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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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小田急7000形LSE車(7003F)によるはこね45号、ロマンスカー60周年

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6月26日は、新宿~南新宿間の踏切で、小田急電鉄の7000形ロマンスカーLSE車(7003F)によるはこね32号と折り返しのはこね45号を撮影しました。

これらの列車は、本来50000形VSE(展望席付き)が使われることになっているけど、VSEの2本のうちの1本が使えない時には、同じ展望席付きの7000形LSE車(7003Fまたは7004F)による代走が行われることもあります。

土休日に7000形による代走が行われた時には、新宿10時10分発のスーパーはこね13号にも使われることになるので、前面のスーパーはこねの表示を見ることが出来ます。

スーパーはこね号は、1996(平成8)年3月23日の30000形EXEのデビューと共に、これまでの新宿~小田原間ノンストップのはこね号から改称された列車であり、改称当時は、全ての形式で見られていました。

1999(平成11)年7月16日まで活躍していた3100形NSE車にもスーパーはこねの表示があったけど、座席の自動転換装置がなかった為に殆ど使われることがなかったです。

1996年3月23日から3100形NSE車の箱根湯本乗り入れが激減していたのはその為であったし。

平日のはこね45号は、新宿駅を17時30分に発車し、町田、海老名、小田原に停車してから箱根湯本へと向かう列車であり、その20分前の17時10分には、50000形VSE車によるはこね43号が出ています。

平日にVSE車がフル稼働した場合は、VSE車が続いて来ることになるし。

土休日のはこね45号(新宿 17時30分発)は、7000形LSE車または60000形MSE車の6連が使われることになります。

7000形LSE車は、1980(昭和55)年12月27日に7001Fがデビューし、1983(昭和58)年までに4編成44両が導入されていました。

塗装は、初代3000形SSE車や3100形NSEと同じオレンジ色とグレー系で、LSEの車体にもマッチしていたし。

LSEの由来は、Luxury Super Expressであり、1963(昭和38)年の3100形NSE以来17年ぶりに登場していたことからその名の通り、豪華で贅沢な仕様となっていました。

車内のほうも、Luxuryに相応しく、簡易リクライニングシートの採用や明るい内装となっていたし。

折戸式の自動ドアが初めて採用されたこともLSEの特徴であり、それが10000形HiSE車や20000形RSE車にも受け継がれていました。

3100形NSE車までは手動式であり、走行中は電磁ロックが掛けられていたし。

7003Fは、1982(昭和57)年に日本車輌製造で編成単位で導入された編成であり、1996年に最初にリニューアル化された編成でもあります。

1982年は、新宿駅の第二次改良工事が完了した年でありました。

7000形LSEのリニューアル工事は、2012(平成24)年3月16日まで活躍していた10000形HiSE車に準じたワインレッド塗装への変更、喫茶カウンターの拡張、座席モケットの変更、トイレの改良(4号車のトイレの洋式化)、3号車の車椅子スペースの新設、出入口の拡張等が行われていました。

リニューアルの内容は、同時期に導入された30000形EXEの要素が取り入れられていたし。

このリニューアルは、1998(平成10)年までに4編成に対して行われていました。

今から10年前の2007(平成19)年7月6日には、初代3000形SE車生誕50周年記念として、7004Fがデビュー当時の塗装に戻されていました。

当時は2008(平成20)年3月31日までの予定となっていたけど、好評により継続されているし。

2010(平成22)年1月には、60000形MSE車の60253Fの導入により7002Fが廃車となっていたけど、北館林での解体作業中に台枠に亀裂が発見された為に、7000形LSE車の残りの3編成や、10000形HiSE車が点検、補修により一時的に使えなくなっていました。

当時は20000形RSE車以降の車両による代走が行われていたし。

2012年2月には、7003FもD-ATS-Pの取り付けを期に旧塗装となり、D-ATS-Pの取り付けの対象から外された7001Fがワインレッド塗装のまま廃車となっていました。

7003Fの旧塗装化により、展望席の銀色の窓枠が復元され、7004FもD-ATS-Pの取り付けと共に銀色の窓枠となっています。

このように、7000形が2編成残された訳であるけど、来年3月には、60000形MSE以来10年ぶりの新型ロマンスカーである70000形(赤い展望席付き車両)が7両2編成の14両導入された後も、予備車確保の為に当分残ることになるし。

70000形では、2019年度のブルーリボン賞の受賞を願っています。

小田急ロマンスカーシリーズの車両は、初代3000形が1958(昭和33)年度のブルーリボン賞が受賞されて以来、30000形EXE以外の車両が受賞されていたけど、この7000形は、1981(昭和56)年度のブルーリボン賞の受賞車であります。

30000形EXEだけブルーリボン賞が受賞出来なかったのは、魅力が薄かったからであるし。

今日(7月6日)は、小田急ロマンスカーシリーズの第一号である初代3000形SE車生誕60周年を迎えていたので、8月31日まで盛大なイベントが行われています。

今日と明日(7月7日)は、スーパーはこね13号、はこね29,14,30号の2往復(50000形VSEによる運転)で、走る喫茶室のシートサービスが復活し、かつての森永エンゼルと日東紅茶のユニフォームが着用されたアテンダントによる乗務が行われることになります。

メニューのほうも、走る喫茶室で大人気商品であった、森永のプリンやアイスココアが特別に復活することになるし。

2007年7月6日の7004Fによる旧塗装記念列車では、森永のプリンのほか、日東紅茶のクールケーキも復活していました。

小田急ロマンスカーの全車両には、60周年記念ロゴマークが取り付けられるけど、7000形LSE車の場合は側面に取り付けられることになります。

1957(昭和32)年7月6日にデビューし、1992(平成4)年3月まで活躍していた初代3000形SE車は、高速高性能化のきっかけとなった列車であり、小田急線の90年、小田急ロマンスカーの60年の歴史を語る上で欠かすことの出来ない車両であります。

そのうちの3021Fは、海老名検車区にある専用の保存庫で静態保存されているけど、2007年10月20,21日に行われたイベント(小田急ファミリー鉄道展)で、特別に保存庫から出された上で展示されていました。

最近になってからは、喜多見検車区で保存前提により留置されている車両のうち、10000形HiSE車の3両が大野総合車両所まで運ばれていたけど、3両(10001+10003+10011号車)のうちの10003号車と10011号車が解体線入りしていました。

10001号車は保存されることになるし。


こうなったのは、喜多見検車区のスペースを空けておく為の車両の整理の一環であり、3100形NSE車の3221Fや20000形RSE車の20001F、2200形の2201Fも短縮されることになります。

7000形には、デビュー当時の旧塗装が似合っているので、ワインレッド塗装に戻されなくて良かったと思っています。

今月(7月)のロマンスカーカレンダーでは、渋沢~新松田間の四十八瀬川をバックに撮影された7000形LSE車となっているので、7000形LSEと言えばやはりこれだと思いました。

このように、生誕60周年を迎えた小田急ロマンスカーを話題にすることや、南新宿駅付近で7000形LSE車を撮影することが出来て良かったです。


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