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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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東急バスの渋72系統(不動線)

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6月19日は、五反田駅西口から、渋谷駅東口まで、東急バスのM873(品川200か19-12)号車の三菱ふそうエアロミディ-S(PDG-AR820GAN)による渋72系統(東急バス不動線)に乗りました。


この車両は、2008(平成20)年に、下馬営業所(東急トランセへの委託営業所)にSI873号車として導入され、野沢線(黒09系統または中目01系統、目黒駅~中目黒駅~野沢龍雲寺循環)や当時下馬営業所所属だった洗足線(渋71系統、渋谷駅東口~洗足駅間)を中心に使われていました。


今年3月1日には、洗足線が東急バス直営の目黒営業所所属に戻されたことにより、同型のSI→M874号車(品川200か20-10)号車と共に目黒営業所に移り、渋71系統と渋72系統の共通運用車として使われるようになっています。


同時期に東急バスエビス線(恵32系統、恵比寿駅~用賀駅間)が瀬田営業所に移管されたことにより、下馬営業所所属の一般バス路線は、前述の野沢線だけとなっているし。


ラッピングの広告主である東急でんき(東急パワーサプライ)は、今年4月1日の電力自由化によって登場したものであり、TOKYU POINTの2倍の特典もあります。


auでんきやENEOSでんきなどもその一環であるし。


洗足線が下馬営業所所属だったのは、2007(平成19)年3月16日から今年2月28日までの間であり、その間に渋71系統で使われていた東急観光バスのリバイバル塗装車であるSI1126号車に乗ったことがありました。


こちらはSI875,876号車(エアロミディ-S)と共に下馬営業所に残留し、野沢線専用車となっています。


三菱ふそうエアロミディ-Sは、2008(平成20)年から2010(平成22)年までの間に、日産ディーゼル(現、UDトラックス)のスペースランナーRMのOEM供給車であり、西工車体のエアロミディでもあり、排出ガス規制により三菱ふそう純正のエアロミディの製造が中断されていた時の繋ぎのモデルでもあります。


エンジンは三菱ふそうの6M60型(240PS)となっているので、三菱ふそう車とUD車の合の子であるし。


ステアリングのホーンの部分では、エアロスター-S(大型車のスペースランナーRAのOEM供給車)と同様に、UD車のNISSAN DIESELのロゴマークに対し、三菱マークとなっています。


今年2月20日に高尾山口から京王八王子まで乗った京王バス南による高尾山温泉のラッピングバスもエアロミディ-Sだったのでこうなっていたし。


当時は、日野といすゞによるJ-BUS連合に対し、三菱ふそうとUD(日産ディーゼル→UDトラックス)によるバス事業での提携が行われていたけど、それが失敗し、UDトラックスが日本国内のバス事業から撤退したことによって、三菱ふそうが独自の路線を歩むことになってしまったのであります。


西武ライオンズ(現、埼玉西武ライオンズ)のスポンサーの絡みにより、UD車メインで導入されていた西武バスにとって、UDの国内のバス事業からの撤退により、江川事件の影響により導入が見送られていた三菱ふそう車の導入が再開されたという出来事に結び付いていたし。


東急バスも、東京急行電鉄(東急電鉄)のバス事業(東京急行バス)の時代からUD車が盛んに導入されていたので、現在は他のメーカーのバスを買わざるを得ない状態となっています。


東京急行電鉄のバス事業から東急バスになったのは、1991(平成3)年10月1日のことで、今年で25周年を迎えることになるし。


東急バスと東急トランセの本社は、目黒区東山(東急池尻大橋ビル)にあり、その周辺を東急バスが頻繁に行き交っています。


渋72系統は、1959(昭和34)年12月18日に開設された路線で、当初から目黒営業所の路線となっています。現在のような中型車の運用となったのは、1980(昭和55)年のことであり、三菱ふそうのエアロミディが入ってくる前は、日野のレインボーシリーズが当たり前となっていました。


渋71系統が下馬から目黒に戻され、渋72系統と共に渋谷駅東口から発車する目黒営業所の中型車路線コンビに戻った時は、時期は異なるけど、1995(平成7)年1月にちびまる子ちゃんのテレビ放送が復活し、その後のサザエさんとの組み合わせによるフジテレビ系の日曜日の夕方6時台のM&Sの組み合わせに戻ったことに例えたくなります。


都立大学駅北口~成城学園前駅間の都立01系統(学校線)と、目黒駅~弦巻営業所間の黒07系統(深沢線)は、往路(成城学園前駅または弦巻営業所行き)に限り、サザエさんでお馴染みの長谷川町子美術館の前を通っていくことになるし。


一時期渋72系統専用車となっていた目黒営業所の中型車両は、一昨年の車両更新の時に日野レインボーⅡが新車で入ったほか、青葉台営業所などから転入してきた三菱ふそうエアロミディも加わっています。


ここから乗車レポート。


五反田駅では、西口から発車。


五反田駅の東急バス乗り場は、渋72系統、反11系統(小山線、五反田駅~世田谷区民会館間)、TOC直行バスが西口、反01系統(五反田駅~川崎駅西口北(ラゾーナ川崎前)間、五反田線)、反02系統(五反田駅~池上警察署間)が東口から出ています。


五反田駅を出た後左折し、第二京浜を通り、中原街道へ。


桐ヶ谷交差点までは、反11系統と同じルートであり、こちらは桐ヶ谷交差点を右折し、狭い道路に入っていました。


桐が谷バス停は、桐ヶ谷斎場(葬祭場)の最寄りのバス停であり、五反田駅からのアクセスにも使われています。


桐ヶ谷の名は、かつて存在した東急池上線の駅の名でもあり、ここから都営三田線と結ばれる計画もあったけど、目黒経由に変更されたことにより中止となっています。


西五反田四丁目バス停の手前には、2006(平成18)年7月1日まで、東急目蒲線→目黒線に跨がる踏切があり、反11系統の武蔵小山駅前と同様に、踏切待ちが行われていたこともありました。


2006年7月2日に地下化されたことにより解決し、渋72系統は踏切を通らない路線となっていたし。


線路跡には、ファミリーマートが出来ていました。


それだけでなく、遊歩道も整備されているし。


武蔵小山駅付近には、銭湯と同じ料金で入れる武蔵小山温泉清水湯があります。


不動尊門前を出た後、目黒不動尊の境内を通って目黒不動尊バス停へ。


この時には、この路線でのハイライトとなっている目黒不動尊の境内(路線バスのみ通行可能な区間)をバスが通るシーンを見ることが出来るけど、毎月28日の縁日の時には、林試の森入口~不動尊門前間が運休(渋谷駅東口~林試の森入口間、不動尊門前~五反田駅間での折り返し運転)となり、徒歩連絡となります。


希望者には、乗継券が発行されることになるし。


林試の森入口バス停は、林試の森公園の最寄りのバス停であり、武蔵小山駅からも歩いて行くことが出来ます。


この区間でのバス同士のすれ違いは、決められた場所で行われているので、鉄道での単線区間での行き違いと同様であります。


この後も狭い道路を通り、下目黒五丁目バス停を出た後に目黒通りに出てから元競馬場バス停へ。


渋72系統の清水(目黒営業所)発着の出入庫便は、ここから通常のルートと分かれていくことになります。


元競馬場バス停付近には、同じ狭隘バス路線である黒06系統(目黒駅~三軒茶屋駅間、三軒茶屋線)の狭隘区間の入口があるし。


黒06系統は、かつて目黒営業所所属だった中型車限定の路線であり、下馬営業所を経て、弦巻営業所所属の路線となっています。


大鳥神社前で左折し、山手通りを通り、目黒警察署前で右折し、目黒川を渡ってから防衛庁技術研究所の裏の区間を通ってから駒沢通りに入り、恵比寿駅へ。


山手通りは、同じ目黒営業所所属の渋41系統(渋谷駅西口~大崎駅西口、大井町駅間、東急バス品川線)も通っているけど、こちらは目黒営業所で唯一渋谷駅西口に乗り入れている路線(大型車による運行)となっています。


渋41系統が大橋営業所から移管されたのは、2002(平成14)年7月16日のことであり、これまでの間は渋谷発着の目黒営業所の路線が東口からの2系統に限られていたし。


恵比寿駅を出た後、渋谷橋交差点を左折してから明治通りを通り、渋谷駅東口へと向かっていました。


この路線は、狭い道路を通るシーンだけでなく、目黒川を2回、渋谷川を1回渡る路線であることで有名であります。


目黒川は、天王洲アイル付近で東京湾に注ぐ川であり、大橋までが開渠区間で、大橋より北側が暗渠区間で遊歩道として整備されており、途中で北沢川と烏山川に分かれることになります。


中目黒と大橋は春は桜の名所となるし。


この渋72系統は何度も乗ったことがあるけど、初めて乗車レポートを書くことが出来て良かったです。








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