
こちらは、8月28日に、JR篠ノ井線の松本駅(長野県松本市)で撮影した、E353系のS105+205編成による特急スーパーあずさ14号(新宿行き)です。
スーパーあずさ14号は、新宿 8時ちょうど発のスーパーあずさ5号の折り返しで、松本駅を11時08分に発車した後、途中、上諏訪、茅野、甲府、八王子に停車してから新宿へと向かう最速達バージョンであり、その折り返しのスーパーあずさ19号(新宿 14時ちょうど発、同じ停車駅(速達バージョン))で松本に戻ってくることになります。
来年春の改正では、中央東線の特急あずさ、かいじ号の定期列車が、このE353系(9両または12両)に統一されると共に、常磐線特急のひたち、ときわ号(E657系)と同様のスワローサービスによる全席指定制に移行され、自由席が廃止されるという情報が入ってきました。
自由席の廃止により特急料金が値上げされるけど、料金が普通車(指定席)、グリーン車共にシンプルでお求め易く設定されることになるので、普通車指定席の事前料金(大人料金で、通常期の場合)が、新宿~甲府間 1860円→1550円、新宿~上諏訪間 2680円→2200円、新宿~松本間 2900円→2500円と従来の普通車指定席料金よりも値下げされることになります。
特急券を買わずに飛び乗った場合には、車内料金260円(小児 130円)が加算されるので、注意が必要であります。
新宿~立川、八王子間は、510円の追加で自由席に乗れるのに、来年春のスワローサービスへの移行により、720円に値上げされることになるのが痛いです。
それだけではなく、あずさ回数券、中央線特急回数券、信州特急料金回数券も廃止され、千葉~新宿間で、房総料金回数券を使ってあずさ号に乗ることが出来なくなるので、事実上の値上げ(改悪)状態となります。
塩尻~松本間で自由席のある特急が、JR東海383系によるワイドビューしなの号だけとなるので、混乱を招くことになります。
信州特急料金回数券は、来年春から信州しなの料金回数券となり、長野~松本、塩尻間のしなの号の自由席のみ有効となります。
来年春からのグリーン車の料金(全て事前料金)は、大人料金で1260円~6440円であり、新宿~甲府間 3090円、新宿~上諏訪間 3740円、新宿~松本間 5070円であります。
座席指定券、座席未指定券、座席上のランプの扱いは、E657系による常磐線特急ひたち、ときわ号と同じであるけど、臨時列車で座席上にランプのない列車(E257系)で座席未指定券を使う場合でも、空席を使うことになります。
座席未指定券で空席に座った場合、指定券を持っている人が来た場合には席を譲らなければならなくなるので、車内トラブルを防ぐ為に、乗る列車が決まっている場合には、事前に座席指定券を買うか、座席の指定を受けることをオススメします。
明日(11月3日)には、松本駅でE353系のローレル賞受賞式典が、12時ちょうど発のあずさ16号の発車前に行われる予定となっています。
このように、松本駅で、E353系によるスーパーあずさ14号を撮影することが出来て良かったです。