先月(9月)8日は、池袋駅東口から、浅草寿町まで、都営バスの90周年記念のリバイバルカラー(都電色)のP-M190(練馬200か12-61)号車のいすゞエルガ(PJ-LV234L1)による草63系統に乗りました。
このバスは、6月8日に都電の荒川電車営業所(荒川車庫)で行われた路面電車の日のイベントで、都電とのコラボレーションで展示されていたことで気になっていたので、いつかは乗ってみたいと思っていたその時、tobus.jpの車両検索で調べたところ、草63系統の運用に入っていたことを知ったので、今回乗ることに大成功したのであります。
池袋駅では、11番乗り場(池袋パルコの前)から発車し、西巣鴨まで明治通りを進みました。
次にある豊島区役所は、来年5月に移転される予定なので、現在の庁舎は見納めとなります。
池袋駅を出た後、明治通りを北上する都営バスの路線は、草63、草64、王40甲、王55系統で、草64、王40甲、王55系統は、グリーン大通り側に乗り場があり、左折した後、10番乗り場を経て、豊島区役所へと向かっています。
パルコ前の乗り場は、草63系統の浅草寿町行きが11番乗り場、草63系統のとげぬき地蔵(巣鴨車庫)行きが12番乗り場、上60系統が13番乗り場となっているし。
六ツ又陸橋を越えたところにJR山手線や山手貨物線(湘南新宿ライン)との交差部分があるけど、かつて山手貨物線部分に踏切がありました。
この区間にトロリーバスが走っていた頃、踏切通過用に補助エンジンが積まれた車両が使われていたのはその為であります。
1988(S63)年3月13日の東北(宇都宮)・高崎線(中距離電車)の池袋乗り入れに伴い遮断時間が増加したことから貨物線部分が掘り下げられて山手線と同じレベルとなり、踏切が廃止されたのであります。
西巣鴨で右折し、白山通りへ。この周辺には都営三田線の西巣鴨駅や大正大学、淑徳巣鴨高校・中学校があります。
新庚申塚で都電荒川線とクロスし、巣鴨駅方向へ。
とげぬき地蔵(巣鴨車庫)は、都営バスの巣鴨自動車営業所のある場所で、草64系統の出入庫運用(池袋側は草63系統)も発着しています。
とげぬき地蔵(地蔵通り商店街)の入口が周辺にあり、毎月4の付く日の縁日には、都電の庚申塚電停と同様に賑わうことになります。
巣鴨車庫付近には東京染井温泉SAKURAがあるけど、こちらは都電沿線で唯一の温泉施設となっています。
都営バスの巣鴨自動車営業所は、以前都電の車庫だった場所であり、改築されたことによりその面影が薄れています。
巣鴨では、とげぬき地蔵(巣鴨車庫)、巣鴨駅前、巣鴨駅南口の順に停車。
千石駅前交差点からは旧道に入り、東洋大学へ。白山上交差点で左折し、千駄木駅へと向かうけど、左折して不忍通りに入る手前で団子坂を下っていました。
不忍通りに入ってからは、上58系統と同じルートを通り、道潅山下で右折してから西日暮里駅へ。
その後、JR線、日暮里・舎人ライナー、京成本線と交差した後、荒川四丁目へ。
この時に、常磐貨物線(田端操車場と三河島駅を繋ぐ路線)に跨がる踏切を通過していました。
このことで、以前取手駅と鎌倉駅の間を常磐貨物線経由で結んでいたときわ鎌倉号を思い出しました。こちらは167系が使われ、湘南新宿ライン開業前の池袋、新宿方面から横浜方面を結ぶ貴重な足となっていました。
ときわ鎌倉号と言えば、約15年くらい前に自分や友人のTJ氏がよく乗っていた列車で、TJ氏にとっても懐かしいと思っています。
2004年のアテネオリンピックで金メダルを獲得していた水泳選手の北島康介選手の実家である北島商店(肉のきたじま)が周辺にあり、ここで売られているメンチカツが話題となっています。
下町のメンチカツと言えば、日暮里駅や千駄木駅付近にある谷中商店街の谷中メンチが有名だけど、北島メンチも、金メダル効果によって下町メンチの有名店となっていました。
宮地陸橋(荒川四丁目)で右折して再び明治通りに入り、草64系統と合流。
日暮里駅と亀戸駅を結ぶ里22系統も、荒川四丁目から亀戸駅前まで明治通りを通っています。
荒川区役所前は、荒川区役所、都電の荒川区役所前電停、荒川公園、サンパール荒川があります。
JR常磐線のガードを潜った後、大関横丁へ。ここから都電荒川線の三ノ輪橋電停へも行くことが出来るので、草63,64系統が都電が運休となった時の代替交通としても使われています。
三ノ輪駅前で右折し、すぐに左折→国際通りに入り、竜泉、千束を経て西浅草三丁目へ。ここから草43系統とほぼ同じルートとなります。
千束にある鷲神社は、酉の市の起源発祥の地としてもで有名であります。
西浅草三丁目からはそのまま直進し、浅草公園六区へ。こちらには、浅草ROXやつくばエクスプレスの浅草駅(TX浅草駅)があるけど、つくばエクスプレスの浅草駅は、東武スカイツリーライン、地下鉄銀座線、都営浅草線の浅草駅と離れていて、乗り換え駅扱いではないので、TX浅草駅と呼んでいます。
その後、浅草一丁目に停車し、終点の浅草寿町へ。
草63系統の場合は、浅草寿町で降車扱いが行われた後、左に曲がったところにある雷門一丁目(駒形通りの路上)まで回送され、ここから乗車扱いが行われ、雷門通りにある浅草雷門を通り、浅草一丁目で右折してから行きと同じルートで巣鴨、池袋方面に戻ることになります。
浅草寿町バス停付近には、地下鉄銀座線の田原町駅や浅草郵便局があります。
浅草一丁目では、先発の90周年記念ラッピングバスの折り返しを見ることが出来ました。
草64系統は、池袋駅東口から三ノ輪二丁目まで明治通りを通り、日本堤、吉原大門、二天門、東武浅草駅を通って浅草雷門門南で折り返すルートとなっているのに対し、この草63系統は、裏の狭い道を迂回するルートだったので、乗ってみて面白かったです。
この時に、面白みのある草63系統で、都電カラーのバスに乗ることが出来て良かったです。