一昨日(2月28日)は、京成成田から京成上野まで、京成電鉄のAE100形168F(先代のスカイライナーの車両)による、シティライナー84号に乗りました。
京成のシティライナーは、2010(平成22)年7月17日に、成田スカイアクセス線経由にシフトされたスカイライナー(新AE形による運用)を補完する為に、これまでの本線経由のスカイライナーに代わる列車として登場したけど、当初は成田空港発着を含めた7往復運転されていました。
翌年の2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、電力需要が追い付かないことにより、シティライナーが全便運休となり、同年9月10日に、京成上野~京成成田間の2往復で運転再開されていました。
利用客の減少により、2012(平成24)年10月21日には、1往復に減らされ、昨年11月8日からは、土休日のみ運転となっています。
シティライナーは、途中、日暮里、青砥、京成船橋に停車してから京成成田へと向かう全席指定のライナー列車なので、かつての開運号の再来のほか、シティライナーならぬ指定ライナーと呼びたくなります。
京成成田では、3番線(シティライナーとモーニングライナーのホーム)から発車していたけど、宗吾参道の車両基地から出庫した後、成田空港方面まで引き上げられ、約2分前に京成成田に戻ってきてから客扱いされています。
AE100形は、成田スカイアクセス線開業前のスカイライナーの時代には、7編成あったけど、シティライナーの削減により5編成が廃車となり、現在はAE138FとAE168Fの2編成だけとなっているし。
このAE168Fは、1993(平成5)年に導入されたAE100形の最終増備車であり、2011(平成23)年11月5日に、都営地下鉄浅草線の馬込車両検修場で行われていた都営フェスタ2011で展示され、非営業でありながら、地下鉄を走っていた編成として話題になっています。
こちらは、羽田空港と成田空港を京急線、都営浅草線経由で結ぶ特急に使われる計画もあったことから貫通扉付きとなっているけど、それが生かされた上での展示となっていたし。
この日は、京成上野から京成成田まで、京成3300形による成田山号に乗った後にこのシティライナーに乗ったので、同業者もいました。
シティライナーの利用客減少に加え、AE100形の経年化を考えれば、いつ廃止されてもおかしくない状態となっているのでそのはずであります。
シティライナーの時刻(土休日のみ運転)
下り(81号)
京成上野 9時01分発→日暮里 9時06分発→青砥 9時16分発→京成船橋 9時29分発→京成成田 9時58分着
上り(84号)
京成成田 15時16分発→京成船橋 15時44分着→青砥 15時59分着→日暮里 16時09分着→京成上野 16時14分着
前回は、昨年7月5日に、京成船橋から京成上野まで、AE138Fに乗ったけど、今回は、京成成田から京成まで、未だ乗ったことがなかったAE168Fに乗ることが出来て良かったと思っています。
画像は、京成成田駅と京成上野駅で撮影。