11月16日は、品川から上大岡まで、セガ(SEGA)のソニックとぷよぷよのラッピングが施された京急ブルースカイトレイン(セガトレイン)の2133Fによる、京急ウィング1号に乗りました。
セガトレインは、大手ゲームメーカーであるセガゲームス(SEGAブランド)のソニックシリーズとぷよぷよシリーズの発売25周年記念により施されたラッピング電車であり、11月14日~12月17日までの間に、京急の泉岳寺、品川~京急久里浜、三崎口間のA快特、品川→京急久里浜、三崎口間の京急ウィング号、三浦海岸→品川、泉岳寺間のモーニング・ウィング号中心で運転され、朝には羽田空港に入る運用(三浦海岸発羽田空港国内線ターミナル行きなど)もあります。
平日の朝には浦賀まで入る運用もあるので、2100形が京急大師線や逗子線を除いた京急全線で使われていることが分かります。
セガ(SEGA)の本社は、品川区東品川にあるけど、京急空港線の大鳥居駅付近(大田区羽田)が、セガの発祥の地であり、現在でも羽田オフィス(開発部)があるという縁により、駅名表示が期間限定でセガのソニック&ぷよぷよ仕様となっています。
ソニックシリーズとぷよぷよシリーズが発売されたのは、共に1991(平成3)年のことで、発売以来人気は衰えていないです。
1991年当時の京急空港線は、800形による3両編成で、穴守稲荷~旧、羽田空港間が、羽田空港との直結化に伴う地下化工事により運休し、京急蒲田~穴守稲荷間で折り返し運転が行われていました。
穴守稲荷の表示が無かったので、蒲田⇔穴守稲荷の表示が取り付けられていたし。
大鳥居駅付近にある萩中公園(ガラクタ公園)には、都電荒川線で活躍していた7008号車が静態保存されています。
ソニックシリーズの第一作は、1991年7月26日に発売された、メガドライブ用のソニック・ザ・ヘッジホッグのことで、当時はセガ(SEGA)も家庭用ゲーム機が売り出されていた時代でありました。
セガ(SEGA)による家庭用ゲーム機は、1998(平成10)年に発売されたドリームキャストが最後であり、SONYグループによるプレイステーション(プレステ)シリーズや任天堂のゲーム機(現在はWii Uに進化している)に敗れた為に、2001(平成13)年をもって家庭用ゲーム機事業から撤退していたのであります。
セガ(SEGA)ブランドの家庭用ゲーム機は、1983(昭和58)年7月15日に発売されたSG-1000が最初で、ゲームパソコンであるSC-3000も同時発売されていました。
当時は任天堂からファミリーコンピューター(元祖ファミコン)も同時発売され、大人気でありブームとなったファミコンがライバルとなっていたし。
ファミコンと言えば、今年11月10日に、元祖ファミコンを小型化させたミニファミコン(ニンテンドークラシックミニファミリーコンピューター)が発売されたことで話題になっており、それには1985(昭和60)年9月13日に発売されて大ブームとなっていたスーパーマリオブラザーズ(元祖スーパーマリオ)などの人気ゲーム30本が内蔵されています。
セガの家庭用ゲーム機は、SG-1000→SG-1000Ⅱ→セガマークⅢ→メガドライブ→セガサターン→ドリームキャストと進化していたけど、任天堂のゲーム機やプレステシリーズに完敗し、これらの機種にゲームソフトを供給することになってしまったし。
ソニックシリーズの最新作は、10月27日に発売された、ニンテンドー3DS用のソニックトゥーン ファイアー&アイスであり、来年には新作も予定されています。
ぷよぷよシリーズは、1991年10月25日にコンパイルによって発売された落ち物パズルゲームであり、2002(平成14)年には、コンパイルが経営破綻した為にセガに譲渡され、セガ(SEGA)ブランドのゲームとなっています。
ぷよぷよのような落ち物パズルゲームは、1984年に登場し、1988(昭和63)年に日本進出していたテトリスが元祖であり、ブームとなっていた時もありました。
テトリスは、ロシア(旧ソ連)発祥のゲームであることから、ロシア風の音楽が使われているし。
ぷよぷよの最新作は、一昨年2月6日に発売されたぷよぷよテトリスであり、その名の通り、ぷよぷよとテトリスのコラボ作品となっています。
ソニックシリーズのほうは、2002年からセガ(SEGA)ブランドとなったぷよぷよとは異なり、登場から25年間セガブランドで親しまれているし。
車内には、ソニックやぷよぷよの広告があったので、SEGAムードがありました。
京急ウィング(Wing)号は、平日の夜に11本運転される座席定員制の通勤ライナーであり、品川→上大岡間で、着席整理券であるWing Ticket(ウィングチケット、300円)が必要であり、上大岡より先の区間がフリー乗車区間(快特と同じ停車駅)となるので、東武鉄道(東武東上線)の下りのTJライナー(50090系による運転)の池袋→ふじみ野間と、ふじみ野→森林公園、小川町(埼玉県)間に準じているところがあります。
今回乗ったウィング1号は、品川駅の3番線を、18時45分に発車し、途中、上大岡、金沢文庫、金沢八景、横須賀中央、堀ノ内、京急大津、北久里浜の各駅に停車してから京急久里浜へと向かう列車であり、終点の京急久里浜で、特急三崎口行きに接続しています。
三崎口行きのウィング号は、京急久里浜止まりの快特からの乗り継ぎが可能となっているし。
品川からのウィング号は、前4両と後ろ4両のブロックに分かれており、1番線側で買った場合は前4両、3番線のエンド側で買った場合は後ろ4両に割り当てられることになります。
こちらは池袋からふじみ野までの下りのTJライナーで、前の5両と後ろの5両のブロックに分かれていることと同様であるし。
京急ウィング号がデビューしたのは、1992(平成4)年4月16日のことで、当時は2ドアクロスシート車だった2000形が使われていました。
こちらは2000形の4両付属編成(2400番台)を2本繋げた4+4の8両編成も使われていたこともあり、連結部分の通り抜けが出来ないということから前4両と後ろ4両のブロックに分かれていたけど、2100形に置き換えられた現在もこうなっているのは、当時の名残であります。
2000形の4両付属編成は、ご存知の通り10月11日をもって全廃となっていたし。
2000形が使われていた頃は、行先表示にウィング号(Wing)、種別表示に久里浜または三崎口と表示されていたけど、それが2100形にも踏襲されていました。
2000形の前面の表示は、左側が行先、右側が種別と列車番号の表示で、従来車の逆となっているので、Wing 久里浜と表示させる為にこうなっていたけど、側面は、久里浜または三崎口 Wingとなっていました。
2100形の前面も、久里浜または三崎口 Wingと表示されていたこともあり、久里浜表示が京急久里浜表示となってからは、種別表示にWing、行先表示に本来の京急久里浜または三崎口の表示に変更されたのであります。
京急ウィング号は、今日(11月21日)から、品川23時ちょうど発の京急久里浜行きのウィング11号が新設され、京急久里浜行き4本、三崎口行き7本の計11本に変更されていました。
京急ウィング号の品川発の時刻(平日のみ運転で全て3番線から発車)、久印は京急久里浜行き、無印は三崎口行き。
18時45分(久)、19時05分(久)、19時25分(久)、19時45分、20時05分、20時25分、20時45分、21時17分、21時47分、22時17分、23時ちょうど(久)
21時以降は時刻が変更されているので注意が必要となるし。
11月18日までは、品川22時05分発のウィング11号(三崎口行き)が最終でありました。
ウィング号の本数には変更はないけど、三崎口行きのウィング号が1本減ったことになったし。
京急ブルースカイトレイン(2100形2133Fや600形606F)、イエローハッピートレイン(新1000形1057F)の運転予定は、京急のHPの特別塗装編成運転予定のところで調べることが出来ます。
このように、京急セガトレインによるウィング1号に乗ることが出来て良かったです。