9月26日は、埼京線の新宿駅の4番ホームで、埼京線開業30周年記念ヘッドマーク付きのE233系のハエ102編成(クハE233-7002F)による各駅停車の大宮行きを撮影しました。
この記念ヘッドマークは、4種類あり、E233系の4編成に取り付けられているけど、最初に撮影した編成がこれでした。
埼京線は、国鉄時代の1985(昭和60)年9月30日に、赤羽~大宮間の東北・上越新幹線の高架線に隣接する形の通勤新線として開業したのが始まりであり、北赤羽、浮間舟渡、戸田公園、戸田、北戸田、武蔵浦和、中浦和、南与野、与野本町、北与野駅が新設され、これまで赤羽線と呼ばれていた池袋~赤羽間と繋がり、川越線の大宮~川越~高麗川間が電化されたことにより、池袋~川越間の直通運転も行われるようになっていました。
これにより、戸田エリアなどが鉄道で結ばれるようになっていたし。
当時使われていた車両は、ウグイス色の103系で、一部は山手線から転用されていました。
翌年の1986(昭和61)年3月3日には、山手貨物線を通って新宿へ。
新宿開業と共に、1,2番線も新設され、山手線の新宿~池袋間の混雑が緩和されていました。
1989(平成元)年7月には、205系が導入され、翌年の1990(平成2)年12月までに全てが置き換えられていたけど、ラインカラーがウグイス色から緑色に変更されていたし。
1996(平成8)年3月16日には、恵比寿まで延長され、渋谷駅も新設されたことで利便性が向上されていました。
埼京線の新宿止まりの時代が10年続いていたけど、その間に通勤新線を渋谷にという運動が行われていたので、それが実現していたし。
こちらは、常磐線の駅に、常磐線を東京駅にという表示があったことで、今年3月14日に上野東京ラインで実現していたことと同じことであります。
埼京線と湘南新宿ラインの渋谷駅は、恵比寿寄りにずれている不便な状態であるけど、一昨年3月16日の地下鉄副都心線との直通運転に伴う東急東横線の渋谷駅の地下化及び再開発により、山手線と同じ位置に移設されることになります。
恵比寿ガーデンプレイスのある場所は、かつてサッポロビールの工場があった場所であり、貨物輸送も行われていました。
一時期は、カートレインの発着ホームとしても使われていたこともあったし。
恵比寿での折り返しが不可能だったので、大崎まで回送されていたことを覚えています。
八高線の八王子~高麗川間が電化され、川越線の川越~高麗川間と一体に扱われるようになった時も恵比寿延長と同じ時期でありました。
2002(平成14)年12月1日には、東京臨海高速鉄道りんかい線の天王洲アイル~大崎間の開業により、大崎駅を介して新木場まで直通運転が開始され、お台場エリアまでも行けるようになっていました。
一昨年6月30日には、埼京線にE233系が導入され、翌年の3月までに205系の全てが置き換えられるはずだったけど、E233系への無線式列車制御システム装置であるATACSの取り付け工事によりハエ28編成(クハ205-107F)だけが残されています。
このように、置き換え完了後も残されることは、中央快速線の201系、常磐快速線の103系、宇都宮線の115系、高崎線の211系でも見られていたし。
4種類のヘッドマーク付き編成(ハエ102,104,106,130編成)は、1号車と10号車にもラッピングされているのが目印であり、10月末まで運転される予定となっています。
このように、埼京線の開業30周年記念ヘッドマーク付きのハエ102編成を撮影することが出来て良かったです。