こちらは、9月6日に、京阪の淀屋橋駅で撮影した、京阪8000系の8010Fによるきかんしゃトーマスのラッピング電車で、この時に京阪特急65周年記念と復刻特急マークのダブルヘッドマーク(副標)の組み合わせで撮影することが出来ました。
復刻特急マークは、1950(昭和25)年9月1日の京阪特急の登場から、1952(昭和27)年7月1日の現在の鳩マークの導入まで使われていたもので、明日(9月18日)までの予定で、淀屋橋 9時30分、9時40分発、出町柳 10時34分、10時44分発の2往復(各1往復)に取り付けられており、この日の先発列車に、8010Fによるトーマスラッピング編成が使われていたのであります。
今年のトーマスラッピング電車は、昨年12月から、京阪電車きかんしゃトーマスとなかまたち2015の一環で行われており、京阪本線では特急用の8000系8010F、交野線では10000系10006F、石山坂本線では700形の701Fが使われています。
前回は3ドアの特急である新3000系の3006Fが使われていたけど、8000系が使われたことで京阪特急らしさを感じました。
2階建て車両を含めた座席のカバーにもトーマスのキャラクターが描かれているので、トーマス号のムードが高まっています。
8000系の8010Fは、8009Fと共に、1993(平成5)年8月に導入された最終増備車であり、導入当初から車椅子スペースが取り付けられているし。
1998(平成10)年4月に2階建て車両の8810号車が連結されたことにより8両編成となっています。
京阪8000系の2階建て車両の導入は、1995(平成7)年12月25日の旧3000系(後の8000系30番台)の3608号車から改造された3855→3805(8831)号車が最初であり、大好評であったことから、京阪特急の8両化を期に、1997(平成9)年9月に8001~8005F、翌年の1998(平成10)年4月に8006~8010Fに2階建て車両が組み込まれていました。
8000系の2階建て車両の新造車は、普通鋼製の8800形であり、これを見ただけで、東京の都電荒川線の8800形を思い浮かべてしまいます。8800形はちょうど10両あるので。
旧3000系の2階建て車両は、寝屋川工場で改造された時に苦労していたというエピソードがあるので、一昨年3月に京阪を追われた後に、富山地方鉄道(富山県)に譲渡され、大切に扱われていることで嬉しく思いました。
2階建て車両の富山地方鉄道への譲渡は、北陸新幹線開業による集客効果の一環であり、元京阪3000系の復刻京阪特急編成があることで白羽の矢が立てられていました。こちらは車両限界をクリアしていたし。
大井川鐵道(静岡県)にも元京阪3000系があったけど、昨年2月に運用離脱され、現在でも家山駅構内に留置されています。
大井川鐵道と言えば、昨年からトーマスのSL(トーマス号とジェームス号)が走っている路線であり、京阪電車や元祖トーマスラッピング列車であるトーマスランド号(5000形)の走る富士急行線(山梨県)とのコラボキャンペーンも行われています。
大井川鐵道では、1998(平成10)年の夏休みに、アンパンマンのキャラクターであるSLマンを模したSL(C11 227号機)も運転されていたこともあったけど、現在アンパンマン列車は、JR四国が中心となっているので、四国に持って行かれたことも言うまでもないです。
京阪8000系のトーマス列車は、今年3月22日に京橋から淀屋橋まで乗ったことがあります。
今月19日から、11月29日までの間の秋の特別ダイヤの土休日には、8000系による京橋~七条間ノンストップの快速特急洛楽号が運転される予定だけど、このトーマスラッピング列車が使われることもあります。
京阪のトーマス列車は、来年3月27日まで運転される予定なので、昨年3月21日に交野線で2013バージョンのラストラン列車を撮影したことを思い出しました。