昨日(3月5日)は、品川から京急蒲田まで、今月22日に最後を迎える予定の北総鉄道7260形7268F(京成電鉄3300形のリース車両)による快特羽田空港行きに乗りました。
この車両は、1968(昭和43)年に、京成電鉄3300形の初期型車である3308F、3316Fとして製造され、2006(平成18)年3月から、4+4編成で北総鉄道にリースされ、7860形となっていました。
京成時代の末期は、3305+3306+3313+3314+3315+3316号車と、3301+3302+3303+3304+3307+3308号車の6両編成で活躍し、3308Fが元の4連に戻された上で、3316Fとドッキングされて7868Fとなり、北総にリースされなかった3304Fが、3344Fと共に、本家の京成電鉄で最後まで残っていました。
先月28日に、本家の京成電鉄から、3304Fと3344Fを最後に3300形が全廃となっていたのに続き、北総7260形が、3月22日をもって引退してしまうので、赤電系統の車両が全廃の時を迎えることになります。
1968(昭和43)年に導入された京成3300形の初期型(京成で最後まで残っていた3304Fを含む)は、登場当時にめくり式の行先表示が使われていたけど、今回の北総7860形の全廃によりその面影の残る車両が無くなってしまいます。
3月22日の当日には、事前応募制の印旛車両基地での撮影会及び印西牧の原～矢切間でのさよなら乗車会のイベントが行われる予定となっているけど、その申し込み期限は3月13日までとなっています。
矢切駅は、2面4線の地下駅であり、かつて4両編成による矢切～新鎌ヶ谷間の折り返し電車も運転されていたこともありました。
矢切駅と言えば、2007(平成19)年3月25日の北総7000形(ゲンコツ電車)のさよなら運転で立ち寄っていたことを覚えています。
矢切駅は、松戸駅及び市川駅からバスで行くことが出来るほか、矢切の渡しの千葉県側の最寄り駅でもあります。
北総の車両は、かつて京急川崎や新逗子へも乗り入れていたこともあったけど、現在は全て羽田空港発着となっているし。
羽田空港行きの列車は、羽田空港国内線ターミナル行きが正式名称だけど、行先案内が羽田空港となっているので、羽田空港に行く列車であることには変わりはないです。
京急蒲田駅は、京成線の青砥駅と同様の2層式の高架駅であり、下りが3階、上りが2階にあるけど、横浜方面からの羽田空港行きの列車が2階から発着というややこしい点があります。
羽田空港行きの快特は、泉岳寺を出ると、品川、京急蒲田、羽田空港国際線ターミナルに停車した後に、羽田空港国内線ターミナルへと向かうことになるけど、日中のエアポート急行の快特への格上げにより、青物横丁、立会川、平和島の各駅が、日中に普通列車しか止まらないという改悪現象が発生していました。
日中に糀谷、大鳥居、穴守稲荷、天空橋の各駅に行く場合でも、京急蒲田で、下のホームの横浜方面からのエアポート急行に乗り換える必要があるので、このことも問題となっています。
もっと酷いのは、品川～羽田空港国際線ターミナル間ノンストップのエアポート快特(日中は羽田、成田の両空港を結ぶアクセス列車)で、京急蒲田駅に止まらない問題で、2010(平成22)年5月16日の京急蒲田駅付近の上り線の高架化に伴う改正で登場した時に、反対運動が発生し、高架化工事に200億円を負担していた、大田区の松原区長が激怒していたこともありました。
このような問題を受け、エアポート快特が20分に1本から40分に1本と大幅に減少していました。
品川駅で、羽田空港行きの列車が接近した時に、羽田空港のターミナルビルで流れているチャイムが流れるのはその為であります。
京急蒲田駅の下り線が高架されたのは、2012(平成24)年10月21日のことで、駅前の第一京浜に掛かる空港線の踏切が廃止されていました。
こちらは、新春に行われている箱根駅伝の通り道であり、ランナーの通過時間帯に、羽田空港行きを京急川崎行きに変更するというダイヤ修正も行われていたけど、一昨年からはそれが解消されています。
北総線は運賃が高いので、行くのを断念しているので、7860形を乗り入れ先の京急線で撮影することが出来て良かったと思っています。
画像は品川駅と京急 蒲田駅で撮影。