場駅)から豊洲市場六街区(バスまつりin豊洲2019の会場)まで、都営バスのスカニア・ボルグレン(フルフラットバス、2DG-NB4X2BVJ)のK-D927(足立230い20-04)号車(南千住自動車営業所所属)による、祭20系統(バスまつりの為に運転された臨時バス)🚌🇦🇺🇸🇪に乗りました。
こちらは、豊洲市場六街区で行われたバスまつりin豊洲2019へのアクセスの為に運転されていた臨時バスであり、豊洲市場六街区→(環状2号線)→国立がん研究センター(築地市場駅)→勝どき駅→(晴海通り)→豊洲市場六街区という時計回りの循環ルートとなっていました。
この時に使われたバスは、南千住自動車営業所所属のK-D927(足立230い20-04)号車のスカニア・ボルグレン🚌🇦🇺🇸🇪のほか、同じ南千住のK-L788(足立200か・809)号車の三菱ふそう(FUSO)エアロスター🚌、渋谷自動車営業所所属のB-X271(品川200か25-17)号車のいすゞ(ISUZU)エルガ🚌、同じ渋谷のB-P492(品川200か15-86)号車の日産ディーゼル(現、UDトラックス)スペースランナーRA(雨の日は、都バスで。のラッピングバス)🚌☔、B-E379(品川230あ・379)号車のいすゞ(ISUZU)新型エルガ🚌、江戸川自動車営業所(旧、葛西自動車営業所)所属のV-D115号車(足立230え・115)号車のトヨタ(TOYOTA)SORA(燃料電池バス)🚌🔋と同V-D117号車(足立230き20-20)の7台であり、南千住と江戸川から2台ずつ、渋谷から3台の応援が入ったことになりました。
L788号車に関しては、昨年12月に除籍されたので、貴重なシーンとなっていました。
帰りは、燃料電池バスのD115号車🚌🔋に乗ることが出来たのであります。
行きのルートは、晴海通り経由で、かつて開閉が行われていた勝鬨橋を渡っていました。
都営バスのスカニア・ボルグレン(フルフラットバス、2DG-NB4X2B)は、シャーシ(エンジン、鉄道車両でいう足回り品)が、北欧スウェーデン🇸🇪のスカニア社(SCANIA)製、車体(ボディ)が、オーストラリア🇦🇺のボルグレン社(VOLGREN)製で、その名の通りのスカニア社とボルグレン社のコラボによるフルフラットバスであり、北欧(スウェーデン🇸🇪)と豪州(オーストラリア🇦🇺)の血が混ざりあった1台でもあります。
前面の窓の下と、後部の上に、V O L G R E Nの表示があることで一目瞭然だけど、車内の前面とステアリングのホーン部分にスカニア(SCANIA)のロゴ表示があります。
車内は、フルフラットバスの通り、後部までほぼ床が平らであり、実際に乗ってみて、外国製ということで、海外のバスに乗ったような雰囲気がありました。
エンジンは、直列5気筒のDC09型(スカニア社製)で、変速機は、6速ATであります。
ボルグレン(VOLGREN)は、1977年に、メルボルンのバス事業者であるグレンダ社(GRENDA)によって、オーストラリア🇦🇺のビクトリア州ダンデノングで設立されたバス車体メーカーであり、当初ボルボ(VOLVO、スウェーデン🇸🇪の自動車メーカー)の販売権があったことにより、ボルボとグレンダが組み合わされたことがボルグレンの由来となっています。
昨年3月までの間に29台導入され、D901~907号車の7台が巣鴨自動車営業所(練馬ナンバー)、D908~921号車の14台が小滝橋自動車営業所(同上)、D922~925号車の4台が同杉並支所(杉並ナンバー)、D926~929号車の4台が南千住営業所(足立ナンバー)所属であり、一昨年(2018(平成30)年)12月25日に、巣鴨のD902(練馬230あ・902)号車が、都02系統(大塚駅前~錦糸町駅北口間)でデビューしていました。
スカニア・ボルグレンの1台あたりの価格は、約3500万円と、国産のノンステップバスよりも高価であります。
900番台は、かつて特定車両(都営バスによって運行されていた養護学校の送迎バス(スクールバス))に使われたものであり、スカニアボルグレンが特殊な車両であることが分かります。
スカニア・ボルグレンの配置営業所である巣鴨、小滝橋、南千住各自動車営業所と、杉並支所の路線には、晴海通りを走る定期路線がないので、今回のスカニア・ボルグレンで晴海通りを通ったのは貴重な体験でありました。
晴海通り(銀座、築地、勝どきエリア)で定期運用されている都営バスは、深川、品川、江東の各自動車営業所と港南支所(深川と江東は足立ナンバー、品川と港南は品川ナンバー)の路線であります。
このことで、2000(平成12)年12月11日まで、杉並自動車営業所(現、杉並支所)所属の練馬ナンバーの日野(HINO)車が、都03系統(グリーンアローズ(当時は新宿駅西口~晴海埠頭間の路線だった)として、晴海通りを走っていた頃を思い出しました。
都03系統は、2000年12月12日に四谷駅(四ッ谷駅)~晴海埠頭間に短縮された時に深川自動車営業所に移管されていたけど、2012(平成24)年4月1日に港南支所(はとバスへの管理委託)に移管されたので、練馬→足立→品川ナンバーとなっています。
杉並支所は、練馬ナンバーの営業所だったけど、2014(平成26)年11月17日には、杉並ナンバー(杉並区のご当地ナンバー)での新規、転入登録となっています。
今年5月11日(月)には、板橋、江東、葛飾ナンバーが導入される予定であり、江東区にある深川自動車営業所と、3月30日に開設されたばかりの有明自動車営業所が江東ナンバー、葛飾区にある青戸支所が葛飾ナンバーの営業所(支所)となります。
江東自動車営業所に関しては、江東区ではなく、墨田区にあるので、千住、南千住、江戸川の各営業所と臨海支所と同様に、足立ナンバーのままであります。
板橋区には、1982(昭和57)年3月まで志村営業所(都営バス志村車庫)があったけど、現在板橋区に都営バスの営業所がないので、板橋ナンバーとは無縁となっています。
今回のバスまつりに参加していた国際興業バス🚌の営業所のうち、志村営業所(高速バスの一部を含む)が板橋ナンバーでの新規及び転入が可能となります。
有明自動車営業所(営業所記号はJ)は、りんかい線の国際展示場駅と東雲(しののめ)駅の間(江東区有明)に出来た営業所であり、海01系統(門前仲町~東京テレポート駅間)と波01系統(東京テレポート~中央防波堤間)の一部であり、23台(うち6台はトヨタ自動車(TOYOTA)の燃料電池バス🚌🔋で、他の17台はいすゞの新型エルガ🚌)の新規導入車(E代車)に加え、品川から3台(M250,251、R597号車、足立ナンバーに変更)🚌、深川から4台(S158,159、T198,199号車)🚌が入ってきているけど、そのうちのS158号車と159号車は、日野自動車(HINO)のブルーリボンシティ(ブルシチ)ハイブリッド🚌であります。
都営バスにおける営業所(支所)の新設は、1998(平成10)年4月1日の港南支所(当時は目黒自動車営業所の港南分駐所だった)以来22年ぶり、営業所としては、1972(昭和47)年10月の葛西自動車営業所(現、江戸川自動車営業所)以来48年ぶりであり、車両の導入が営業所毎のメーカー指定から会計年度毎の落札方式に変わった後であるので、都営バスの営業所で唯一メーカー指定が行われなかった営業所となっています。
目黒自動車営業所は、2000年12月12日に品川自動車営業所目黒支所に、2003年4月1日に目黒分駐所に格下げされ、2005年3月28日に閉鎖されていました。
これによって品川自動車営業所港南分駐所から港南支所となったので、目黒から港南への移転計画が完了していたのであります。
今年度(来年3月までの間)に導入される予定のF代車🚌は、昨年度導入分のE代車と同様にいすゞ(ISUZU)の新型エルガ🚌とトヨタ自動車(TOYOTA)のSORA(燃料電池バス)🚌🔋であり、今年7月に東京オリンピック(コロナ騒動により来年7月に延期されていた)が行われる予定であったことから、4月の第一週に導入され、有明自動車営業所に留置されています。
F代の燃料電池バス🚌🔋は、深川自動車営業所のS-F141~145号車、江戸川自動車営業所のV-F147~151号車で、そのうちのV-F147号車は、4月8日に営業運転入りしていました。
2003(平成15)年度に導入されたL代(最後の4メーカーでの分散導入車)は、北自動車営業所所属のN-L794(練馬200か10-26)号車(日産ディーゼル(UD)スペースランナーUA、KL-UA452KAN改)が最後の1台となっているけど、前面にUDのロゴマークが付いています。
L代車まで導入された都営バスの中型ロング車(日野(HINO)レインボーHR)は、今年3月の江戸川所属車を最後に全滅していました。
2003年10月1日には、NOx・PM法に基づくディーゼル車規制条例により、それを満たさなかったディーゼル車両の東京都での走行(他府県からの乗り入れを含む)が禁止されるようになったので、L代車がそれに間に合わせるように同年9月までに導入されていました。
F代車の導入により、2004(平成16)年度導入分のM代車の置き換えが急ピッチで進められることになります。
都営バスのUD車は、2005(平成17)年度導入分のN代車まで、指定営業所だった北、江東の両営業所と練馬支所に限られていたけど、2006(平成18)年度のP代車と2008(平成20)年度には、上記以外の営業所や支所にも導入されていました。
南千住自動車営業所所属のバス🚌は、千住、渋谷、早稲田の各営業所、青戸支所と同様に三菱ふそう(FUSO)車に指定されていたけど、千住、南千住両営業所と青戸支所は、三菱純正車体、渋谷、早稲田の両営業所に関しては、三菱ふそうバス製造の前身である、呉羽自動車工業→新呉羽自動車工業製の車体に分けられていました。
都営バスの三菱ふそう車は、2010(平成22)年度のV代車、2011(平成23)年度のW代車、2013(平成25)年度のY代車でも導入されたけど、それ以来導入がなく、いすゞ自動車(ISUZU)への落札がメインとなっています。
東京さくらトラム(都電荒川線)の荒川電車営業所🚃🌸の軌陸車(ウニモグに替わって導入された)🚚がいすゞ自動車のエルフ(ELF、2トンクラスの小型トラック)がベースとなっているのは、都営バスで、いすゞ自動車への落札が盛んに行われていることの縁であると思っています。
ここで朗報。あーにゃこと水湊あおひ氏😸は、6月19日~28日に築地本願寺ブディストホールで行われる舞台であるPeace of Clan~七星のシンフォニア~のAチームに出演するという情報が入ってきました。
ちょうど築地辺りを走っていたバス🚌の話題をしていたら、このような朗報があったのであります。
自分(しゃもじ)も是非見に行きたいと思っています。
昨年度導入分のE代車は、いすゞ(ISUZU)エルガと、トヨタ(TOYOTA)SORA(燃料電池バス)、貸切用のいすゞ(ISUZU)ガーラであり、貸切車は、南千住自動車営業所にE007号車の1台、渋谷自動車営業所にE008,009号車の2台が入っているけど、既存のP001~003,005,006号車(2006年式)と異なる点は、車椅子用のリフト♿が付いていることです。
バスまつりで展示されていたスカニア・ボルグレンは、巣鴨自動車営業所所属のD905号車であり、車内に入ることも出来ました。
有明営業所所属路線に関しては、コロナ騒動が落ち着いてから乗りに行きたいと思っています。
このように、バスまつりに行く時にスカニア・ボルグレンに乗ることが出来て良かったです。