一昨日(9月18日)は、大塚駅前から早稲田まで、その日に初日を迎えていた都電荒川線の新型車両である8900形の8902号車に乗りました。
最初は、自転車で移動し、8901号車を高戸橋の撮影ポイントで撮影してから、8902号車を鬼子母神前で撮影する予定だったけど、折り返しを撮影した時に、8902号車による早稲田行きが町屋駅前付近を走行中ということを、例の運行情報サイトで確認したので、急遽目白駅の駐輪場で自転車を停めてから、目白から大塚まで山手線で移動し、大塚駅前から早稲田まで、この8902号車に乗ることが出来たのであります。
高戸橋から目白駅まで自転車で移動した時には再び雨が降っていたのでちょうどよい決断でありました。
8900形の座席は、青色のロングシート(優先席部分は緑色のバス型シート)で、沿線に咲き誇るバラと、都電荒川線のマスコットキャラクターであるとあらんが描かれています。
このようなとあらんがラッピングされた座席は、昨年1月の8806号車の検査出場により、試しに施されたもので、この8900形により本格的にラッピングされたのであります。
こちらは一般の座席や優先席はもちろんのこと、運転席にもとあらんが描かれているし。
車内のLCD装置は、8800形と同じで、動画広告も行われていました。
8900形の前面デザインは、8800形導入時に行われていたデザイン3案の人気投票で、2位だったデザインが使われているので、8800形をベースに設計することが出来たのであります。
ヘッドライトは、8500形以来の角形であり、8502~8505号車とは異なり、テールライトが内側に入っているし。
行先表示は、7000形後期更新車、8500形、8800形、9000形と同様のLED表示であり、終電に入った場合は、終電○○と表示されます。
向原~大塚駅前間は、豊島区で唯一バラが咲き誇る都電の区間であり、来月には秋バラと8900形の組み合わせも見られることになるので楽しみにしています。
鬼子母神前~都電雑司ヶ谷間では、地下道路の建設工事が行われており、A線(早稲田方面)の線路が仮移設された部分で掘削工事が行われているのを確認しました。
東池袋四丁目~向原間では、都電の線路の横に道路が整備されるので、こちらの風景も変わっていくことになります。
鬼子母神前電停は、昨年6月に仮移設されたもので、仮移設される前は、快晴の日に絶好の撮影ポイントとなっていました。
移設前の撮影ポイントで、8900形を撮影することはなかったということになってしまったし。
こちらは8月29日に仮移設された小台電停の王子駅前、早稲田方面乗り場でも言えることだし。
学習院下電停は、周辺に電停名の由来となった学習院大学(目白キャンパス)があり、正門は山手線の目白駅のすぐ近くにあります。
面影橋~学習院下間(高戸橋)の新目白通りの横断区間は、信号待ちで停車することが多いので、撮影ポイントとなっています。
こちらでは、たまに離合シーンも見られることががあるので、今回は7003号車と離合していました。
今から4年前の2011(平成23)年10月に花100形(7500形7510号車から改造された車両)による花電車が運転された時に、高戸橋の撮影ポイントも賑わっていたことを思い出しました。
花100形は、花電車として走った時以来本線に出たことが1回もなく、昨年10月5日の荒川線の日イベントで展示されて以来、荒川車庫に放置されている状態となっています。
その後、新目白通りの中を走り早稲田へ。
かつて早稲田電停は、三ノ輪橋電停と同様に終点らしい終点という雰囲気があったけど、新目白通りの整備・拡張により道路の真ん中に来ています。
8800形の初日である2009(平成21)年4月26日は、荒川車庫で出発式が行われ、8801号車が早稲田方面、8802号車が三ノ輪橋方面へと向かっていたことに対し、今回の8900形は、早朝に通常の営業運転に入り、日中の営業運転が行われていなかったことで地味なスタートとなっていたのが惜しまれます。
このように、初日に都電の8902号車に乗ることが出来て良かったです。
画像は、大塚駅前で撮影したものです。