
続いては、1月20日に京成電鉄京成本線の京成上野駅で撮影した、新AE形(スカイライナーの車両)のAE7Fによる成田山開運号(シティライナー92号)の折り返しの回送で、AE形による定期のスカイライナー47号(京成上野 16時20分発、成田スカイアクセス線経由の成田空港行き)との並びを撮影することも出来ました。
スカイライナーは、京成上野駅を出た後、途中、日暮里駅に停車し、成田スカイアクセス線経由のノンストップ運転(最高160Km/h)で空港第2ビル(第2、第3旅客ターミナル)、成田空港(第1旅客ターミナル)へと向かう成田空港アクセス専用列車であり、京成成田駅を素通りしていくことで、都心から成田空港までまっしぐらということになります。
通勤時間帯には、本線経由のイブニングライナーとモーニングライナーが運転され、JR成田エクスプレス(E259系)と同様に通勤輸送と空港輸送を兼ねた列車となり、その場合には、青砥、京成船橋、八千代台、京成佐倉、京成成田にも停車することになります。
京成スカイライナーの最新のCMでは、日暮里~空港第2ビル間ノンストップで最速36分ということで、「まっすぐ、速い。京成スカイライナー」と言われているけど、その通りであります。
今年は5月に成田国際空港(成田空港)が新東京国際空港として開港してから40周年という節目の年を迎えることになり、4月28日から5月28日まで成田山新勝寺で、開基1080年祭記念大開帳が行われることになるので、京成での臨時列車の運転や記念乗車券の発売が期待されています。
1978(昭和53)年5月21日の成田空港の開港の時にスカイライナーが初代AE形により京成上野~成田空港間で運転が開始された当時は、全てノンストップ運転であり、成田空港駅が現在の東成田駅の部分となっていたので、空港ターミナルビル(現在の第1旅客ターミナル)に行く時にはバスに乗り換える必要がありました。
1991(平成3)年3月19日には、JRと共に空港ターミナルビルの真下に出来た2代目成田空港駅に乗り入れるようになり、利便性が向上されていました。
その翌年の1992(平成4)年12月6日に成田空港の第2旅客ターミナルビルが出来たことにより、空港第2ビル駅が開業したのであります。
空港第2ビル駅は、京成側で1面2線に改良されたけど、JR側では1面1線のままとなっています。
成田山開運号(シティライナー92号)は、宗吾車両基地(宗吾参道)から出庫した後に回送で東成田駅へと向かい、折り返してから京成成田駅へと戻り、ここから客扱いが行われるので、AE形の東成田駅乗り入れという貴重なシーンが見られています。
AE100形の時代には、1990(平成2)年6月19日にデビューした当時を彷彿とさせる状態となっていました。
京成の新AE形は、2009(平成21)年から2010(平成22)年に掛けて、8両8編成64両が日本車輌製造と東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)で製造されていたけど、奇数番が日本車輌、偶数番が東急車輛製となっています。
こちらは京成初のグッドデザイン賞のほか、翌年の2011(平成23)年には、1974(昭和49)年の初代AE形以来となるブルーリボン賞が受賞されていました。
新AE形のトイレは、5号車にあり、通常幅の洋式トイレ、幅広の多目的洋式トイレ(誰でもトイレ)、男性用小トイレ、洗面所から成っており、男性用小トイレでは、鉄道車両としては珍しく、フランス製の小便器が使われています。
その隣の4号車には、サービスコーナー(自動販売機)があり、3つの小窓が縦に並んでいます。
2019年度には、スカイライナー用の車両1編成が9年ぶりに増備される予定となっているけど、どうなるのか気になります。
成田山開運号(臨時シティライナー)は、車内がスカイライナーと変わらないし、ライナー料金が高いので、乗るよりも撮影することがメインと言われています。
このように、京成上野駅でもAE形による成田山開運号を撮影することが出来て良かったです。
おまけの画像は、日暮里駅で撮影した側面表示の英語バージョンです。