
107系は、115系と共に、211系への置き換えが進められており、最後まで残されたR7+R8編成が9月末に定期運用から撤退し、10月1日と7日の団臨をもって最後の時を迎えることになります。
8月2日から、両先頭車にありがとうヘッドマーク(ステッカー)が貼り付けられているので、2013(平成25)年3月15日までJR日光線で活躍していた107系0番台の最後の時を思い出しました。
この日は、両毛線の422,431,442,457,460,467,476Mに使われていたけど、そのうちの457M(高崎発桐生行き)で乗ることが出来たのであります。
107系の運用は、211系の4連と共通であり、日によって運用が異なるので事前に調べておく必要があるし。
本当は、桐生から107系で高崎まで戻りたかったけど、後続の211系で小山まで行ったのであります。
今回は高崎から伊勢崎までR7編成、伊勢崎から桐生までR8編成に乗りました。
両毛線の路線(高崎~新前橋間は上越線)
高崎~高崎問屋町~井野~新前橋~前橋~前橋大島~駒形~伊勢崎~国定~岩宿~桐生~小俣~山前~足利~富田~佐野~岩舟~大平下~栃木~思川~小山
乗換駅
高崎 高崎線(一部上野東京ラインまたは湘南新宿ラインとして東海道線へ直通運転)、八高線(八王子方面へは全て高麗川駅で乗換)、信越線(高崎~横川間)、上越・北陸新幹線、上信電鉄線
新前橋 上越線、吾妻線
伊勢崎 東武伊勢崎線
桐生 わたらせ渓谷鐵道線
佐野 東武佐野線
栃木 東武(日光線、宇都宮線)
小山 JR宇都宮線(一部上野東京ラインとして東海道線、湘南新宿ラインとして横須賀線へ直通運転)、水戸線、東北新幹線
前橋駅から上毛電鉄線の中央前橋駅まで徒歩またはバス、桐生駅から上毛電鉄線の西桐生駅まで徒歩で行くことも出来ます。
107系は、1988(昭和63)年から1991(平成3年)に掛けて、JR日光線用の0番台が8編成、上州、両毛エリア(上越線、吾妻線、信越線、両毛線)用の100番台が19編成製造されていました。
製造された場所は、大船工場(のちの鎌倉総合車両センター深沢地区で現在は廃止されている)、大宮工場(現、大宮総合車両センター)、大井工場(現、東京総合車両センター)、新津車両所(新津車両製作所→総合車両製作所新津事業所の前身)、長野工場(現、長野総合車両センター)、郡山工場(現、郡山総合車両センター)であったし。
車体は105系に準じたトイレ付きの3ドアロングシートで、かつての直流急行型車両だった165系の足回り品が再利用されています。
かつてJR東海の飯田線で活躍していた119系も似たような車両でありました。
R7編成(クモハ107-107F)は、1989(平成元)年9月に大井工場(現、東京総合車両センター)で、R8編成(クモハ107-108F)は、1989年10月に新津車両所(現、総合車両製作所新津事業所)で製造されていた編成であり、高崎寄りにR7編成、小山寄りにR8編成が連結されています。
側面のステッカーは、左側がサンドイッチ塗装、右側が107系がイメージされたデザインとなっているし。
107系100番台の廃車は、昨年7月のR2,12,18,19編成から行われ、これまで運用離脱された編成のうち、R13編成とR14編成が同じ群馬県を走る上信電鉄に譲渡されています。
塗装は変わることになるけど、トイレのほうは撤去または閉鎖されると思われるし。
上信電鉄では、2両6編成12両の107系がJR東日本から譲り受けされる予定であり、R7編成とR8編成も上信電鉄入りすることが予想されています。
最初は0番台と同様に全て長野総合車両センターで解体されることが懸念されていたけど、上信電鉄で活躍してくれることは嬉しい出来事であるし。
2両編成を組めることが上信電鉄への譲渡の決め手となったのであります。
クモハ107-107号車は、ゾロ目の編成であり、既に廃車となったR6編成のクハ106-106号車もこうなっていました。
2014(平成26)年4月8日に川原湯温泉駅付近の線路切り替え前の吾妻線で、107系のR9+R11編成に乗ったけど、どちらも廃車解体されていたので、川原湯温泉駅付近の旧線と共に過去のものとなっています。
107系100番台の特徴であったサンドイッチ塗装が見納めとなってしまうことで寂しさを感じてしまったし。
今年になってからは上越線(新前橋~水上間)、吾妻線、信越線(高崎~横川間)から撤退し、専ら両毛線(高崎~小山間)で最後の花道を飾る状態となっています。
10月1日は、吾妻線(高崎~大前間)と上越線(高崎~水上間)で、10月7日は、信越線(高崎~横川間)と両毛線(高崎~小山間)で団臨が運転される予定なので、107系が活躍していた路線を再び走ることになるし。
車内には、107系に対するお別れメッセージがありました。
107系の乗車・撮影はお早めにということになるけど、マナーを守ってもらいたいと思っています。
このように、カウントダウンを迎えた107系に乗ることや、それを撮影することが出来て良かったです。
画像は、高崎駅で撮影したものです。