
一昨日(3月28日)は、JR新宿駅の9番線で、E257系(あずさ、かいじ号の車両)のモトM106編成による青梅ライナー5号を撮影しました。
青梅ライナーは、東京~青梅間を結ぶ平日限定の通勤ライナーであり、夜の下りは3本、朝の上りは1本で、全て、松本車両センター(長モト)所属のE257系の9両編成が使われています。
青梅ライナー5号は、東京駅を21時30分、新宿駅を21時45分に発車し、途中、立川、拝島、河辺に停車してから青梅へと向かう列車であり、中央ライナーや他の青梅ライナーと同様に、全席指定で、ご乗車には、ライナー券(普通車、510円)またはグリーン券(グリーン車、720円)が必要となります。
青梅ライナーの時刻(下り、青梅行き)
1号 東京 18時ちょうど発→新宿 18時15分発→立川 18時44分着→拝島 18時58分着→河辺 19時11分着→青梅 19時18分着
3号 東京 20時ちょうど発→新宿 20時15分発→立川 20時41分着→拝島 20時53分着→河辺 21時08分着→青梅 21時15分着
5号 東京 21時30分発→新宿 21時45分発→立川 22時11分着→拝島 22時23分着→河辺 22時37分着→青梅 22時43分着
上り(東京行き)
青梅 6時16分発→河辺 6時23分発→拝島 6時37分発→立川 6時50分発→新宿 7時19分着→東京 7時33分着
下りの青梅ライナー(1,3,5号)は、東京、新宿駅が乗車専用、立川、拝島、河辺、青梅駅が降車専用であり、上りの青梅ライナーは、その逆となっています。
中央線特急あずさ、かいじ号のE257系は、2001(平成13)年12月1日に11両編成のあずさ号でデビューし、翌年の2002(平成14)年12月1日までの1年間に、9両基本編成16本、2両付属編成5本の154両が導入され、183系や189系の全てが置き換えられていました。
青梅ライナーが中央ライナーと共に、ホームライナーやおはようライナーからの格上げにより登場したのは、2001年12月1日のことであり、2002年6月30日までの間、青梅ライナーに183系や189系が使われていました。
183系や189系からE257系への置き換えは、2001年12月1日、2002年3月23日、7月1日、12月1日と段階的に行われ、2002年7月1日には、特急かいじ号と共に、青梅ライナーもE257系に統一されていたのであります。
特急かいじ号は、今年3月13日に30周年を迎えていたので、3月25日には、新宿~甲府間で189系による団臨が運転されていました。
往路はM51編成(国鉄特急色)、復路はM52編成(初代グレードアップあずさ塗装、イタリアンカラー)が使われ、M51編成にJNRマークが復元されていたけど、復路のみで往路の撮影が出来なくて残念に思っています。
このことで、碓氷峠鉄道文化むら(群馬県安中市、信越線の横川駅付近)で静態保存されている189系の保存車両(クハ189-506号車)を思い出しました。
JNRマークは、逆さにしても同じように見えるのが特徴であり、スマホの画像や写真等で見る度に逆さにして見たくなります。
国鉄(JNR)時代のシンボルだったJNRマークが導入されたのは、1958(昭和33)年11月のビジネス特急こだま号(東京~大阪、神戸間、151系)の登場の時であり、前面の特急シンボルマークと共に、今年で60周年の還暦を迎えることになります。
川崎重工業兵庫工場には、こだま号でデビューしていた151系のクハ26001→クハ151-1号車(川崎重工業の前身である川崎車輛製)が静態保存されているけど、こちらにはもちろん特急シンボルマークやJNRマークもあります。
使命を終えた車両のうち、歴史的価値のある車両が優先的に保存されている状態であり、国鉄の黄金時代を築いていた151系もその一つであることが分かります。
151系は、1959(昭和34)年度のブルーリボン賞受賞車であり、前年の1958年度の小田急電鉄初代3000形ロマンスカーSE車に続く2回目のブルーリボン賞受賞となったことに加え、国鉄車両としては初めてのブルーリボン賞受賞車となったのであります。
E257系は、2002年度のブルーリボン賞受賞車であるので、その伝統が受け継がれています。
1958年は、SUBARU(スバル)ブランド並びに本格的な軽自動車(軽乗用車)のパイオニアであるスバル360が発売された年でもあるので、自動車業界でも話題になった年でもありました。
富士重工業からSUBARUに社名(商号)変更されてから早いもんで1年経とうとしています。
E257系が9両編成で運転される時には、新宿(東京)寄りに500番台に準じた貫通型先頭車が来ているので、小田急ロマンスカーの30000形EXEまたはEXEαや60000形MSEの6両編成で、新宿(北千住)寄りに貫通型先頭車が来ていることと同じような現象となります。
M106編成は、2001年12月に近畿車輛で製造された編成であります。
E353系の追加導入が早ければ、E257系があっという間に置き換えられてしまうことになるので、この機会にE257系による青梅ライナーを撮影することが出来て良かったです。