
一昨日(3月18日)は、小田急線の新宿駅の3番線で、60000形MSEの60253Fによる、スーパーはこね9号を撮影しました。
小田急ロマンスカーのスーパーはこね号(午前中の下りのみ運転、新宿→小田原間ノンストップ)は、平日が13号と17号の2本、土休日が5,7,9,11号の4本であり、そのうちの土休日のスーパーはこね9号は、展望席なしの車両(60000形MSEまたは30000形EXEの6両編成)が使われているので、ロマンスカー時刻表には、MまたはEの表示ではなく、運転日により列車の車型が変わりますという▲マークとなっています。
4月14.15日は30000形EXEの6両編成(EXE6)による運転予定なので、かつて定期運用されていたEXEのスーパーはこね号が復活することになるけど、EXEαが使われる場合は、初めてのスーパーはこねとなります。
土休日のスーパーはこね9号は、新宿駅の3番線を10時20分に発車し、途中、小田原駅に停車してから箱根湯本へと向かう列車だけど、2番線に新宿 10時27分発のはこね57号(7000形LSEが主に使われる運用)が止まっている為に、現在では珍しくなった3番線からの発車となっています。
3番線からの特急の発車は、かつてさがみ、えのしま、あさぎり(現、ふじさん)号に対して行われ、2012(平成24)年3月16日までJR東海の371系も発着していたこともありました。
現在は、3番線と線路を共用する4番線発着の通勤型車両(青帯車)による優等列車(急行や快速急行)が大幅に増えたことにより、3番線から発車する特急ロマンスカーが少なくなってしまったのであります。
60000形MSEによるスーパーはこね号は、2008(平成)20年のデビュー当時に50000形VSEの代走で実際に運転されていたことがあり、同年7月8日に箱根の天山湯治郷(日帰り温泉)に行った時に、新宿から箱根湯本まで乗ったことを覚えています。
60253Fは、2009(平成21)年12月に、地下鉄千代田線直通運用にも使われる60000形MSE車の予備車確保及び7000形LSEで最初に廃車となった7002Fの置き換え用として導入された編成であります。
改正前のスーパーはこね号は、平日が1本、土休日が2本(全て50000形VSEによる運転で、土休日の一部に7000形LSEによる代走もあった)となっていたけど、50000形VSEによるスーパーはこね号は、改正後も引き続き見られています。
スーパーはこね号は、30000形EXEがデビューした1996(平成8)年3月23日に、これまでのはこね号(新宿~小田原間ノンストップ)からの変更により登場した愛称名であり、当初は、7000形LSE、10000形HiSE、20000形RSE、30000形EXEが使われていました。
1999(平成11)年7月16日まで活躍していた3100形NSEは、自動座席転換装置が付いていなかった為に、スーパーはこねの幕が入っていたのにも関わらず、希にしか使われていなかったです。
3100形NSE以前の特急は、ドアが手動式で、走行時には電磁ロックが掛かっていたので、完全なアナログ式のロマンスカーでありました。
スーパーはこね号は、新宿~小田原間での途中駅停車タイプのはこね号へのシフトにより削減されていたけど、今回は複々線化の完成によりスーパーはこね号が増えたことになったのであります。
今回の改正では、30000形EXEまたはEXEαや60000形MSEが6両の単独のまま新宿駅または北千住駅(MSEのみ)に乗り入れる運用が増えたので、10両だと列車によって輸送力過剰であることが分かります。
これにより、満席続出となる列車も出ているので、改悪となったことも言うまでもないです。
30000形EXEによる6両単独での新宿乗り入れは、既に行われている平日の日中のほか、土休日にも行われるとは思っていませんでした。
60000形によるスーパーはこね号が新宿駅を発車した時には、ピーポー音というミュージックホーンが鳴らされていました。
このように、60000形MSEによるスーパーはこね号を撮影することが出来て良かったです。