
こちらは、2014(平成26)年10月の八高線全線開通80周年記念により施されたリバイバルカラーであり、1996(平成8)年3月16日の八王子~高麗川間(八高南線)の電化まで活躍していたキハ38形がイメージされています。
八高線のキハ110系(高崎車両センター高崎支所所属)は、1993(平成5)年3月18日に寄居~高崎間で先行導入されていたけど、当時導入された車両は、両運転台(トイレ付き)のキハ110-207,208,209,210,218,219,220号車の7両でありました。
1996年3月には、キハ110-221,222号車と、2両固定編成のキハ111-204,205,206,207,208,209Fも追加導入され、高麗川~高崎間がキハ110系列に統一されていたし。
これらの車両は、関東で唯一のキハ110系列であり、側面表示がLED化されています。
八高線が全線開通したのは、1934(昭和9)年10月6日の小川町~寄居間のことであり、東武東上線の小川町~寄居間(1925(大正14)年7月10日)よりも後に開業していました。
八高線の竹沢駅と、東武東上線の東武竹沢駅は、至近距離にあるけど、八高線の場合は竹沢駅を出た後に西側を通ることになります。
東武竹沢駅は、1932(昭和7)年7月23日の開業当時は竹沢駅となっていたけど、八高線の駅が出来てからは東武竹沢駅に改称されていたし。
寄居町(竹沢駅の北側)には、本田技研工業(HONDA)の寄居完成車工場(埼玉製作所寄居工場、2013(平成25)年7月に出来た比較的新しい四輪車工場)があり、シビックセダン、フィット(ハッチバックタイプのコンパクトカー)、ヴェゼル(クロスカントリーSUV車)、グレイス(4ドアのコンパクトセダン)、シャトル(5ドアのステーションワゴン)と言った小型乗用車が製造されています。
小川町には、本田技研工業の小川エンジン工場があり、そこで製造されたエンジンが供給されているし。
HONDAのシビック(CIVIC)は、1972(昭和47)年に発売が開始された市民という名の車であり、2010(平成22)年9月をもって国内販売が打ち切られていたけど、今年になってから日本国内での販売が7年ぶりに再開されることで話題になっています。
トヨタ自動車(TOYOTA)では、ハイラックスというピックアップトラックタイプの車の国内販売が2004(平成16)年以来13年ぶりに再開されていたので、名車の復活の流れが組まれています。
キハ38形は、国鉄時代の1986(昭和61)年から1987(昭和62)年に掛けて7両(トイレ付きの0番台4両、トイレなしの1000番台3両)が製造された3ドアロングシートの車両(キハ35形の廃車発生品も流用されていた)で、八高線初の冷房車(サブエンジン方式)として話題になっていました。
1996年の八高線の電化後は、久留里線に移され、2013年12月1日にキハE130系に全面的に置き換えられるまで活躍していました。
久留里線を追われた後は、キハ38-2,3,4,1001,1002号車がミャンマー国鉄に輸出、キハ38-1003号車がキハ30形やキハ37形と共に水島臨海鉄道(岡山県)に譲渡され、キハ38-1号車は、千葉県いすみ市にあるポッポの丘で静態保存されています。
八高線のキハ110系のキハ38形風リバイバル塗装は、撮影出来ない状態が続いていたけど、今回、このような形で初めて撮影することが出来て良かったです。