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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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勝田車両センターの651系(初代スーパーひたち)が普通列車にも

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勝田車両センターの651系(初代スーパーひたち号、白いタキシードボディ)のうちの4連の付属編成が、一昨日(7月22日)からいわき~竜田間の普通列車の2往復にも使われるようになり、新たな乗り得列車が誕生していました。

こちらは、18きっぷでも乗ることが出来るので、夏の18きっぷ期間(9月10日まで)の注目列車となっています。

651系のいわき以北への乗り入れは、2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災以来であり、いわき~竜田間に651系が帰ってきたことになったし。

10月21日には、東日本大震災で不通となっている竜田~富岡間が11往復で再開される予定であり、かつてのスーパーひたち号の停車駅だった富岡駅に651系が帰ってくることになります。

富岡までの復旧により、富岡~浪江(一部、原ノ町)間の代行バスが4本から11本に増えることになり、竜田~富岡間の代行バスの運行が解消されることになるし。

富岡駅は、震災に伴う津波で駅舎が流失していたので、駅舎が新築された上での再開となります。

竜田から先へと延びるのは、2014(平成26)年6月1日の広野~竜田間の再開以来であり、2020年3月までには、原発事故の被害が大きかった広野~浪江間が再開され、常磐線の全線が繋がる予定となっています。

その前の10月14日(鉄道の日)には、JR東日本でダイヤ改正が行われ、常磐線では、上野東京ラインの品川発着の列車が増発されるし。

この改正では、黒磯駅の直流化の準備により、黒磯~新白河間の普通列車がE531系やキハ110系に置き換えられるので、その不足分を補う為に、いわき~竜田間の2往復の普通列車が651系に置き換えられたのであります。

勝田車両センター(水カツ)所属の651系の4両付属編成は、一昨年3月13日に常磐線特急フレッシュひたち号(現、ときわ号)の運用から撤退して以来、GW中の快速足利大藤まつり号(いわき~桐生間、両毛線、水戸線経由)しか営業運転が行われていなかったけど、今回、いわき~竜田間の普通列車でも乗れるようになったし。

651系の時刻(いわき~竜田間、10月13日まで)

いわき 9時22分発→竜田 9時57分着、10時03分発→いわき 10時37分着

いわき 14時42分発→竜田 15時16分着、15時24分発→いわき 15時58分着

10月14日以降は651系使用列車が2往復と変わらないけど、使用列車が変わることになります。

いわき 9時22分発の竜田行きは、7月21日まで水戸発の列車となっていました。

いわき~竜田間は、651系以外は全てE531系の5両編成が使われているけど、昨年3月25日までの間には、415系1500番台も使われていたし。

415系1500番台に関しては、震災前に原ノ町まで乗り入れていたことがありました。

震災前のスーパーひたち号(現、ひたち号)は、651系が当たり前であり、4両の付属編成が仙台まで乗り入れていたので、上野から新幹線を使わずに仙台まで行けたことで重宝していました。

2012(平成24)年3月17日の改正で、常磐線特急がいわき駅で系統分割され、いわき~仙台間でE653系による特急が運転されるはずだったけど、東日本大震災により、651系のいわき~仙台間での運行が自然消滅していました。

常磐線のいわき~岩沼間の路線(2017(平成29)年4月1日現在)

いわき~草野~四ツ倉~久ノ浜~末続(すえつぎ)~広野~木戸~竜田…(富岡)…(夜ノ森)…(大野)…(双葉)…浪江~桃内~小高~磐城太田~原ノ町~鹿島~日立木(にったき)~相馬~駒ヶ嶺~新地~坂元~山下~浜吉田~亘理~逢隈~岩沼→(仙台、利府まで直通運転)

…の区間は、東日本大震災により不通となっている区間であり、そのうちの竜田~富岡間は今年10月21日に再開予定であります。

木戸の次は竜田ということで、同じ常磐線で、水戸の次は勝田であることに似ています。

常磐線の上野~いわき間(快速線)の路線

(一部の列車のみ東京、新橋(上野東京ライン)経由、品川まで直通運転)←上野~日暮里~三河島~南千住~北千住~松戸~柏~我孫子~天王台~取手~藤代~佐貫~牛久~ひたち野うしく~荒川沖~土浦~神立~高浜~石岡~羽鳥~岩間~友部~内原~赤塚~(※偕楽園)~水戸~勝田~佐和~東海~大甕(おおみか)~常陸多賀~日立~小木津~十王~高萩~南中郷~磯原~大津港~勿来(なこそ)~植田~泉~湯本~内郷~いわき

※偕楽園駅は梅まつり期間中の土休日の下りのみ停車。

初日の7月22日には、いわき~竜田間の普通列車にK205編成が使われていたことを確認しました。

この時には前面無表示で、側面の普通竜田/普通いわきの幕表示が使われているけど、普通竜田の表示は、10月20日までの期間限定であります。

全線復旧の暁には、いわき~仙台間の特急計画が復活する可能性があるので、651系による普通列車は、その布石もあると思われます。

いわき~仙台間の特急に使われるはずだったE653系(初代フレッシュひたち号)の4両付属編成は、新井、上越妙高~新潟間の特急しらゆき号や、直江津→新潟間の快速おはよう信越号に転用されていたし。

E653系の7両基本編成は、常磐線時代に赤、青、黄色、緑の編成となっていたけど、8編成全てが新潟~酒田、秋田間(羽越本線)の特急いなほ号に転用され、オレンジ系の塗装に統一されていました。

651系が団臨用として残されたのはその為であり、7連は、急行ぶらり横浜・鎌倉号(日立~鎌倉間、上野東京ライン経由)などで使われています。

これによって485系が置き換えられていたし。

急行ぶらり横浜・鎌倉号は、以前武蔵野線経由のぶらり鎌倉号(いわき~鎌倉間)となっていたけど、一昨年3月14日からは上野東京ライン経由となり、ぶらり横浜・鎌倉号に変更されたのであります。

今年の7月1日からはぶらり横浜・鎌倉号のいわきへの乗り入れが廃止され、日立発着となっているし。

画像の651系は、昨年9月6日に常磐線の勝田駅で撮影したK103編成であり、スーパーひたち号で使われていた頃の面影があります。

651系による常磐線特急運用は、2013(平成25)年3月16日をもって一旦終了し、E657系に統一されていたけど、E657系への指定券発売状況を知らせるランプの取り付け工事により、同年10月1日にフレッシュひたち号の1往復(4号と61号)で復活し、ときわ号に変わる一昨年3月13日まで運転されていたのであります。

取手~藤代間や小山~小田林間で、直流区間と交流区間の切り替え区間であるデッドセクションを通過する時に電気が消えることも651系の特徴であり、一昨年1月18日に上野から佐貫まで651系によるフレッシュひたち61号に乗った時にそれを体験したのであります。

いわき~竜田間の651系は、18きっぷ期間の話題になっているので是非乗りに行きたいと思っています。


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