
続いては、都営浅草線の西馬込駅の1番線で撮影した、5500形の5501Fです。
この時には、白い悪魔こと5300形の5317Fとの車両交換により入庫されていたので、5317Fとの並びを撮影することも出来ました。
西馬込駅は、地上1階部分に西口と南口の駅舎、地下3階にプラットホームと東口改札、地下4階に連絡通路のある2面2線の地下駅であります。
東口改札口は、2013(平成25)年3月30日に新設された、1番線に直結した改札口であり、エレベーターで地上まで上がることになります。
同年11月25日には、南口から1番線への連絡通路が出来たことにより、1番線まで地下4階を通らずに行けるようになったけど、2番線の場合は、地下4階まで降りなければならない状態のままとなっています。
都営浅草線の車両基地である馬込車両検修場は、西馬込駅の南側にあり、南口改札口が最寄りとなっています。
西馬込の車両基地は、1968(昭和43)年11月15日の泉岳寺~西馬込間の開業と共に馬込検車場として開設されたものであり、これまでの間は、京成押上線沿線にあった向島検修区と高砂検修区(京成電鉄の高砂検車区の一部が借り入れられていた)が暫定的に使われていました。
1969(昭和44)年6月に、馬込車両工場が向島からの移転により開設された当時は、北西部にあり、馬込寄りにあった引込線では、踏切が3ヶ所ありました。
当時車両基地と車両工場が別々の場所にあったのは、用地が確保出来なかったらからであります。
2004(平成16)年4月に、馬込車両工場が馬込車両基地側に移転されて現在の形となっています。
2006(平成18)年4月には、都営大江戸線との汐留連絡線の開通により、大江戸線の車両の検査も行われるようになっているけど、この時には、専用の電気機関車であるE5000形による牽引が行われています。
旧馬込車両工場(西馬込駅西口付近)は、2007(平成19)年3月までに解体され、その跡地に立正大学付属立正中学校・高等学校の馬込キャンパス(2013年に品川区大崎から移転)が建設されています。
杉並区堀ノ内(東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅付近)には、東京立正中学校・高等学校があるけど、西馬込にある立正大学付属立正中学校・高等学校とは別の学校であるので、受験の時などには注意が必要であります。
旧馬込車両工場の廃止により、地下鉄の踏切が、東京メトロ銀座線の上野検車区の1ヶ所だけとなっています。
西馬込駅南口から歩いたところにある、道々女木(どどめき)橋という馬込車両検修場に跨がる陸橋からは、入庫後の5501Fが5502Fと並べられていたところを見ることが出来ました。
どどめき橋の西側には、西馬込駅~馬込車両検修場間の引込線のトンネルの出入口が見える状態であり、入庫列車は、トンネルを抜けた後に端のほうまで行き、そこで方向転換が行われた上で入庫していくことになります。
どどめき橋からは、馬込車両検修場を眺めることが出来るので、この日は5500形を撮影する人たちで賑わっていました。
このように、泉岳寺から再び都営5500形に乗り、西馬込まで乗ることが出来て良かったです。