今月(11月)16日に東武東上線の森林公園検修区で行われたファミリーイベント2014の撮影会(8000系大集合)では、右側に8000系で最後の8連となった8175Fと、ワンマン改造車である81100Fが展示されていました。
8175Fは、1977(昭和52)年に富士重工業宇都宮製作所(現在のエコ宇都宮工場)で製造され、1999(平成11)年8月に車体更新されていました。
現在は8506Fと組んだ10両編成で運転されているけど、来年春に東上線(川越市~小川町間)で導入される予定のATC装置に対応していない為に、来年1月までの間に運用離脱される予定となっています。
東武8000系の8両固定編成は、東上線のみに導入された編成であり、編成単位で廃車となったものもあれば、3両(800番台)または4両に分割されてワンマン化されたものもあります。
81100Fは、2008(平成20)年に、8両固定編成だった初代8199Fから分割された車両であり、池袋寄りの4両は2代目8199F、寄居、越生寄りの4両は81100Fから成っています。
画像のクハ81100号車は、サハ89100号車から先頭車改造されていたし。
初代8199Fは、1979(昭和54)年に東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)で製造され、2002(平成14)年に車体更新されていました。
東上線では、他にも初代8183Fが2代目8183Fと8184Fに、初代8197Fが2代目8197Fと8198Fにワンマン対応の分割改造されていたし。
東武宇都宮線にも、元東上線の8両固定編成から改造された4両編成もあり、8189,8190F、81105,81106F、81115,81116Fがそれに該当しています。
これらの編成は、館林エリアの800系・850系(8000系800番台)と同様に、以前東上線を走っていた車両であることが分かります。
東武宇都宮線の8000系で4両編成のままワンマン化改造されたのは81108Fと81118Fで、後者は東上線系統で活躍していたし。
8000系の後期型では、東武顔のまま行先・種別表示がLED化された編成もあったけど、車体更新によって見られなくなっています。
このように、ワンマン改造車を除いて東上線から姿を消しつつある8000系の撮影会をやってくれて良かったと思っています。