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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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東急バスの渋21系統(松陰線)の新型エルガ

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6月19日は、渋谷駅西口から、上町駅まで、東急バスのT1533(世田谷200か・・54)号車のいすゞの新型エルガ(QDG-LV290N1)による渋21系統(東急バス松陰線)に乗りました。


この車両は、今年2月に、T1534,1535,1536号車と共に導入された新型エルガ(AT仕様)で、弦巻営業所所属の大型車ということにより、渋21系統(渋谷駅西口~上町駅間、松陰線)、渋23系統(渋谷駅西口~祖師ヶ谷大蔵駅間、松陰線)、渋24系統(渋谷駅西口~成城学園前駅間、成城線(小田急バス狛江営業所との共同運行))の東急バス便を中心に使われています。


弦巻営業所は、荏原営業所と同様にいすゞ車がメインであり、車両が大型車、中型ロング車、中型車の3つに分かれているし。


新型エルガやブルーリボンは、後部の部分が角ばっているけど、ナンバープレートの上部の2つの丸の部分は、2004(平成16)年式以降の先代エルガ(ブルーリボンⅡ)から受け継がれています。


弦巻営業所は、淡島、下馬、瀬田、高津の各営業所と共に、運用が子会社の東急トランセに委託されているので、車両に東急トランセ(TOKYU TRANSSE'S)のロゴが付いています。


新型エルガに有料の路線バスで乗ったのは、今回が初めてであり、渋21系統に入ることが高いということで、この路線に白羽の矢が立ったのであります。その後に東急世田谷線に乗って帰りたいということもあったし。


渋21系統(松陰線)は、1969(昭和44)年5月の東急玉川線(玉電)の渋谷~二子玉川園(現在の二子玉川)間の廃止、三軒茶屋~下高井戸間の東急世田谷線としての独立化により、世田谷通りに面している上町~西太子堂間から渋谷駅までの直通利用客に配慮する為に、大橋営業所によって開設された路線であり、現在でも運転されている渋谷駅~二子玉川駅間の渋12系統(新道線、高津営業所所属)と共に玉電の代替路線でもあります。


東急世田谷線は、都電荒川線と同様に大部分が専用軌道であり、代替バスを走らせることが困難である為に廃止されずに残されているけど、上町~下高井戸間では、代替バスを通せないのでそのはずであります。


東急バスの大橋営業所は、1969(昭和44)年5月11日の玉電廃止及び不動前営業所からの移転により、玉電の大橋車庫から転用された営業所であり、2002(平成14)年9月に廃止されるまで使われていました。


1969年5月11日に玉電が廃止されてから1977(昭和52)年4月7日に新玉川線(現在の田園都市線の一部の地下鉄規格の路線)が開業するまでの間、渋谷~二子玉川園間の鉄道が途絶えていたので、玉電代替バスとして、渋01系統(渋谷駅~三軒茶屋間)、渋02系統(渋谷駅~用賀折返所間)、渋03系統(渋谷駅~桜新町経由~二子玉川園間)、いずれも大橋営業所所属が運転されていました。


現在高津営業所所属の渋12系統や玉06系統も大橋営業所所属となっていたし。


前述の渋24系統(渋谷駅西口~成城学園前駅間)の東急バス便は、1999(平成11)年10月16日から翌年の2000(平成12)年11月15日まで大橋営業所所属となっていたこともありました。


2002(平成14)年3月16日には、渋21系統が大橋営業所から弦巻営業所に移管され、渋23系統との一体化により、東急バス千歳線から松陰線に統一されたと同時に、大橋時代のUD車(日産ディーゼル→UDトラックス)と日野車がメインから、いすゞ車メインとなっています。


渋21系統が渋23系統の上町駅折り返し便として扱われているのはその為であるし。


2002(平成14)年9月に大橋営業所が廃止された当時に最後まで残った路線は、渋82系統(渋谷駅西口~等々力間)の等々力線で、1984(昭和59)年2月まで、都営バスとの共同運行により、東京駅まで乗り入れていたことや、等々力と東京駅を結ぶ路線が2路線あったことで有名でありました。


当時の東急バス便は、分断と共に廃止された駒沢営業所所属だったし。


都営バスの渋88系統(渋谷駅東口~青山学院、六本木駅、神谷町駅経由~新橋駅間、新宿支所所属)は、渋82系統と共に、その名残のある路線であります。


現在東京駅に乗り入れている東急バスは、東98系統(東京駅南口~目黒駅経由~等々力操車所間、自由が丘線、目黒営業所所属)だけであり、2013(平成25)年3月31日に都営バスが撤退し、東急バス単独となった後も継続中であります。


渋谷駅西口~三軒茶屋間は、玉川通りを通る区間であり、東急新玉川線→田園都市線が開業した後も、東急バスが頻繁に通っています。


東急バス大橋営業所の跡地は、首都高中央環状線の大橋ジャンクションとなっており、その上には、目黒天空庭園があります。


この時には、せとうちバス(瀬戸内運輸、愛媛県今治市のバス会社)の三菱ふそうニューエアロクィーンによる渋谷マークシティ発二子玉川、新居浜経由~今治桟橋行きの夜行高速バスのパイレーツ号の送り込みの回送を見ることが出来ました。


この路線は、今年4月15日に、東急トランセによる夜行高速バス第一号として、せとうちバスとの共同運行により開設された路線であり、これまでせとうちバス単独運行(昨年9月までは京浜急行バスとの共同運行)として運転されていた、浜松町、品川~新居浜、今治間のパイレーツ号が受け継がれています。


東急トランセの車両は、羽田京急バスまたは京浜急行バス(新子安営業所)からの中古車である三菱ふそうの先代エアロクィーンが使われているので、パイレーツ号の京急便に使われていた車両の縁もあるし。


1998(平成10)年まで、東京急行電鉄→東急バスによる夜行高速バスであるミルキーウェイ号が運転されていたので、東急バスグループとしては18年ぶりの夜行高速バス復活となりました。


愛媛県の今治市は、今治タオルの生産地として有名であり、4月から5月までたまプラーザテラスで行われていたたまプラーザトレインパークで、渋谷、二子玉川~今治間の高速バスの開業に因んで、ノッテちゃん(東急バスのマスコットキャラクター)の今治コットンハンドタオルが売り出されていたし。


こちらは河口湖線の東急便と同様に、東急トランセの直営なので下馬営業所所属となっています。


世田谷通りは、三軒茶屋と町田を結ぶ世田谷町田線のことで、かつての玉電と同様に、三軒茶屋から分岐しています。


三軒茶屋から世田谷通りを通って上町方面へと向かうバスは、渋21,23,24系統であり、小田急バス狛江営業所単独による渋26系統(渋谷駅西口~調布駅南口間)もここを通っています。


渋21系統は、世田谷駅前を出た後、右折→左折し、オオゼキ(スーパーストア)の前で折り返し、左折してから上町バス停より渋谷駅へと戻ることになります。


渋21系統は、渋23系統と共に、平日及び土曜日に深夜バスが運転されているので、需要があることが分かります。


東急世田谷線の場合は三軒茶屋止まりであり、田園都市線の駅と大幅に離れているので、渋谷に出るにはバスのほうが早いということもあるし。


7月1日から29日までの平日の朝ラッシュ時(7時から9時)には、東急田園都市線の三軒茶屋~池尻大橋~渋谷間の定期を持っている乗客に対し、三軒茶屋駅または池尻大橋駅から渋谷駅までの東急バスに乗り継ぐことが出来る田園都市線バスも!キャンペーンが行われています。


こちらは、三軒茶屋駅のキャロットタワー前(13番乗り場、渋05,21,23系統と渋24系統の東急バス便の渋谷駅行き)または池尻大橋北口(上記の路線に加え、渋11,12,32,33,82系統の渋谷駅行きも対象となっている)で係員に対象となる定期券(通学または小児用を含む)を見せてから専用の東急バス無料乗車券を貰うことになるし。


こちらは東急バスのみ対象であり、小田急バスは対象外であります。


やはり東急田園都市線の三軒茶屋→渋谷間の混雑緩和により試験的に行われているサービスであり、三軒茶屋まで世田谷線で行き、三軒茶屋から田園都市線の代わりに東急バスで渋谷まで行く時にも便利であります。


東急バスの新型エルガは、弦巻営業所と荏原営業所に、新型ブルーリボンは、新羽、青葉台、淡島(ハイブリッドあり)、瀬田、目黒の各営業所に配置されています。


今年度導入予定の新車(1600番台)は、67台で、三菱ふそう、日野、いすゞのいずれかから導入される予定となっているし。


このように、東急バスの新型エルガに初めて乗ることが出来て良かったです。






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