続いては、昨日(7月20日)に、JR新宿駅の6番線で撮影した、東武鉄道の100系スペーシアの日光詣塗装の106Fによる臨時特急スペーシアきぬがわ14号の折り返しの回送です。
南側では、西口にあるモード学園のコクーンタワー(東京モード学園などが入っている高層ビル)をバックに撮影することが出来ました。
新宿駅の5,6番線は、2003(平成15)年2月に、駅改良工事により、現在の7,8番線(中央快速線の上り列車(御茶ノ水、東京方面))の部分から仮移設されたもので、当時は、中央線特急ホームとして使われていました。
2007(平成19)年11月25日には、中央線特急ホームが9,10番線(これまでの7,8番線の部分で、中央快速線の中間)に移設されてからは、一部の列車のみ使われ、翌年の2008(平成20)年3月15日からは、成田エクスプレスや東武線直通特急等のホームに転用されて現在に至っています。
成田エクスプレスや東武線直通特急は、3,4番線発で、埼京線や湘南新宿ラインの北行と兼用となっていたので、分離させる必要があった為に移設されていたけど、代々木駅から近い部分で、新宿駅の北側から遠くなってしまったという問題が発生しているし。
新宿駅の3,4番線は、成田エクスプレスの為に作られたホームだけど、埼京線の延長や湘南新宿ラインの登場により取られてしまったので、5,6番線に移設されたのもそのはずであります。
スペーシアきぬがわ11号の送り込みの回送では、6番線を空けておく必要があったので、品川まで引き上げられていたけど、14号の折り返しの回送は、品川に寄らずに行われていました。
今後は、新宿駅新南口に駅ビルが出来る予定であり、高速バスやタクシー乗り場も整備される予定となっています。
現在は、新南口の高速バス乗り場が代々木駅寄り(降り場が東口)に仮移設されているけど、改良工事完了後には新宿駅新南口寄りに戻ることになるし。
106Fは、1991(平成3)年6月にアルナ工機(現、アルナ車両)の尼崎工場(現在は阪急の正雀工場に隣接する場所に移転されている為に現存せず)で製造されたものであり、同じアルナ工機製の108F(JR線乗り入れ対応の粋編成)と共に、アルナ工機製の電車が営業運転でJR線に乗り入れるという珍しい出来事となっています。
2006(平成18)年3月18日の東武スペーシアの新宿乗り入れの時にJR線乗り入れ対応となったのは、106,107,108Fの3編成(全て1991(平成3)年製)で、そのうちの107F(雅編成)は、東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)製であります。
サニーコーラルオレンジ塗装は、103Fと106Fが日光詣塗装となったことにより、104F(東武線内専用編成)だけとなっているし。
日光詣編成の新宿乗り入れ初日を迎えていた7月18日は、スペーシアきぬがわ11号のみでの運転だったけど、EF81 81号機牽引するの旧型客車による宇都宮線開業130周年記念号の大宮発宇都宮行きの往路での運転と重なっていたのでパニック状態でした。
19日にも、日光詣塗装のスペーシアきぬがわ11,14号と宇都宮発大宮行きの復路が運転されていたけど、ステーション♪のワンマンライブに行っていた絡みで撮影出来なかったので、昨日日光詣塗装のスペーシアの撮影が出来たのであります。
今後は、スペーシアきぬがわ11号は、8月8~15,22日、9月19~22日
スペーシアきぬがわ14号は、8月9~16,23日、9月20~23日にも運転される予定となっています。
東武100系スペーシアは、1990(平成2)年6月1日にデビューしてから、今年で25周年という節目の年を迎えていました。
自分が何度も話題にしている幸せの黄色い電車のように、見る人や乗る人を幸せな気分にさせてくれる列車が流行っているので、日光詣塗装や金の個室も、このことの一環であることが分かります。
このように、池袋駅で出来なかったスペーシア日光詣編成の正面からの撮影を、新宿駅で行うことが出来て良かったと思っています。