
2月10日は、相模鉄道(相鉄)の相模大塚駅留置線で行われた、20000系の車両撮影会イベントに行ってきました。
相鉄20000系は、2022年度下期に予定されている相鉄・東急連絡線(日吉~羽沢横浜国大~西谷間)の開業に備えて1編成10両が量産先行車(後述の12000系の導入への布石及び訓練用)として日立製作所笠戸事業所(HITACHI)で製造された車両であり、昨年7月31日から8月4日に掛けて、下松駅(山口県下松市)から厚木駅まで甲種輸送されていたけど、相鉄のマスコットキャラクターである「そうにゃん」も乗っていたことで話題になっていました。
相鉄での日立製作所製の車両の導入は、1990(平成2)年から1999(平成11)年に掛けて導入されていた8000系以来であり、今回は最新の日立製作所製の車両らしく、A-train規格となっています。
相鉄での車両導入は、10000系、11000系と、JR東日本の通勤型車両(前者はE231系、後者はE233系)ベースの形式が続いていたけど、この20000系は、1993(平成5)年にデビューした9000系以来の純粋な相鉄オリジナル車となり、9000系のリニューアル車と同じ濃紺の塗装(YOKOHAMA NAVYBLUE塗装)で、内装もそれに準じています。
その前の2019年度下期には、相鉄・JR直通線(横浜羽沢貨物駅付近~羽沢横浜国大~西谷間)が開業し、JR線との直通運転(渋谷、新宿方面)が行われる予定であり、それに備えて20000系とは別のJR線直通運転対応の新型車両である12000系が導入されることが決まっているけど、来年度中(今年4月から来年3月までの間)に最初の編成が導入されることが予想されています。
20000系の増備は、12000系導入後に渋谷方面(東急東横線直通)向けの10両編成(今回導入された20001Fと同じ)と、目黒方面(東急目黒線、都営三田線直通)向けの8両編成に分けて行われる予定であるけど、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ副都心線・南北線、埼玉高速鉄道線への乗り入れがどうなるのか気になります。
相鉄・東急直通線は、日吉駅を出た後、東急線と分かれて新綱島(仮称)、新横浜を通り、羽沢横浜国大駅で相鉄・JR直通線に合流し、西谷へと向かう路線であり、日吉~新横浜間が東急、新横浜~羽沢横浜国大~西谷間が相鉄の運賃となるので、東海道・山陽新幹線、横浜線への乗り換えや、新横浜駅周辺の施設へのお出掛けにも便利になり、東急東横線から新横浜に向かう場合には、菊名駅での乗り換えが解消されます。
その前に相鉄・JR直通線が開業すれば、相鉄沿線から乗り換えなしで都心と結ばれるようになり、神奈川県のご当地通勤電車から都心への直通電車を持つ路線への脱皮が図られるようになります。
20001Fは、相鉄創業100周年を迎えた昨年12月に営業運転が開始される予定だったけど、諸事情により一昨日(今年2月11日)に延期され、横浜10時30分発の特急海老名行きで営業運転が開始されたけど、モニタ装置に不具合があった為に16時頃に運転が打ち切られていました。
夜に来て乗れなかったという苦情が相次いでいたので、昨日(2月12日)は17時頃に入庫されることが前もって発表されていました。
20000系の運転予定は当分の間相鉄のHPや主要駅に出ているので、お目当てにしていたのに乗れなかったということを防ぐ目的もあります。
昨日は、上星川~西谷間で発生した線路内発煙の影響によりダイヤが乱れたので、自分(しゃもじ)はリベンジ乗車の為に湘南台駅で待機していたけど、大幅な遅れにより来ていたことにより初めて乗ることが出来たので、諦めなくて良かったと思っています。
こちらも1月19日に柏駅でのやるしかないの出来事と同様に、銚子電鉄の銚子駅での「絶対にあきらめない」の言葉の通りとなっていました。
相鉄本線は、横浜と大和、海老名を結ぶ近道であり、海老名駅で小田急線に乗り換えれば、厚木、丹沢エリアへも近いです。
相鉄本線の路線
横浜~平沼橋~西横浜~天王町~星川~和田町~上星川~西谷~鶴ヶ峰~二俣川~希望ヶ丘~三ツ境~瀬谷~大和~相模大塚~さがみ野~かしわ台~海老名
相鉄いずみ野線の路線
(相鉄本線の横浜駅へ直通運転)←二俣川~南万騎が原~緑園都市~弥生台~いずみ野~いずみ中央~ゆめが丘~湘南台
相模国分信号場(かしわ台~海老名間)~厚木操車場間には、相鉄厚木線という貨物専用の路線があり、厚木駅からの搬入及び搬出に使われているので、秩父鉄道三ヶ尻線(武川~熊谷貨物ターミナル間の貨物専用の支線で東武鉄道や東京メトロ日比谷線の新造車両の搬入にも使われている)に似ているところがあります。
快速の停車駅
横浜~星川~鶴ヶ峰~二俣川~希望ヶ丘~三ツ境~瀬谷~大和~相模大塚~さがみ野~かしわ台~海老名
いずみ野線直通の場合は、いずみ野内は各駅に停車。
急行の停車駅
横浜~二俣川~希望ヶ丘~三ツ境~瀬谷~大和~相模大塚~さがみ野~かしわ台~海老名
特急の停車駅
横浜~二俣川~大和~海老名
いずみ野線直通は、横浜~二俣川~いずみ野~湘南台
乗換駅
横浜 JR(京浜東北線、根岸線、横浜線、東海道線(一部を除き上野東京ラインとして宇都宮線、高崎線に直通)、横須賀・総武快速線、湘南新宿ライン(横須賀線⇔宇都宮線、東海道線⇔高崎線))、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線、京急本線、横浜市営地下鉄ブルーライン
二俣川 相鉄本線⇔いずみ野線
大和 小田急江ノ島線
海老名 小田急小田原線、JR相模線
湘南台 小田急江ノ島線、横浜市営地下鉄ブルーライン
地下にある駅は、大和、湘南台であり、新設予定の羽沢横浜国大駅も地下駅となります。
相鉄本線の大和駅は、1993年8月1日に地下化された相鉄初の地下駅であり、現在は小田急江ノ島線と相鉄線の間に連絡改札がないノーラッチ状態となっているけど、今年3月17日には連絡改札が設けられる予定であります。
星川駅は、現在高架化工事中であり、昨年3月5日に下りホーム(二俣川、海老名、湘南台方面)が高架の新ホームに移されているけど、今年秋には、上りホーム(横浜方面)も高架化される予定となっています。
相模大塚駅の留置線は、デビュー前の車両の撮影会イベントが盛んに行われている状態であり、今回20000系の撮影イベントが行われたことは予想通りでした。
2月12日には、湘南台から横浜までと、横浜から海老名まで相鉄20000系に初めて乗ることに成功したので、後程レポートを書く予定でいます。
このように、相模大塚駅で行われた、相鉄20000系の車両撮影会に行くことが出来て良かったです。