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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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70000形GSEを迎える小田急ロマンスカー

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来年3月中旬の小田急電鉄の春の改正(東北沢~世田谷代田間の地下複々線化)でデビュー予定の70000形新型ロマンスカー(赤いロマンスカー)が報道公開され、その愛称名が、GSE(Graceful Super Express)に決まったという朗報がありました。

 Gracefulとは、優雅を意味する言葉であり、コンセプトである箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカーに因んで命名されていました。 

その他、ロマンスカー史上初の全長の長い展望席付きロマンスカーということで、偉大であるGreat(グレート)や、壮大であるGrandの意味もあると思っています。

GSEが、小田急ロマンスカー史上初となる展望席付きのボギー車(非連接車、7両編成)であることに加え、赤色の白帯塗装ということで、1961(昭和36)年から2009(平成21)まで活躍していた名古屋鉄道(名鉄)の7000系パノラマカーの白帯車にそっくりな状態であり、同じ日本車輛製造で製造されていたことの縁もあります。

2階に運転台のあるボギー車ということで、国鉄→JR東日本で活躍していた165系改のパノラマエクスプレスアルプス、JR東日本の485系改のシルフィード→NO.DO.KA、JR北海道のキハ183系クリスタルエクスプレス トマム&サホロ、JR九州のキハ183系あそぼーいも挙げられているけど、パノラマエクスプレスアルプスに関しては、2001(平成13)年に2編成に分割された上で富士急行(山梨県)に譲渡され、昨年2月まで2000形の元祖フジサン特急として活躍していました。

これらの車両は、元小田急20000形RSE車や元JR東海371系(どちらも特急あさぎり号で活躍していた)に置き換えられていたけど、2001Fのクロ2001号車(展望車)が下吉田駅構内にあるブルートレインテラスで、ブルートレインのスハネフ14 20号車(晩年北陸号で使われていた車両で、富士号の表示となっている)や169系のカットボディ、貨車と共に静態保存されています。

NO.DO.KAは、2001年にシルフィードから改造された新潟支社のカーペットカーであり、来年1月の引退が決まっています。

 JR北海道のキハ183系クリスタルエクスプレス トマム&サホロは、以前展望席があったけど、2010(平成22)年1月29日の函館本線の深川~妹背牛(もせうし)間の踏切で、789系1000番台によるスーパーカムイ(現、カムイ)24号とダンプカーとの衝突事故が発生してからは、展望席部分への立ち入りが禁止となり、座席が撤去されています。

JR北海道のキハ281系、キハ283系、キハ261系、789系で、前面の貫通ドア部分に立って、前面展望を楽しむことが出来なくなったのはその為であります。

今年11月4日には、キハ183系ニセコエクスプレスが引退していたので、JR北海道で、トラブル多発のきっかけとなったキハ183系の淘汰が進められていることが分かります。

旭山動物園号の初期形キハ183系も、来年3月25日に最後を迎えることになるので、キハ183系の初期形の全廃が近づいてきています。

JR九州のあそぼーい!号のキハ183系1000番台は、1988(昭和63)年3月13日にオランダ村特急(小倉~佐世保間)でデビューし、1992(平成4)年3月25日にオランダ村特急がハウステンボス号と入れ替わる形で廃止され、久大本線のゆふいんの森二世として、ゆふいんの森号(博多~由布院~別府~小倉間)に転用されていました。

1999(平成11)年3月13日には、キハ72系の導入により、大村線(佐世保~長崎間)の特急シーボルト号に再び転用されていたけど、2003(平成15)年3月14日に特急シーボルト号が快速シーサイドライナーに格下げされた上で廃止され、再び久大本線に移り、ゆふDX(博多~大分間)で活躍していました。

2011(平成23)年1月10日には、ゆふDX号が廃止され、同年6月4日には、豊肥本線の特急あそぼーい!号(熊本~宮地間)に転用されて現在に至っているので、幾度の転用が行われていたことが分かります。

あそぼーい!号は、5代目であり、JR九州の車両らしく、水戸岡鋭治氏によってアレンジされています。

小田急ロマンスカーの展望席付き車両では、50000形VSEを含めて連接車が当たり前となっているので、70000形GSEの通過の時に違和感があると思います。

70000形は、来年3月中旬に、70251Fが営業運転入りし、70252Fは、来年度(来年4月以降)に営業運転入りする予定となっており、以下の時刻で運転される予定となっています。

平日行路1、相模大野 6時12分発→(モーニングウェイ)→新宿 6時48分着、7時ちょうど発→箱根湯本 8時27分着、9時03分発→新宿 10時47分着、11時ちょうど発→(スーパーはこね)→箱根湯本 12時24分着、12時35分発→新宿 14時07分着、14時20分発→箱根湯本 15時50分着、16時26分発→新宿 18時05分着、18時15分発→(ホームウェイ)→片瀬江ノ島 19時30分着、19時56分発→(えのしま)→新宿 21時05分着、21時15分発→(ホームウェイ)→藤沢 22時18分着

平日行路2、本厚木 8時57分発→新宿 9時44分着、10時ちょうど発→(スーパーはこね)→箱根湯本 11時24分着、11時34分発→新宿 13時07分着、13時20分発→箱根湯本 14時51分着、15時12分発→新宿 16時47分着、17時ちょうど発→箱根湯本 18時27分着、18時39分発→新宿 20時05分着、20時15分発→(ホームウェイ)→藤沢 21時17分着→(回送)→新宿 23時ちょうど発→(ホームウェイ)→本厚木 23時48分着

平日行路3、新宿 12時ちょうど発→箱根湯本 13時34分着、13時48分発→新宿 15時27分着、15時40分発→箱根湯本 17時12分着、17時25分発→新宿 19時05分着、19時15分発→(ホームウェイ)→藤沢 20時20分着

土休日行路1、本厚木 7時56分発→(モーニングウェイ)→新宿 8時47分着、9時ちょうど発→(スーパーはこね)→箱根湯本 10時14分着、10時27分発→新宿 12時07分着、12時20分発→箱根湯本 13時44分着、13時55分発→新宿 15時27分着、15時40分発→箱根湯本 17時17分着、17時30分発→新宿 19時06分着、19時20分発→(ホームウェイ)→箱根湯本 20時57分着、21時15分発→新宿 22時46分着

土休日行路2、箱根湯本 8時12分発→新宿 9時47分着、10時ちょうど発→(スーパーはこね)→箱根湯本 11時13分着、11時25分発→新宿 13時07分着、13時20分発→箱根湯本 14時54分着、15時08分発→新宿 16時47分着、17時ちょうど発→箱根湯本 18時28分着、18時39分発→新宿 20時06分着、20時20分発→(ホームウェイ)→箱根湯本 21時56分着、22時07分発→新宿 23時27分着

土休日行路3、新宿 7時20分発→箱根湯本 8時50分着、9時10分発→新宿 10時48分着、11時ちょうど発→(スーパーはこね)→箱根湯本 12時15分着、12時28分発→新宿 14時07分着、14時20分発→箱根湯本 15時45分着、15時54分発→新宿 17時27分着、17時40分発→(さがみ)→秦野 18時38分着

土休日行路4(60000形MSE(展望席なし)で代走される場合あり)、 新宿 7時ちょうど発→箱根湯本 8時20分着、8時31分発→新宿 10時07分着、10時27分発→箱根湯本 11時54分着、12時07分発→新宿 13時47分着、14時ちょうど発→箱根湯本 15時27分着、15時37分発→新宿 17時07分着、17時20分発→箱根湯本 18時58分着、19時10分発→新宿 20時45分着、21時ちょうど発→(ホームウェイ)→小田原 22時18分着

特記以外は全てはこね号で、途中停車駅が列車により異なります。

展望席付き列車(70000形GSE、50000形VSE、7000形LSE)は、上記の列車のいずれかに入ることになるけと、70000形GSEの運転予定に関しては、30000形EXEαと同様に、特設HPで公開されることになります。

車両は予告なく変更されることもあるので注意が必要であります。

平日は、展望席付きロマンスカーの江ノ島線乗り入れがあり、GSEもニューイヤーエクスプレス以外で江ノ島線に顔を出すこともあります。

70000形GSEは、複々線化に伴うロマンスカーの増発用として導入されることになるので、7000形LSEは当分残ることになるけど、いずれにせよ、7000形LSEの乗車、撮影を行う必要があります。

今回の改正では、朝の通勤時間帯の上り特急がモーニングウェイ号またはメトロモーニングウェイ号となり、本数の増発、海老名駅停車化、スピードアップ化によって、朝のロマンスカーでの通勤がより快適になります。

新宿18時以降発の下り特急であるホームウェイ号やメトロホームウェイ号(通勤帰りや買い物帰りの客がターゲットとなっている列車)も、藤沢行きの増発・新百合ヶ丘駅停車化、メトロホームウェイ号の全列車海老名駅停車化が行われるようになることで便利になります。

土休日のロマンスカーでは、新宿→箱根湯本間のスーパーはこね号(新宿→小田原間ノンストップ)、メトロはこね号、メトロホームウェイ号の増発、新宿→箱根湯本間のスピードアップ(82分→73分)、箱根湯本発新宿行きの特急の時刻の繰り下げ、メトロえのしま号(北千住~相模大野間はメトロはこね号と併結)の新設、伊勢原停車回数の増加等により変化することになります。

この影により、向ヶ丘遊園駅と新松田駅への特急停車が無くなるのが残念です。

通勤型車両による特急以外の列車では、複々線化に伴うスピードアップ、快速急行の登戸駅停車化、唐木田(多摩線)発着の追加、千代田線直通列車の増発、小田原線(本厚木、伊勢原方面)へのシフト、準急の全列車千代田線直通化、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江駅停車化、平日朝の通勤急行(唐木田、小田急多摩センター→新宿間)と通勤準急(本厚木、海老名、相模大野、成城学園前→千代田線直通)の新設等により変化することになるけど、多摩線⇔と千代田線直通列車が多摩急行と共に廃止されて小田原線(成城学園前、向ヶ丘遊園、海老名、本厚木、伊勢原)発着にシフトされることで、原点回帰となります。

70000形GSEが低騒音、低振動となることは、今年12月23日にデビューするE353系新型スーパーあずさ号と同様であり、京王電鉄の新5000系による通勤ライナーと、西武鉄道の40000系による拝島ライナーの新設によって、新宿発の有料列車が変化することになります。

千代田線直通ロマンスカーで活躍している60000形MSE(青いロマンスカー)は、来年3月15日でデビュー10周年を迎えるので、早いもんだと思いました。

このように、進化する小田急ロマンスカーを話題にすることが出来て良かったです。

画像は、10月21日に撮影した50000形VSE、7000形LSE、10月23日に撮影した60000形MSEで、70000形GSEは未だ実車を撮影したことがないので、画像を載せられない状態となっています。





 





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