
11月4日は、池袋から石神井公園まで、西武鉄道池袋線9000系の9107Fによる、急行飯能行きに乗りました。
西武9000系は、1993(平成5)年から1999(平成11)年に掛けて、10連8本80両が3ドア→4ドア化の促進により旧101系の足回り品が流用された上でN2000系に準じた車体に更新された車両であり、更新作業は、西武所沢工場(武蔵丘車両検修場の前身で、所沢駅付近にあった車両工場)で行われていました。
初期の段階では、先行落成していた4連が、狭山線で暫定的に営業運転入りし、1994(平成6)年3月9日には、9101Fが10連の正規編成により西武新宿線系統で営業運転入りしていたし。
1996(平成8)年には、9105Fの導入により池袋線(池袋~飯能間)にも進出し、後に池袋線に集中配置されていました。
2004(平成16)年から2008(平成20)年に掛けてVVVF化されたけど、あれから13年以上経った今年10月30日には、9106F(一番最初にVVVF化された編成)が、40000系(S-TRAIN)の40103Fの導入により、横瀬まで廃車回送されていたので、6000系や新宿線系統の初期型2000系の残りよりも先に廃車となったことになりました。
やはりVVVF化されたとはゆえ、台車や台枠が旧101系からの流用品のままであり、普通鋼製車体の為に老朽化が進んでいたので廃車となったのもそのはずであります。
9106Fは、1997(平成9)年に西武所沢工場で更新された編成で、更新されてから池袋線一筋で活躍していたし。
もう1つの特徴としては、一番最初に前面のエコステッカーが剥がされたことでもありました。
明日(11月11日)、横瀬車両基地で行われる西武トレインフェスティバル2017in横瀬で、9106Fに関する寄せ書きコーナーが設けられることを聞いて、9000系がもう廃車になるのか!ということで驚きの状態でありました。
9107Fは、1997年から1998(平成10)年に掛けて更新された編成であるけど、2番目にVVVF化改造されていたことにより、次期の廃車候補とされています。
西武9000系は、京成電鉄の初代AE形(初代スカイライナー)から更新された3400形に似ているところがあります。
京成3400形は、足回り品が初代AE形のままなので、既に廃車が開始されている3600形と共に廃車候補と言われているし。
西武9000系は、9101Fがピンク色(元KPPトレイン)、9103Fが赤色(京急風のレッドラッキートレイン)、9108Fが紺色(L-Train、埼玉西武ライオンズのラッピング電車)となっているけど、これらの車両はもちろんのこと、従来の黄色い9000系も撮影しておく必要があります。
このように、池袋から石神井公園まで、西武9000系の9107Fに乗ることが出来て良かったです。