9月6日は、勝田からいわきまで、常磐線のE501系(交直両用の4ドア通勤型電車の元祖)のカツK703編成(557M運用)に乗りました。
この編成は、1997(平成9)年3月のE501系の増備の時に川崎重工業で製造されたモノクラスの10両固定編成であり、2007(平成19)年3月18日から常磐線の土浦~いわき、草野間で運転されています。
E501系の5両編成は、3月26日の改正で、水戸線の小山~友部~勝田間だけとなってしまったので、土浦またはいわきに乗り入れるE501系は全て10両固定であるし。
E501系がデビューしたのは、1995(平成7)年12月1日のことで、当初は量産先行車であるK701+751編成が上野と土浦の間を行き来していました。
1997(平成9)年に量産車の導入により4編成ずつになり、一部の列車のみ取手以北で120Km/h運転が行われるようになったけど、トイレが付いていなかった為に上野~土浦間での運用に限定されたままでした。
2007(平成19)年3月からは、10両の基本編成と5両の付属編成が分離され、10両の基本編成の両先頭車と、5両の付属編成の小山(上野)寄りの先頭車にトイレが取り付けられた上で、常磐線の土浦~いわき、草野間及び水戸線に転用されていたのであります。
このことで、3月21日に水戸の偕楽園に行った時に、土浦駅で友人と出会い、偕楽園臨時駅まで一緒にE501系のK701編成に乗って行ったことを思い出しました。
当時は土浦12時33分発のいわき行きの551Mとなっていたけど、3月26日から高萩まで短縮され、553Mとなっています。
これにより、土浦発いわき行きの直通の普通列車は、土浦 6時37分発のいわき行きの531Mだけとなっているし。
水戸~広野、竜田間の直通列車もあるけど、こちらは全てE531系の付属の5両編成で運転されています。
今回乗った水戸発いわき行きの557Mは、基本的にE501系が使われる運用であり、いわき駅では5番線(磐越東線と同じホーム)に到着し、折り返しは土浦行きの580Mとなっていました。
泉駅では、E501系のK701編成によるいわき発水戸行きの576Mを見たので、3月21日のことを思い出しました。
泉駅からは、福島臨海鉄道本線(貨物線)が小名浜まで出ていることが有名であります。
小名浜貨物駅は、昨年1月13日に震災復興事業により西側に移設されたもので、宮下貨物駅が小名浜貨物駅との統合により廃止されていました。
泉駅のある地域は、かつての磐城市であり、いわき市となった後に平仮名の市名(読み方は同じ)に化けたものとなっています。
泉駅も、湯本駅と同様に全ての特急が停車するので、上野への直通列車が途絶えていない状態であるし。
高萩~いわき間にある駅のうち、南中郷、大津港、植田、内郷の各駅は、特急列車が停車しない為に、上野方面へは途中で乗り換えということになります。
いわき駅では、青空をバックに土浦行きの表示で撮影することが出来たという喜びもありました。
今年3月26日には415系1500番台がE531系に置き換えられた上で定期運用から離脱され、6月25日にいわき~竜田間の団臨で最後の時を迎えていたけど、E501系のほうは、運用変更があったものの、当面安泰となっています。