続いては、今月(11月)16日に東武東上線の森林公園検修区で行われたファミリーイベント2014で展示されていた、50070系51075Fによるキャラクタートレインです。
こちらは、東武東上線開業100周年記念として、側面に沿線の25自治体(豊島区、板橋区、練馬区、和光市、朝霞市、志木市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川島町、川越市、鶴ヶ島市、坂戸市、鳩山町、東松山市、吉見町、滑川町、嵐山町、ときがわ町、小川町、東秩父村、寄居町、毛呂山町、越生町の各区市町村)の32種類のマスコットキャラが描かれた車両で、7月1日から運転されており、来年3月31日まで、東上線(池袋~小川町間)、地下鉄有楽町線直通、地下鉄副都心線・東急東横線直通で運転される予定となっています。
51075Fは、50000系列の地下鉄有楽町線または地下鉄副都心線・東急東横線直通バージョンとして導入されていた50070系の7編成のうちの1編成であり、2008(平成20)年9月に、増発用として導入されていたけど、50090系や50050系(本線系統の地下鉄半蔵門線、東急田園都市線直通専用車)の51061Fと同様に新製当初から窓が開閉式となっています。
50070系の初期型車は、2007(平成19)年に導入された51071Fと51072Fであり、同年6月18日に51072Fが東上線内の列車で営業運転入りし、同年7月17日に51071Fが地下鉄直通列車で営業運転入りしていました。早い段階に導入されたのは、訓練用だけでなく、9101Fを除いた9000系及び9050系の副都心線乗り入れ対応化改造に伴う予備車としての役割もありました。
翌年の2008(平成20)年副都心線開業までの間に51073Fと51074Fが導入されて4編成へ。
2011(平成23)年12月に51076Fが、2012(平成24)年2月に51077Fがそれぞれ導入されて7編成出揃っていたけど、これらの編成の車内案内表示がLCD化されたことで変化しています。
今回のイベントでは、キャラクタートレインも撮影出来て良かったです。
画像のキャラクターは、豊島区のとしまななまると板橋区のりんりんちゃんで、乗り入れ先の地下鉄有楽町線と副都心線も、練馬区や和光市と同様にそのエリア(和光市~東池袋、雑司が谷間)に含まれています。
このイベントでは、8000系列を含めて、色々な表示が方向幕遊びにより披露されていたけど、この51075Fも、東横線仕様の各停日吉などの有り得ない表示も見られていました。
東急東横線の各停は、一部の駅で8両までしか入れないので、東急5050系の8連(横浜高速鉄道所有のY500系を含む)や東京メトロ7000系の8連(10000系10101~10105Fの8連組み換え車が使われることもある)に限定されているので、10両固定編成の東武50070系にとって幻の表示であるのも言うまでもないです。