
こちらは、8月27日に、中央東線の塩尻駅の2番線で撮影した、E353系のモトS110編成による、特急あずさ21号(松本行き)で、3番線に停車中のE127系100番台のモトA5編成による辰野~塩尻間の列車(この日に辰野から塩尻まで乗った)との並びも撮影することも出来ました。
あずさ21号は、新宿駅を15時ちょうどに発車し、途中、立川、八王子、甲府、韮崎、小淵沢、茅野、上諏訪、岡谷、塩尻に停車してから松本へと向かう列車であり、松本 12時ちょうど発新宿行きのあずさ16号の折返し(単純に1往復する運用)であり、7月1日からE353系の9両編成(基本的にS101編成とS107以降の編成)が使われています。
塩尻駅は、3面6線の駅であり、中央東線(みどり湖経由、上諏訪、甲府、新宿方面)及び中央東線からの松本、長野方面(篠ノ井線)の列車が東側の1,2番線、中央西線(JR東海、木曽福島、中津川、名古屋方面)及び中央西線からの松本、長野方面の列車が5,6番線、中央東線の旧線(小野、辰野方面)が3番線発着がメインであり、4番線は始発列車や待避列車に使われています。
塩尻駅の3,4番線には、一駅一名物である、ブドウ棚が設けられており、ここで栽培されたブドウ(メルローとナイアガラ)が、塩尻ワインの原料となります。
中央東線沿線のワインの産地は、ブドウの産地である山梨県(甲州ワイン)が有名だけど、塩尻ワインも同様に有名であります。
塩尻市にある志学館高校では、全国で珍しいワインの醸造が行われている学校なので、ブドウの栽培から醸造まで高校生が手掛けている(高校生が作る)ワインとして話題となっています。
ナイアガラとは、ブドウの品種であるけど、カナダ(オンタリオ州)とアメリカ(ニューヨーク州)の国境にあるナイアガラの滝や、東京都目黒区(東急東横線)の祐天寺駅付近にある、カレーショップナイアガラ(鉄道がイメージされた店)を思い出します。
ナイアガラのカレーショップは、汽車が運んでくることでムードが高まってきます。
ブドウの品種であるナイアガラは、ナイアガラの滝があるアメリカのニューヨーク州のナイアガラで出来たことが由来であり、ナイアガラの滝との関連もあります。
ナイアガラの滝は、ビクトリアの滝(アフリカのジンバブエ共和国とザンビア共和国の境)、イグアスの滝(南米ブラジルとアルゼンチンの境)と同様に世界三大瀑布であり、ナイアガラの滝は世界遺産には認定されていないです。
新宿区の東京都庁の近くにある新宿中央公園(淀橋浄水場の跡地)には、新宿ナイアガラの滝があるけど、こちらは本家のナイアガラの滝がイメージされています。
ナイアガラのカレーショップのHPのアーカイブスによると、2012(平成24)年7月に初代ステーション♪のメンバー(当時は5人だった)が祐天寺のナイアガラに来店していたので、ステーション♪縁の地でもあることが分かります。
当時自分(しゃもじ)がステーション♪のファンを始めた時(当時は参戦が少なかった)でもあったので、あの頃が懐かしいなと思いました。
現在の塩尻駅は、1982(昭和57)年5月17日に移転されたものであり、操車場のある位置に旧駅がありました。
旧駅時代には、特急しなの号などの名古屋~松本、長野方面への直通列車で、スイッチバックが行われていたので、1963(昭和38)年4月28日に千葉市民会館のある位置から現在地に移転される前の千葉駅に似た状態となっていました。
移転される前は、東京方面から房総東線(現、外房線)や房総西線(現、内房線)への直通列車でスイッチバックが行われていたので、かつての塩尻駅でのしなの号と同様の関係となっています。
千葉市民会館に、「千葉駅ありき」という石碑があることは、旧千葉駅の跡地に建設されたことの証であります。
塩尻駅と千葉駅の間は、あずさ3号と30号(E257系で運転)で乗り換えなしで行けるので、このことを話題にしました。
千葉と言えば、元ステーション♪で現在でもアイドルとして活躍中のななちゃこと千葉奈々希氏を思い出すけど、ななちゃもステーション♪としてナイアガラに来店していたメンバーでもありました。
塩尻駅のもう一つの名物は、駅構内にある立ち食いそば店である「そば処 桔梗」であり、改札内の入口が極端に狭く、内部は2人しか入れない状態となっています。
改札外の待合室横のスペースでは、5人立っても余裕があるので、改札内のスペースが満員の場合には、駅係員に申し出て一旦改札から出る必要があるけど、18きっぷや週末パスなどの乗り降り自由の乗車券の場合では、なるべく改札外に回ったほうが良いと思います。
改札内のスペースの場合は、空いている時は良いけど、混雑している場合には、慌てて食べなければならなくなってしまいます。
こちらもブドウ棚と同様に、塩尻駅の名物であります。
自分(しゃもじ)は、改札内のスペースが満員であった為に改札外のスペースまで出て、鹿肉入りのそばを食べました。
鹿肉入りのそばは、信州ジビエの一環であり、山菜との相性が良く、食べてみて美味しかったです。
友人のTY氏も、信越旅行の2日目である8月30日に、長野駅で鹿肉入りのそばを食べていたので、自分(しゃもじ)と同様に、長野に行ったら必ず本場の信州そばを食べるというこだわりがあることが分かります。
我々は、普段牛・豚・鶏の三大食肉を食べている状態であるので、鹿肉を含めた三大食肉以外の肉を食べた時は貴重でした。
信州ジビエの一環である鹿肉は、たんぱく質が多く、脂質が少なく、鉄分やカルシウムが豊富であり、ジビエの本場のヨーロッパでも盛んに食べられています。
こちらは山と自然の恵みが生かされたものであり、鹿にあやかって、食べるしかないと言いたくなります。
熊本県や福島県会津地方を中心に盛んに食べられている馬肉のほうも、馬にあやかって、うまい!と言いたくなることと同様であります。
長野県のほうも、馬肉文化のある県であり、南信地方の伊那市では、馬刺し(熊本県の郷土料理でもお馴染みの馬肉の刺身)とおたぐり(馬のモツを味噌で煮込んだ料理)として食べることが定番となっています。
伊那市は、福井県と同様にソースカツ丼も有名であります。
福井県のソースカツ丼でお馴染みのヨーロッパ軒は、1913(大正2)年に東京の早稲田鶴巻町(早稲田大学の近く)で創業していたので、このことを知らない人が多いと思います。
昔は学校給食で鯨の肉(鯨肉)が出されていたことがあったけど、捕鯨問題により中止されていました。
千葉県の南房総市にある和田漁港(内房線の和田浦駅付近)は、関東唯一の捕鯨基地があり、鯨肉を味わうという貴重な体験をすることが出来ます。
和田浦駅付近にある道の駅和田浦WA・O!では、鯨肉の竜田揚げの入ったくじら給食を648円で食べられるということで、学校給食で鯨肉を食べた世代の人にとっては懐かい雰囲気となっています。
松本車両センター(長モト)所属のE127系100番台は、1998(平成10)年12月8日に大糸線でデビューした2両編成の電車であり、外観は、同世代である東北地区の交流型電車である701系1500番台に準じています。
現在は、中央東線の小淵沢~塩尻間(みどり湖経由)、辰野~塩尻間(小野経由)、篠ノ井線の塩尻~松本~篠ノ井間、信越線の篠ノ井~長野間でも活躍しているけど、小淵沢駅への乗り入れが、長野 19時52分発→小淵沢 22時18分着、22時30分発→松本 23時38分着の1往復だけとなっています。
車内は、アルプス側にクロスシートがあるので、大糸線でアルプスの山々の景色を楽しんでもらう為の配慮であります。
E353系のS110編成は、今年5月10日に逗子から松本車両センターまで回送された編成であり、そのすぐ後に尾久車両センター(東オク)まで疎開され、営業運転で見ることの出来ない上野駅への入線シーンを見られていました。
中央東線辰野支線の辰野~塩尻間は、善知鳥(うとう)峠越え区間であり、2013(平成25)年3月15日まで、ミニエコーこと123系(クモハ123-1号車、クモニ143形荷物電車から改造された単行電車)が活躍していました。
自分(しゃもじ)は、ミニエコーの時代に乗ったことがあるけど、ミニエコーが活躍していた頃が懐かしいなと思いました。
JR東海の身延線でも、荷物電車や牽引車から改造された123系が活躍していたこともあったけど、ミニエコーと同様にトイレが付いていなかったので、富士~西富士宮、身延間に限定されていました。
123系は現在、JR西日本の小野田線と宇部線(山口県)で活躍しています。
こちらは現在黄色塗装であり、キハ120形と同様の洋式トイレが取り付けられています。
現在E353系によるあずさ号(スーパーではない9両編成)は、17,21,27,12,16,34号の3往復しかないけど、E353系の増備次第で増えてくると思います。
このように、塩尻駅でもE353系を撮影することが出来て良かったです。
おまけの画像は、塩尻駅の3,4番線のブドウ棚で、実っていました。