
都電の8900形は、一昨年9月から昨年8月に掛けて、8901号車から8908号車までの8両が、7000形の一部の置き換え用として導入された車両であり、前面スタイルが8800形と比較して角張っています。
ヘッドライトは、8500形以来の角形となっているけど、前照灯と尾灯の位置が逆に配置されているし。
このデザインは、8800形のデザイン案3点の中から投票2位となった直線デザインとなっているので、新たにデザインし直す必要が無くなっていました。
一昨年9月18日にはオレンジ色の8901号車と8902号車から導入され、同年10月18日の荒川線の日イベントで展示されていました。
9月18日の初日には、出発式等が行われていなかったけど、その代わりに大塚駅前から早稲田まで、8902号車に初めて乗ったのであります。
これらの2両の導入により、7013号車と7025号車が置き換えられていました。
同年12月には、青色の8903号車と8904号車が、翌年の3月に、赤色の8905号車と8906号車がそれぞれ営業運転入りし、同年8月1日(都営交通の創業記念日)に、黄色の8907号車と8908号車が営業運転入りしたことにより、8両全て出揃っていたのであります。
8900形も8800形と同様にラッピング対応であり、8902号車と8906号車に城北信用金庫(城北信金)、8904号車に帝京平成大学、8908号車に都電落語会のラッピングが施されているし。
8902号車と8906号車は、城北信金のラッピングが施されていることに加え、今年4月28日から東京さくらトラムの愛称決定記念のヘッドマークが取り付けられています。
このヘッドマークは、7705,8502,8902,8904,8906,9002号車に取り付けられているけど、7月までは、8907号車にも取り付けられていました。
8502号車がさよなら7000形のラッピングから東京さくらトラムのラッピングに衣替えしていた時に8907号車に取り付けられていたヘッドマークが移されていたし。
8900形の特徴は、屋根上の補助電源装置が床下に移されてすっきりした印象となっていることであります。
座席は、8800形や9000形と同様に優先席以外全てロングシートであり、8806号で試行されたとあらん(都電のマスコットキャラクター)の柄となっています。
このように、デビュー2周年を迎えた都電8900形を話題にすることが出来て良かったです。
画像は、9月18日(デビュー記念日)に荒川車庫前、9月19日に鬼子母神前で撮影したものです。