
こちらは、昨日(7月2日)、中央線の新宿駅で撮影した、JR東日本E353系のモトS111編成による、あずさ21号(松本行き)です。
あずさ21号(71M)は、新宿駅の9番線を15時ちょうどに発車し、途中、立川、八王子、甲府、韮崎、小淵沢、茅野、上諏訪、岡谷、塩尻に停車してから松本へと向かう列車であり、松本 12時ちょうど発のあずさ16号(66M、途中、塩尻、岡谷、下諏訪、上諏訪、茅野、富士見、小淵沢、韮崎、甲府、八王子、立川に停車)の折り返し運用でもあります。
一昨日(7月1日)からのE353系の運用は、既存のスーパーあずさ号(9+3の12両)の4運用、E257系から置き換えられたあずさ、かいじ号(9両単独)の6運用があり、そのうちのあずさ16号と21号は、松本~新宿間を1往復する単純な運用となっています。
その次の日には、あずさ12号と17号で松本~新宿間を1往復し、松本 19時21分発のあずさ34号(かいじ号の送り込み)で再び新宿へと向かい、東京 22時45分(新宿 23時ちょうど)発のかいじ123号から5日間に渡るかいじ号の運用に入り、最終日の6日目に新宿 17時30分発のあずさ27号(途中、立川、八王子、大月、塩山、山梨市、石和温泉、甲府、小淵沢、富士見、茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷、塩尻に停車)で松本に帰る(送り出される)ことになります。
これらのあずさ号のことで、今から30年前の1988(昭和63)年3月13日の特急かいじ号のデビュー当時に、国鉄特急色の183系の6両編成(モノクラス)が使われ、その送り込みや送り出しのあずさ号(新宿~松本間)の1往復もこうなっていたことを思い出しました。
6月30日から7月1日の間には、かいじ号の甲府留置線での停泊に代わり、車両の入れ換えが行われていました。
今回運用離脱されたE257系は、M103,M106,M107,M112編成の9連4編成36両であり、今後は、185系の置き換え用として東海道線の踊り子号に転用される予定となっています。
E353系では、スーパーあずさ運用に、S102+202,S103+203,S104+204,S105+205,S106+201編成の5本が、あずさ・かいじ運用に、S101,107,108,109,110,111,112編成の7本が使われているので、JR東海の373系で、1996(平成8)年3月16日の改正当時にF1~5編成が、ふじかわ系統に、F6~14編成が、東海系統に分かれていたことと同様であります。
特急東海号は、東京~静岡間2往復で運転されていた列車であり、2007(平成19)年3月17日に廃止されていました。
2009(平成21)年3月13日に、373系がムーンライトながら号から撤退した後も、東京~静岡間の普通列車の運転が継続されていたけど、2012(平成24)年3月16日に廃止され、東京駅から撤退していたのであります。
現在定期列車でJR東日本管内に乗り入れる373系は、静岡~甲府間(身延線経由)の特急ふじかわ号だけとなっています。
かいじ号は、1988年3月13日に、中央高速バスに対抗する為に出来た列車であり、これまでの甲府発着のあずさ号から受け継がれています。
E257系からE353系に置き換えられた時に快適性がアップしたのは良いけど、E257系とは違って、前面展望(かぶり付き)が出来なくなったという残念な点があります。
8番線(中央線快速の上り(東京方面)乗り場)側から撮影した時には、新宿ミロード(小田急の駅ビル)や、E353系の運行会社であるJR東日本こと東日本旅客鉄道の本社ビルをバックに撮影することが出来ました。
JR東日本の本社ビルは、小田急電鉄との共同事業である新宿サザンテラス内にある、地上28階建てのビルであり、1997(平成9)年9月に、東京駅の丸の内北口側にあったJRビルディング(国鉄(日本国有鉄道、JNR)の本社から継承されていた)から移転されてきていました。
JR東日本の本社が新宿サザンテラスに移転されたのは、国鉄精算事業の一環により売却された影響もありました。
その跡地は、2004(平成16)年9月14日に開業した丸の内オアゾ(oazo)となっています。
サザンテラスは、1998(平成10)年3月20日に、新宿テラスシティの一環として、小田急線の新宿駅から新宿1号踏切までの間の人工地盤の上に出来た施設であり、小田急サザンタワー(上層部に小田急ホテルセンチュリーサザンタワーも入っている)も併設されています。
それが出来るまでの間は、小田急線新宿緩行線の地下トンネルの入口が見えていたけど、現在は人工地盤に覆われている為に分からなくなってしまいました。
新宿サザンテラスが出来たことにより、新宿駅から代々木駅までの徒歩ルートの近道が確保され、小田急線の踏切(新宿1号踏切)を通らずに行けるようになっています。
この日の新宿 15時40分発のはこね41号(平日運用)に、話題の小田急70000形GSEが使われていたけど、7月11日の70052Fの使用開始により、50000形VSEによる代走時を除いてGSEで固定されることになります。
7000形LSEの定期運用でのラストランまであと1週間(1瞬間)となり、運転日は、7,8日の土日と最終日の10日の3日間のみとなってしまいました。
今週末の土日(7,8日)は、激戦が予想されるので、6月24日に乗ることが出来て良かったな!と思っています。
E353系を撮影する人が多かったので、小田急ロマンスカーと同様に人気があることが分かります。
E353系のスタイルは、いつ見てもカッコいいと思っています。
E353系の9両編成は、新宿(東京)寄りの4号車の電気連結器が見える状態であります。
このように、新宿駅で、E353系のS111編成によるあずさ21号を撮影することが出来て良かったです。