
続いては、一昨日(1月7日)、京王電鉄井の頭線の吉祥寺駅と永福町駅で撮影した、別バージョンの迎春ヘッドマーク付きの1000系の1709F(アイボリーホワイトの編成)で、吉祥寺から明大前までそれに乗って行きました。
この時には、往路の1703Fが急行だったのに対し、各駅停車で、永福町駅で急行の待ち合わせがあったので、永福町駅でも撮影することが出来たのであります。
永福町駅の駅ビルである、京王リトナード永福町の屋上には、「ふくにわ」という屋上庭園があり、ここから井の頭線の7色(レインボーカラー)の電車を眺めることも出来ます。
編成毎に色の異なるレインボーカラーの編成は、1962(昭和37)年から2011(平成23)年まで井の頭線で活躍していた3000系(京王電鉄で最後まで残されていた3ドア18m車)が元祖であり、今から丸23年前の1996(平成8)年1月9日にデビューした新1000系にも受け継がれています。
新1000系がデビューした1996年1月9日は、1962年のデビュー当初から活躍していた3000系の狭幅片開き車が、その日の朝の運用をもって引退した時でもありました。
3000系の初期型であった3701Fと3702Fは、5両編成のうちの4両で、晩年は急行に使われなかった為に、朝ラッシュ時の限定運用となっていました。
そのうちの先頭車は、北陸鉄道浅野川線(石川県)に8800形として譲渡されたけど、井の頭線時代に嫌われものだった狭幅片開きドアの車両が、北陸鉄道に似合っていると思いました。
初期に運用離脱された3000系の広幅両開き車のうち、3703~3705Fの先頭車も、8900形として北陸鉄道浅野川線に譲渡されています。
北陸鉄道浅野川線の北鉄金沢駅は、2001(平成13)年3月28日(自分(しゃもじ)の誕生日)に地下化された1面2線(島式ホーム)の地下駅であり、雰囲気が現在の井の頭線の渋谷駅に似ているので、井の頭線の渋谷駅を小さくしたようなイメージがあります。
京王新1000系は、井の頭線初の20m4ドア車で、1995(平成7)年から1998(平成10)年に製造された初期型(1701~1710F)、2003(平成15)年から2004(平成16)年に掛けて製造された中期型(1711~1715F)、2008(平成20)年から2009(平成21)年に製造された後期型(1721~1734F)に分けられており、初期型は京王線系統の8000系、中期型は9000系の初期型車(8両固定)、後期型は9000系の後期型車(10両固定)の要素が取り入れられています。
車両メーカーは、初期型の1705,1706,1708Fが日本車輌製造で、他は全て東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)であります。
初期型の新1000系は、8000系と同様にリニューアルが行われており、奇数編成はGTO、偶数編成はIGBTに分けられていたインバータ装置の更新(3M2T化)により統一されています。
1709Fは、1998年に3000系の第一次置き換え計画により東急車輛製造で製造された編成であり、昨年9月にリニューアルされていました。
リニューアル前は、2M3Tで、雨天時の空転が問題となっていました。
平日の朝ラッシュ時には、渋谷~富士見ヶ丘間の区間運用があり、富士見ヶ丘駅で入庫せずに折り返すので、東急池上線の朝ラッシュ時の五反田~雪が谷大塚間で区間運転列車があることに似ています。
井の頭線の1709Fの迎春ヘッドマークは、初日の出がイメージされていました。
今日(1月9日)は、井の頭線の新1000系のデビュー記念日なので、このことを話題にしました。
デビュー記念日から活躍しているのは、1701Fと1702F(どちらも1995年製)であり、1701Fはブルーグリーン(水色)、1702Fは1709Fと同じアイボリーホワイトであります。
京王線では、今年になってから7000系の7707Fが廃車となったという情報が入ってきました。
これにより、7706Fに続いて2本目の編成単位での廃車となり、7000系の8両固定編成が全滅していました。
今日(1月9日)から22日までの間、京王百貨店(京王デパート)の新宿本店で、恒例の元祖・有名駅弁と全国うまいもの大会が行われています。
このように、京王井の頭線で、1703Fに続いて、迎春ヘッドマーク付きの1709Fを撮影することが出来て良かったです。