
久しぶりのバスの話題だけど、昨日(2月12日)は、初台駅前から渋谷駅西口まで、2月17日(日)をもって廃止される、京王バス東のA31314(練馬200か28-12)号車の三菱ふそう(FUSO)エアロミディMK(TKG-MK27FH)による、渋61系統(京王バス渋谷初台線)の最終バスに乗りました。
渋61系統は、京王バス東の中野営業所(記号はA)所属で、渋谷駅西口と京王新線の初台駅の間を結ぶバス路線であり、渋63系統(渋谷駅西口~幡ヶ谷経由~中野駅間、幡代線)や渋66系統(渋谷駅西口~阿佐ヶ谷駅間、阿佐ヶ谷線)、ハチ公バス丘を越えてルートと一部重複していることにより利用客が減少した為に、2月17日の終バスをもって廃止されることになります。
渋61系統は、前身の代々木乗合自動車により開拓され、東急バス淡島営業所(こちらも営業所記号はA)によって運行されていた路線であり、渋55系統(渋谷駅西口~幡ヶ谷折返所間、東急バス幡ヶ谷線)と共に、京王線沿線の初台エリアに乗り入れる東急バスの路線として異彩を放っていました。
2000(平成12)年6月16日には、京王バス永福町営業所との共同運行となり、渋61系統の東急バス便の運賃が京王に合わせて値下げされ、2002(平成14)年6月1日に東急バスが撤退し、京王バスによる単独運行となっていました。
2013(平成25)年5月13日には、笹塚循環線(渋68,69系統)と共に、永福町営業所から中野営業所に移管され、翌年の2014(平成24)1月16日には、渋谷駅西口~代々木八幡駅入口間のルートが、前述の渋66系統(渋谷駅西口~笹塚駅経由~阿佐ヶ谷駅間、京王バス東 永福町営業所と都営バス小滝橋自動車営業所杉並支所による共同運行)と同じルート(初台行きは西武百貨店(渋谷店)、宇田川町、放送センター西口経由、渋谷行きは神山、東急百貨店本店前経由)から、上下線共に東大裏、東急百貨店本店(松涛通り)経由に変更されていました。
自分(しゃもじ)が、渋61系統に乗ったのは、2016(平成28)年7月7日以来であり、当時は同じA31314号車(中野営業所で唯一のエアロミディ)が使われていたけど、当時は30分間隔となっていました。
昨年2月1日の改正で渋61系統の本数が70分間隔に減らされ、初台駅 18時05分(土休日は18時20分)発と繰り上げられたので、廃止されるのも時間の問題となっていたのであります。
渋谷駅西口 18時32分(土休日は18時55分)発は、新国立劇場(初台駅入口)で打ち切られ、到着後に中野営業所まで回送されます。
京王バス中野営業所は、中野区弥生町(地下鉄丸ノ内線方南町支線の中野新橋、中野富士見町両駅の中間)にある、中野、新宿、渋谷、練馬エリアの路線を扱う営業所(京王バスで唯一練馬ナンバーでの新規・転入登録が出来る営業所)であり、1994(平成6)年までは、八王子営業所(現在は京王電鉄バス本体の営業所となっている)と同様に、日野自動車(HINO)の車両が指定されていました。
後者の八王子営業所で、日野車の比率が高いのは、日野自動車の本社、工場が沿線(日野市)の甲州街道沿いにあることの縁であり、現在でも高速バス、路線バス共に日野車が盛んに導入されています。
2月18日からは、京王バスの新宿、渋谷、中野、永福町エリアの路線でダイヤ改正が行われ、渋66系統(渋谷駅~笹塚駅経由~阿佐ヶ谷駅間、阿佐ヶ谷線)の京王便と、宿51系統(新宿駅西口~参宮橋経由~渋谷駅間、渋谷線)が、永福町営業所から中野営業所に移管され、方南町~永福町間の区間運転が廃止されます。
これにより、渋谷駅から、NHK線(渋谷駅~NHKスタジオパーク間、朝の送り込みの渋68系統の永福町→渋谷駅間を含む)やハチ公バス(春の小川ルートと丘を越えてルート)を除いた永福町営業所の一般路線バスが撤退することになります。
それに伴う車両の動きが気になります。
渋66系統の永福町営業所から中野営業所への移管により、京王バス中野営業所所属路線と都営バスの共同運行便が、1988(昭和63)年10月15日をもって都営バスとの共同運行のまま廃止された中63系統(大久保線、下田橋~中野駅、大久保駅経由~国立医療センター間)以来30年4ヶ月ぶりに復活することになるけど、当時の中63系統の都営バス便は、練馬自動車営業所(現、北自動車営業所練馬支所)所属であったので、都営はUD車、京王は日野車が使われていました。
1979(昭和54)年11月までは、(旧)橋63系統として新橋駅まで直通運転が行われ、京王バスも新橋駅まで乗り入れていたのであります。
現在の橋63系統は、都営バスの小滝橋自動車営業所による運行で、小滝橋車庫~大久保駅、市ヶ谷駅経由~新橋駅間で運転されています。
今回乗った三菱ふそうエアロミディMK(TKG-MK27FH)のA31314(練馬200か28-12)号車は、2013年の渋61,68,69系統の永福町営業所から中野営業所に移管された時に導入された唯一のエアロミディであり、エンジンは、6M60型(220PS)で、トランスミッションは6速MT(マニュアル)であります。
TKG-MK27FHは、2012(平成24)年新エコカー減税対応により発売されたモデルであり、一昨年(2017(平成29)年)まで製造されていました。
TKGということで、卵かけご飯みたいだなと思いました。
三菱ふそうエアロミディ(中型路線バス)は、一昨年の2017年をもって製造が中止されてしまった為に、Jバス系の日野レインボーやいすゞ(ISUZU)エルガミオを選ばなければならなくなってしまいました。
都営バスでは、2013年以来三菱ふそうの路線車が導入されていない状態だけど、京王バスの場合は、路線バス、高速バス共に三菱ふそう車も継続導入されています。
渋61系統の初台坂下~初台駅間は、反時計回りであり、初台駅→初台坂下間では、初台の商店街の中を走るので、東急バスの時代から親しまれていたその風景が見納めとなってしまうのが残念であります。
今回の渋61系統の廃止は、京王バスのファンだけでなく、昔からの東急バスのファンにも惜しまれています。
こちらは、ハイスピ(HIGHSPIRITS)で、1推しであるさやぽんこと葉月沙耶氏が、4月初旬にゆみみこと天野有美氏と共に卒業してしまうことと同様であり、さやぽんは、2016年5月から10月までステーション♪で活躍していたことにより、ハイスピのファンに加え、ステーション♪のファンにも惜しまれているので、さやぽんの卒業を、東急バスから受け継がれた京王バスの渋61系統の廃止に例えたくなります。
そんな自分(しゃもじ)は、渋61系統に乗った後に、渋谷の新生DESEOminiで行われたはいしゅぴ(ハイスピの派生ユニット)が出てきた対バンライブ(さやぽんも出てきた)に行き、さやぽんに会ってきたのであります。
この日は、東武東上線の川越ラッピング電車、こどもの国線のうしでんしゃの内装変更などの出来事があったけど、初台から渋谷まで17日をもって廃止される京王バスの渋61系統に乗り、はいしゅぴに会いに行くことを選んで正解だと思いました。
渋61系統に乗れるのは、今日(2月13日)を入れてあと5日となるけど、16日の土曜は土曜出勤(休日EXE、アウェイ)であり、17日の最終日は混乱が予想されるので、昨日にしておきました。
明日(2月14日)は、バレンタインデーなので、今月10, 11日にステーション♪に会いに行った時に、ステーション♪の「スキスカバレンタインデー」を聴くことや、1推しのあーにゃこと水湊あおひ氏からチョコを貰うことが出来たことで幸せを感じていました。
自分(しゃもじ)の京王電車や京王バス関連の記事は、お陰様で高いランキングとなることが続いています。
このように、初台から渋谷まで、廃止までのカウントダウンを迎えた京王バスの渋61系統に乗ることが出来て良かったです。