
昨日(4月8日)は、JR中央快速線の新宿駅で、E233系のトタT24編成(中央線開業130周年記念ラッピング電車)による快速東京行きを撮影しました。
このラッピング電車は、4月11日に新宿~立川間が、8月11日に立川~八王子間がそれぞれ開業130周年を迎えることを記念して運転されており、2010(平成22)年10月まで活躍していた201系がイメージされたオレンジ色のラッピングが施されています。
201系は、2011(平成23)年6月の京葉線を最後に関東から全廃されたけど、関西では未だ現役であり、今年3月16日に新大阪~鴫野(しぎの)~放出(はなてん)間が開業したことで話題である、おおさか東線でも活躍しています。
中央快速線のE233系は、2006(平成18)年から2008(平成20)年までの間に201系の置き換え用として導入されたものであり、京葉線用の編成(5000番台)と同様に10両固定編成(T編成)と、分割・併合対応の6+4編成(H編成)があります。
そのうちのトタT24編成は、2007(平成19)年10月に総合車両製作所横浜事業所の前身である、東急車輛製造で製造された10両固定編成であり、他の10両固定編成(T編成)と同様に、中央快速線の東京~高尾~大月間と、青梅線の立川~青梅間で運転されています。
早朝・深夜には、中央快速線用のE233系が、東京発着の各駅停車にも使われることになるけど、グリーン車が組み込まれた時にどうなるのか気になります。
2008年のE233系の導入完了後も201系が残されていた理由は、当時行われていた三鷹~国分寺間と西国分寺~立川間の高架化工事により、予備車を確保する為であり、E233系のグリーン車組み込み及びトイレの設置工事に伴う予備車として限定運用されている元常磐緩行線の209系1000番台と同じような現象となっていました。
中央快速線の路線
東京~神田~御茶ノ水~四ッ谷~新宿~中野~(高円寺)~(阿佐ヶ谷)~荻窪~(西荻窪)~吉祥寺~三鷹~武蔵境~東小金井~武蔵小金井~国分寺~西国分寺~国立~立川~日野~豊田~八王子~西八王子~高尾→(一部、大月、河口湖まで直通運転)
青梅線直通列車(武蔵五日市、高麗川発着を含む)は、立川駅から分岐します。
高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪の各駅は、土休日には快速列車が終日通過となるので、中野、荻窪、吉祥寺、三鷹の各駅で各駅停車に乗り換える必要があります。
中央特快、青梅特快(青梅線直通)の停車駅
東京~神田~御茶ノ水~四ッ谷~新宿~中野~三鷹~国分寺~立川~(この区間は各駅に停車)~高尾、大月、青梅方面
通勤快速(平日夜の下りのみ運転)の停車駅
東京→神田→御茶ノ水→四ッ谷→新宿→中野→荻窪→吉祥寺→三鷹→国分寺→立川→(この区間は各駅に停車)→高尾、大月、青梅方面
通勤特快の停車駅(平日朝の上りのみ運転)
大月→(この区間は各駅に停車)→高尾→八王子→立川→国分寺→新宿→四ッ谷→御茶ノ水→神田→東京
青梅発の通勤特快は、青梅から立川まで各駅に停車であります。
ホリデー快速おくたま・あきがわ号の停車駅(土休日のみ運転)
新宿~中野~三鷹~国分寺~立川~西立川~拝島~福生~青梅~御嶽~奥多摩
復路は東京行きとなり、新宿→東京間では、途中、四ッ谷、御茶ノ水、神田の各駅に停車となります。
ホリデー快速おくたま、あきがわ号は、E233系のH編成(6+4)編成による運転で、拝島駅から前の4両(7~10号車)があきがわ号(武蔵五日市行き、五日市線では各駅に停車)、後ろの6両(1~6号車)がおくたま号(奥多摩行き、途中、福生、青梅、御嶽の各駅に停車)となるけど、201系の時代には逆になっていました。
富士急行線直通の河口湖行きは、前の4両が河口湖行き、後ろ6両が大月止まり
五日市線、八高線直通列車は、前の4両が八高線直通の箱根ヶ崎または高麗川行き、後ろの6両が五日市線直通の武蔵五日市行きとなります。
乗換駅
東京 山手線、京浜東北線、上野東京ライン(東海道線・宇都宮線・高崎線・常磐線)、横須賀・総武快速線、京葉線、東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線、東海道・山陽新幹線、東京メトロ(丸ノ内線、東西線(大手町駅))
神田 山手線、京浜東北線、東京メトロ銀座線
御茶ノ水 中央快速線⇔中央・総武緩行線、東京メトロ(丸ノ内線、千代田線(新御茶ノ水駅))
四ッ谷 中央快速線⇔中央・総武緩行線、東京メトロ(丸ノ内線、南北線)
新宿 中央快速線⇔中央・総武緩行線、山手線、埼京線、湘南新宿ライン(横須賀線⇔宇都宮線、東海道線⇔高崎線)、小田急線、京王線、東京メトロ丸ノ内線、都営(新宿線、大江戸線(新宿駅または新宿西口駅))、西武新宿線(西武新宿駅)
中野 中央快速線⇔中央・総武緩行線、東京メトロ東西線
荻窪 東京メトロ丸ノ内線
吉祥寺 京王井の頭線
三鷹 中央快速線⇔中央・総武緩行線
武蔵境 西武多摩川線
国分寺 西武(国分寺線、多摩湖線)
西国分寺 武蔵野線
立川 青梅線、南武線、多摩都市モノレール線(立川北駅または立川南駅)
八王子 八高線(八王子~高麗川間、高崎方面へは、全て高麗川駅で乗換)、横浜線、京王線(京王八王子駅)
高尾 中央快速線⇔中央東線(大月、甲府、松本方面の列車)、京王高尾線
新宿駅の7,8番線(中央快速線の上りホーム)は、以前中央線特急ホームとして使われていた場所であるけど、現在の中央線特急ホームが中央快速線の上りホームとなっていたことにより、入れ替わっていたのであります。
中央快速線の下りの11,12番線は、新宿駅のリニューアル工事により、一時的に9,10番線の位置に入っていたことがありました。
中央線で一番最初に電化されたのは、甲武鉄道の時代の1904(明治37)年8月21日の飯田町(飯田橋駅の前身)~中野間であり、1922(大正11)年11月20日に国分寺まで電化された時に電車開通記念碑が建てられていました。
この時には、新宿駅の9番線を22時45分に発車する特急おうめ1号(青梅行き、この日はE353系のモトS119編成の9両編成(353-9)が使われていた)との並びを撮影することも出来ました。
おうめ1号は、青梅駅に23時55分(定刻の場合)に到着した後に、拝島駅の留置線まで回送され、翌朝の青梅6時16分発のおうめ2号で東京まで戻ることになるけど、今朝のおうめ2号には当然S119編成が使われていました。
こちらは、今週の土曜日(13日)に立川駅の2番線(青梅線ホーム)で展示され、8月31日(日)まで運転される予定となっています。
このように、初日を迎えた中央快速線のE233系T24編成によるオレンジ色のラッピング電車を撮影することが出来て良かったです。